「エジプト前」から「エジプト後」へ

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2023年9月に休暇をとってAさんと二人でエジプト旅行に行ってきたんですが、私たちはこの旅行で二人揃ってビフォーエジプト(B.E.)からアフターエジプト(A.E.)へと歴史的バージョンアップをしてしまいました。というのはちょっと大袈裟ですけれども、それくらい衝撃的な旅行になったということです。上の写真はギザのピラミッドが綺麗に見える丘から撮ったものです。パノラミックポイント、といえばほとんどのガイドさんがここに連れて行ってくれると思います。ここの近くにはNine Pyramids Loungeというレストラン・バーラウンジがあって予約をとっていけばこの景色を見ながら食事や飲み物を楽しめるということでした。私たちは行きませんでしたが、エジプトのお食事はどこに行っても全体的に普通に楽しめたし、特にAさんは好みのタイプの食べ物がたくさんあったしということで今度行くことがあれば行ってみたいと思いました。

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富士山の火口を覗く

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私と夫のAさんは割と長いこと富士山に登りたいと思っていたんですが、中長期的な体力作りや、私の一時帰国とAさんの休暇の擦り合わせや、山小屋の予約状況や、天候などの色々な要素がピッタリくることが必要で、2019年にも登ろうとしたんですが雷雨に見舞われてしまって、その後コロナがきて、やっと機会が巡ってきたのが昨年2023年の7月でした。上の写真は富士山の火口です。すでに登頂の喜びは噛み締めた後ではあったんですが、これが見えた時は「富士山の火口!」と興奮したのを覚えています。富士山の頂上のこのお鉢巡りの景色って、ほぼSFの世界です。火星とかそういうところに到着した気分。「火星っぽいよね!」と大騒ぎしたものの、もちろんそんなところには行ったことがないです。

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美しい山に囲まれたサンティアゴ・デ・チレ

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2022年の11月に(かなり前ですね)チリのサンティアゴに仕事で行ったんですが、飛行機の中からこうしてアンデスの山を越えていくルートにまず興奮して高まりました。北半球の冬は当然南半球では真夏なのですが、アンデスの山はかすかに雪をまとっていて綺麗です。初めてサンティアゴに到着してみて思ったんですが、当たり前の地形であるはずの山に囲まれた風景が、こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、限りなく阿蘇の外輪山に囲まれている私の故郷の熊本市のように感じられてしまってものすごく親近感を感じました。チリの皆さんは日本のことを好きな方が多く、特に漫画やアニメなどの、私の時代はサブカルチャーと言われていたものがメインストリームになってグローバルに羽ばたいているのを強く感じます。チリの方に、「このアニメ知ってる?」と全く知らないタイトルのアニメを紹介されてちょっと勉強になって楽しかったです。

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ボンチ良き良き

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イタリアといえばピザ、と連想する方も多いと思いますが、断言します。イタリアのピザは美味しいです。ちなみにイタリアで「ピザ」というと斜塔のあるトスカーナの町の名前だと思われる(ピサ、とも言いますがイタリア人はピザとも言います)のでここは心をイタリア人化して「ピッツァ」と言い張ることをお勧めします。私は個人的にはローマ風ピッツァよりもナポリ風ピッツァが好きです。こう言うと「どう違うの?」と思う方もいらっしゃいますよね。ローマ風は薄くてカリカリ、ナポリ風は分厚くてモチモチ、という説明が一般的なんですが、私としてはこの説明にはうーんと言うしかない、というか、本当に店次第なのでなんとも言えないんですよね。ナポリ風が分厚いかどうか、という根本的な部分も疑問がなきにしもあらず。と言うのも、確かにピッツァのフチは膨らんでいるのですが、(マリナーラなどの)ソースや具が乗っている部分は分厚いとは言い難いのではないでしょうか。とはいえ「モチモチ」には同感です。ナポリ風は確かに全体的にモチモチしてます。でもそれはどうしてかと言うと、多分焼き方(というか焼き時間)の違いがあると思うんですね。ナポリでピッツァを頼むと明らかなんですが、とにかく高温の薪オーブンでものすごく素早く焼き上がるイメージがあります。ローマ風はどちらかというともう少しじっくり、サクサクに仕上げる、というイメージ。そしてそこに第3のピッツァと言うものがローマには存在します。それがピッツァ・アル・ターリオ(切り売りピッツァ)。

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5月のウィーンでの週末

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Full Album is available at Vienna May 2022 | Flickr

5月27日の金曜日から30日の月曜日の早朝にかけて、仕事が終わってから超特急でパッキングをしてオーストリアはウィーンまで行ってきました。ウィーンに駐在している日本人のお友達のAさんが6月には日本に帰国してしまう、ということで、彼女がウィーンにいる間に会いに行きたいと思っていたのにぎりぎりになってしまったとはいえ、週末をとても楽しく過ごせたので大満足です。上の写真はウィーンに行くたびに、わざわざこのためだけにお腹を空かせて頑張って食べるおいしいシュニッツェル。2015年にウィーンに行った時にはCafe Landtmann Restaurant(カフェラントマン、表参道にも支店のあるウィーンの有名なカフェです、私も今知ったんですが、日本って本当になんでもありますね)でシュニッツェルをいただいたんですが、今回はPlachuttas Gusthaus zur Oper(プラフッタ・ガストハウス・ツァ・オパー、と読みます)というウィーンにも数軒あるPlachuttasという有名なレストランのフランチャイズの一つで名前の通り歌劇場の近くにあります。プラフッタはターフェルシュピッツ(牛肉のスープ)で有名なんですが、ここはどうやらシュニッツェルがシグニチャーということで楽しみにやってきました。お腹が一杯になってしまいそうなので、日曜日の午後、美術館を回ってから15時という微妙な時間に入ったので、特に待つこともなくスルッと良い席に連れて行ってもらえました。

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