私の平日のローマ

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日本は連休中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。私は5月半ばまで出張がないので久しぶりにゆっくりとローマを堪能しています。以前にも書きましたが、イタリアといえばピッツァ、時々平日の夜に同僚や友人と一緒に食べに行くことがあります。先週の木曜日は職場の近くのNuma al Circoというところでプロヴァンスに住むフランス人の友人、カメルーン人の同僚、インド人のコンサルタント、ベニン人のインターンの人と5人でハッピーアワーでピッツァをいただきました。そしてその前の週には日本人の友人のOさんとEmmaというピッツェリアに行きました。実はOさんと私はここには二人で結構通ってしまっているんですね。先週はアンチョビがのったブッファラ(水牛モッツァレラ)マルゲリータをいただきましたが、写真は結構前の写真で冷製ブッファラのマルゲリータを頼んだ時のものですね。シンプルにマルゲリータ&ブッファラピッツァも美味しいです。写真の時にOさんが頼んだのはホワイトピッツァ(ピッツァビアンカ)にプロシュート(生ハム)のようですね。ちなみに前も書いたかもしれませんが、イタリア人にとってピッツァのお供の飲み物は基本的にはビールかコカコーラです。ワインを飲んでもいいんでしょうけれど、そんな人がグループにいると私のイタリア人の友人はほぼ全員「え、ワイン?」と怪訝な顔をします。イタリア人はこういった細かい食のルールにまあまあうるさくて時々笑えます。

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15年目のイタリアンクッキング

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私は2006年の1月31日からイタリアに住み始め、途中2017年から2020年まで丸4年のバンコク生活を除くと、今年の2月1日でそんなイタリア生活も15年目を迎えたことになるんですね。そんなイタリアで私もいろいろなところへ行き、興味深い人々に出会い、別れ、といろいろな経験をしてきたわけですけれど、なんとイタリア料理教室には行ったことが無かったのです(大袈裟)。バンコクではかなり熱心に通ったというのに。それで今年の3月、職場の同僚の皆さんと仕事上のチームワークを良くするための活動の一環としてクッキングクラスに参加することにしました。ピザを作るコースとパスタを作るコースとあったのですが、私はパスタコースに参加してみました。一緒に参加したのはアメリカ人3名、ポルトガル人1名、インド人1名、私(日本人)1名の6人のグループ。

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美しい山に囲まれたサンティアゴ・デ・チレ

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2022年の11月に(かなり前ですね)チリのサンティアゴに仕事で行ったんですが、飛行機の中からこうしてアンデスの山を越えていくルートにまず興奮して高まりました。北半球の冬は当然南半球では真夏なのですが、アンデスの山はかすかに雪をまとっていて綺麗です。初めてサンティアゴに到着してみて思ったんですが、当たり前の地形であるはずの山に囲まれた風景が、こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、限りなく阿蘇の外輪山に囲まれている私の故郷の熊本市のように感じられてしまってものすごく親近感を感じました。チリの皆さんは日本のことを好きな方が多く、特に漫画やアニメなどの、私の時代はサブカルチャーと言われていたものがメインストリームになってグローバルに羽ばたいているのを強く感じます。チリの方に、「このアニメ知ってる?」と全く知らないタイトルのアニメを紹介されてちょっと勉強になって楽しかったです。

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チュロスとゲルニカ

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Full Album is available at Madrid Aug 2022 | Flickr

マドリード生まれでマドリード育ちの友人、Lが1ヶ月もしたらローマに引っ越してくることになって、引っ越しまでにマドリードに遊びにきてよ、と言ってくれたのでお言葉に甘えてマドリードまで8月の最初の週末に行ってきました。上の写真はチョコラテリア(ホットチョコの老舗)であるサンヒネス(San Ginés)のチュロスとポラス(太い方)です。朝食にお腹を空かせて1キロほど歩いて行ったにもかかわらず、私にはチュロス1本半、ポラス1本、チョコラーテは半分が限界でした。残りは左隣にいたメキシコ人の母娘の旅行客と左隣に座ったイタリアはナポリから来た二人の青年がもらってくれました。こういう時におひとり様はちょっと困りますね。でも味はとても素朴で美味しかったです。ポラスは初めて食べたのですが、チュロスよりもカリカリ感が少なく、フワッとしていて、チョコラーテに浸した時の満足感がチョコドーナツの満足感だったので、ああ、これを好きな人はいるだろうなぁと納得しました。ちなみにバルセロナではチョコラーテにホイップクリームたっぷりのものをスイソと言っていましたが、マドリードでは普通にイタリア語(チョコラータ)に似ている(というより複数形そのもの)チョコラーテ、と言っていました。フランス語だとショコラショゥというので同じラテン語系でもそこそこ難しいですよね。

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5月のウィーンでの週末

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Full Album is available at Vienna May 2022 | Flickr

5月27日の金曜日から30日の月曜日の早朝にかけて、仕事が終わってから超特急でパッキングをしてオーストリアはウィーンまで行ってきました。ウィーンに駐在している日本人のお友達のAさんが6月には日本に帰国してしまう、ということで、彼女がウィーンにいる間に会いに行きたいと思っていたのにぎりぎりになってしまったとはいえ、週末をとても楽しく過ごせたので大満足です。上の写真はウィーンに行くたびに、わざわざこのためだけにお腹を空かせて頑張って食べるおいしいシュニッツェル。2015年にウィーンに行った時にはCafe Landtmann Restaurant(カフェラントマン、表参道にも支店のあるウィーンの有名なカフェです、私も今知ったんですが、日本って本当になんでもありますね)でシュニッツェルをいただいたんですが、今回はPlachuttas Gusthaus zur Oper(プラフッタ・ガストハウス・ツァ・オパー、と読みます)というウィーンにも数軒あるPlachuttasという有名なレストランのフランチャイズの一つで名前の通り歌劇場の近くにあります。プラフッタはターフェルシュピッツ(牛肉のスープ)で有名なんですが、ここはどうやらシュニッツェルがシグニチャーということで楽しみにやってきました。お腹が一杯になってしまいそうなので、日曜日の午後、美術館を回ってから15時という微妙な時間に入ったので、特に待つこともなくスルッと良い席に連れて行ってもらえました。

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