カバー写真について

2018年ごろからブログのトップページはランダムにさまざまな写真を表示されるようにしました。それぞれの写真について知りたいというご質問を受けたので、それぞれ少しだけご説明しておきたいと思います。ご興味がある方だけどうぞ。

タイ駐在時代 (2017 – 2021: from the land of smiles)

ワット・サマーン・ラッタナーラーム
バンコクから車で1時間半ほどのチャチュンサオ県にある、ワット・サマーン・ラッタナーラームという寺院にある巨大なピンク色のガネーシャ像です。お願い事があっという間に叶うということでいつでも大人気だし、インスタ 映えするし、いいことばかり。住所はこちら:Moo 2, Tambom Bang Kaeo, Amphoe Muang Chachoengsao, Chachoengsao
ワット・パークナム・パーシーチャルーン
バンコク中心部から5キロ程度のトンブリー地区にある、SF映画のように輝く仏塔で有名なワット・パークナム・パーシーチャルーンというお寺です。こちらはご本尊ではないのですが、プラネタリウムのような天井画と、これでもかと豪華に金で飾られた内装とで異次元感を味わえます。住所はこちら:Thoet That Road, Bang Yi Ruea Thon Buri, Bangkok, 10160
ワット・マハタート
バンコクから車で2時間のところにある、アユタヤーの遺跡群の中の一つ、ワット・マハタートにある有名な場所です。ビルマ軍との壮絶な戦争の時に他宗教ということで首を落とされた無数の仏像にも鳥肌が立ちますが、こちらも、なぜか木の根は顔を覆わずに伸びていて、とても神秘的です。たくさんの観光客がこれをバックに写真を撮るのですが、仏頭よりも自分の頭が上にいかないように管理の方に注意されることがあるのでこれから行かれる方はご注意を。住所はこちら:Tha Wasukri Phra Nakhon Si Ayutthaya
ポメロサラダ
こちらは数あるタイ料理の中でも私の好物の一つ、ポメロサラダです。ポメロはいわゆるザボン、あるいはブンタンにものすごく近いものですね。タイ語では「ソムオー」と言います。タイ風のサラダのことを「ヤム」というので、これのタイ語での正式名称は「ヤム・ソムオー」。ザボンがなければグレープフルーツでも同じようなものができます。基本的には甘さ(椰子砂糖入ってます)、塩味(ナンプラー、魚醤)辛味(唐辛子少し)、旨味(必ず乾燥エビ粉が入っています)、そしてポメロ自体の酸味でタイの料理としては完璧なミックスになります。これにガーリック、シャーロット(小さな玉ねぎのようなものですね)、ライム、ピーナツ粉、ココナッツミルクなどを混ぜるというタイ人も多いです。本当に美味しいです。フランチャイズだと、マンゴツリーのポメロサラダ絶品なのでタイに観光にこられたら是非。
ワット・ポー
バンコクの王宮のすぐ近くにあるワット・ポーはタイマッサージでも有名ですが、この涅槃仏も必見です。全長46mもあって、高さも15m!仏像の足の裏には仏教の世界観の108の図が、美しい螺鈿細工にて施されていてびっくりなのです。ここではマッサージは医学です。住所はこちら:2 Sanamchai Road, Grand Palace Subdistrict, Pranakorn District, Bangkok
ジムトンプソンの家
タイで良く見かける蓮の花を使ったアートです。これはこんな花なのではなく、きちんと人が手を入れて花びらを折り紙のように折って作っているのです。写真はジム・トンプソンの家で撮りました。2020年の今、2005年に初めて来た時のゴージャス感は、もうここにはなく付属のカフェもショップも、観光客に嫌気がさしているのが良くわかるタイ人スタッフばかりで、観光客も悪いのかもしれませんが、あまり素敵とは思わなくなってしまいました。トンプソン氏の家は非常に興味深いです。マレーシアの森で行方不明になったということですが、多分殺されてしまったのでしょうね、タイのシルク王。住所はこちら:6 Soi Kasemsan 2, Rama 1 Rd., Bangkok
タイの太麺焼うどん
タイ料理といえばパッタイを思い浮かべる方も多いと思いますが、パッタイは実は1930年くらいに初めてメニューとして確立されたものらしいです。大戦時の米不足の時にコメを加工した乾燥ヌードルを広めようと言うことで、当時の首相が国民食コンテスト(!)を開催し優勝した料理がパッタイ的料理だったため、「炒める」と言う意味の「パッ」と国名の「タイ」をつなげてパッタイが「国民食」であると宣言したのですね。で、写真はパッタイではなく、パッシーイウ。これはアユタヤー王朝時代から、もしかしたらもっと前からある料理です。「パッ」は上述で意味が分かりますね。では「シーイウ」とは何でしょう?なんと「しょうゆ」です。醤油味で炒めてあるというわけですね。と言っても料理教室に3ヶ月通った私は知っています(ドヤ)。醤油と一言で言っても、このパッシーイウには3種類のお醤油が使ってあります。ナンプラー(魚醤)、大豆の醤油(シーイウカオ)、そして大豆の黒醤油(シーイウダム)です。最後の醤油はねっとりとしていてすごく甘いタイプです。パッシーイウは大体のタイ料理屋さんならあると思いますし、ローカルのおばちゃんやおじちゃんが作ってくれたものが一番美味しいです。モチモチしたお米の太麺(センヤーイ)が基本なので相性がいい豚肉(ムー)でどうぞ。コー、パッシーイウ・ムー、とご注文ください。
ワット・アルン
チラッとGoogle先生に聞いてみたらタイ国内にはお寺というものが使われているものも遺跡になってしまったものも含めて全部で何と、40,717社もあるそうです。なんと。でもね、日本も結構すごいのですよ。寺院系は77,256社、神社系に至ってはなんと81,000社以上あるそうです。いやいや神様仏様。写真はその中でも私が訪れたたった20くらいのタイのお寺の中で、私ランキング1位の、別名「暁の寺」、ワットアルンです。欠けたお皿やお茶碗を使ったデコレーションがなんともいえず良い味を出していて、モチーフとして使われている模様はまるで一流ブランドのシンボルのようで、夕陽に映えていてチャオプラヤ川の川面にもしっかり映えていて、これ以上ベストポジションのシンプルな仏塔はない!と叫びたくなるほど完璧です。癒されます。住所はこちら:34 Arunamarin Rd., Wat Arun, BangkokYai, Bangkok 10600
アユタヤーの象
こちらタイでよく見かける観光用の象さん。アジアっぽくていいなとは思うし、昔の人はこうやって移動していたのだろう、とも思って感慨深いけれど、これって動物虐待なのでは?と思う人も多いのではないでしょうか。それで色々と調べてみると、象さんに人間の言うことを聞かせるために、赤ちゃんの頃から拷問のような虐待を加えて、反抗できないような心理状態を作る、ということは本当にあった(ある)ようですね。サーカスのダンボのことを思い出しますね。象つかいの人は怖い鞭のようなものを持っているので、あれで叩かれるのは本当に痛いだろうなと思ってしまいます。ですが、タイのアジア象は、実は現在絶滅危惧種。タイの政府もどうやって保護していくかとても悩んでいるんですね。エレファントファームに連れてこられた、過去に虐待を受けていた(つまり人間の言うことをよく聞く)老いた象たちは人間と同じように80年くらい生きることもあるそうです。そのような穏やかな象たちにお絵かきをしてもらったり、こうして観光客を乗せてもらったりして、保護の資金にすることも多いとか。人間って勝手ですね。でも、忘れてはならないのは象はもともと穏やかですが、発情期の凶暴さ(ムスフ状態)は人間には全く手に負えないそうです。象を自然に戻してあげることも大事ですが、村まで下りてきて人間への脅威となった時、殺すしかないというのが現状なのです。みんなに愛されるけどやっぱりちょっと怖い。私はもう象には乗りませんが、観光で象に乗る時は、お高い料金は保護に使ってね、と心で祈ってあげてください。
コー・サメット
バンコクから3時間、車でラヨーン県のバーンペー桟橋というところまで行くと、ジェットボートで15分であっという間に到着するサメット島です。ローカルのタイ人スタッフが付かず離れずのサービスをしてくれるのが本当に嬉しい。バンコクから一番近い離島ということで定宿になりそうです。島の北東にホテルがたくさん集まっていますが、私は南側のこの静かなアオキウビーチが素敵だと思いました。いろんなマリンスポーツも軽くできて、海の青さも完璧です。リゾートの住所はこちら:Paradee Koh Samet, 76 Moo 4, Tumbol Phe, Amphur Mueng, Rayong 21160

日本からの発信 (Dec 2020 – April 2021: from the land of the rising sun)

2021年にローマに引っ越してくる前に、入学式の時期を待たずに日本では桜が散ってしまいました。毎年のことなのに桜が咲くと少しだけ焦る気持ちがします。お花見も我慢のご時世ですがいつか楽しくピクニックしながらのお花見ができる日が来ますように。
私の愛する故郷の象徴、熊本城です。これは2016年の熊本地震より前の写真です。今は瓦がとても白くて美しいと聞きました。なるべく早く熊本城をまた訪れたいです。
茨城県のひたち海浜公園のみはらしの丘のコキアとコスモスです。ネモフィラもとても綺麗だと聞きます。とても非日常な風景が広がっているので、またゆっくり訪れることができたら、と思っています。
奈良は飛鳥村の石舞台古墳です。くぐってみると意外に普通な感じがしますが、これは実は元々盛り土がされていて地下だったもの。そう思うと、こんな大きな岩をどうやって!と驚きます。飛鳥は広いようで狭く、自転車でスイスイと田園風景を楽しみながら観光できて素敵なところでした。スピリチュアルな雰囲気が、ないでもない。
熊本県阿蘇郡の小国町にある鍋ヶ滝です。小国は黒川温泉から近いので温泉に飽きたら小国観光がおすすめです。小国のそば街道、アップルパイやメロンパンが美味しい林檎の木、そしてこの鍋ヶ滝と色々と楽しめるはず。
意外とみなさん行ったことない、とおっしゃるスカイツリーですが、上のレストラン 634は素敵でしたよ。お料理もこういったランドマーク的な場所にしては結構美味しかったと思いました。
まだ東京の築地市場があったときに早朝からマグロのせりを見た後ぱくぱく食べるお寿司屋さんです。並ぶのは大変ですが、本当に美味しかった!
京都では、いつ見ても美しい金閣寺です。2021年に新しく修復が終わって、すっかり屋根まで黄金色になったと聞きましたが、この写真はそれ以前のものです。
日本の蚊除けといえばこれですよね。蚊取り線香の香りが漂う夏の夜の雰囲気はすっかり昭和のイメージになってしまったんでしょうか。私もそうですがみなさんマンション住まいで、庭先での線香花火、なんてもはや贅沢なのかもしれません。
京都のホテルで石庭ならぬ、瓦庭が思った以上に素敵だったので撮影しました。瓦を縦に埋め込んであるそうです。斬新な枯山水。
京都は嵐山の竹林です。こうやって写真に納めると神秘的に見えないでもないですが、実際は観光客がたくさんいて結構イメージ台無しだったりもします。でもそれが京都なんですけどね。
本物の富士山を見ながら露天風呂に入りたい、という父の特殊な希望を聞いて、両親の古希のお祝いに空気が澄んでいる2月に伊豆まで行って、願いを叶えてあげることができました。実際に露天風呂に入って壁の絵ではない富士山を眺めてみたら、心の底から幸せな気持ちになれたので富士山パワーだな、と思いました。
日本らしい景色を、と外国のお友達に言われてこれをあげたら超絶喜んでくれたので、調子に乗ってよく使っています。東京は日比谷のガッジーラです。
大手町のアマン東京に泊まった時の朝食が全部全て美味しすぎたので記念に写真を撮りました。日本の朝食ってどんな感じ?と聞かれたときに、私が作るヘボな朝食を「我が家の普通の朝食」と紹介したあと、「すごく贅沢な和朝食はこんな感じよ」と言ってこれを見せることによって、うっかり日本を代表してしまった挙句日本の誇りを損なわないように頑張っています。
非常に歴史的な、日本がホストした2019年のラグビーW杯ですが、私にとっても一生忘れられない感動的な思い出になりました。ブレイブブロッサムズ、本当に感動を与えてもらいました。またラグビーにスポットライトが当たるようなこんな日々が来るといいな。
梅雨の時期にうっかり日本に帰ってしまって、毎日毎日雨がしとしとしとしとと永遠に降り続けるので本当に心が折れそうになりましたが、そんなときにハッとするほど光って見えた紫陽花です。こうやって写真で見ると、一つ一つ色が違って見えてそれも本当に素敵。
夫のAさんは大阪出身なんですが、なんと、タコにアレルギーがあるので一緒にたこ焼きを楽しむことができないという衝撃的な事実があります。ので、二人で楽しむのはお好み焼き。丸の内の「きじ」さんです。大阪だと二人で行くのはフランチャイズですが間違いのない「鶴橋楓月」さんです。
ちょっと日本っぽいかなと、人力車を写真に撮ってみました。隣のカフェ、パンデミックで休業中と聞きましたが、味も雰囲気も大好きなので再開できるといいなと祈っています。