ブリティッシュ・ユーモアとストーンヘンジ

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わざわざ極寒の2月に行くこともないだろうに、とスコットランドの友人に言われつつもイギリスに週末に一人で旅行に行った時のことを書き留めておきます。写真でわかるようにストーンヘンジにどうしても行きたかったのです。寒そうに真ん中に後ろ姿で立っているのが私。この時は帰る時間だったのですが最後にどうしても心残りで、このストーンヘンジのガイドツアーで知り合ったアメリカ人の女の子Sに撮ってもらいました。本来はストーンヘンジはこんなに近づけないのですが、このツアーは開園時間前に入ることができて、こうして石の間にも入ることができるものです。せっかくここまで行くならそういうツアーが絶対いいと思うので興味がある方はぜひ探してみてください。色々なツアー会社があると思いますが私はEnglish HeritageのサイトからStone Circle Experienceというのを選びました。

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ドゥバイで私も考える

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先週はドゥバイで会議でした。上の写真はドゥバイ未来博物館。将来の食糧保障を考える上で、世界の国々はそれぞれの立場で様々な困難を抱えていると思いますが、中東はそんな意味でも特殊な位置にいるといえます。化石燃料資源に恵まれていてリッチで先進的なイメージのあるドゥバイですが、貧しい漁村だった1966年に石油が発見されてから国がお金持ちになるまでがものすごく短かったため、経済的な成長と国の能力的な成長に差が出てしまっていて、お金はあるけれど(能力のある)人がいません、という状況になりやすいのです。これは近隣のアラブの国々でも同じではあるんですが、資源があるところとないところでは貧富の差が激しすぎます。そして砂漠の多い地域では気候変動の問題が日本やヨーロッパにいる私なんかが感じるよりもずっと深刻で身近です。毎年のように最高気温の記録が上がっていて一般の人でも日々そこはかとない恐怖を感じるそうです。しかも肥沃な土地が少ないため農業が発展しているとは言い難い上に、リッチであるがために農業に従事しようという人は少なく、自給率はたったの17%で、日本よりもその低さは深刻です。それなのに地政学的には世界の中でも不安定な国々が地域に集まっていて、食糧危機に備えるために必須である地域内での多国間の協調や共同活動が難しすぎるわけです。これでもうすでに泣き面に蜂状態なのにさらに、土地柄水不足が常態化していて、しかもドゥバイでは先日の2年分の雷雨での大洪水に見舞われるわけですから一体何をどうすればいいのか、そこから手をつければいいのか、という政府の人々も少なくないです。国連のプロジェクトだと、途上国では「もうすこしお金があれば」というような状況もよくあるのですが、ここでは「お金はあるのに」という話し合いになるのがかなり特殊です。

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「エジプト前」から「エジプト後」へ

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2023年9月に休暇をとってAさんと二人でエジプト旅行に行ってきたんですが、私たちはこの旅行で二人揃ってビフォーエジプト(B.E.)からアフターエジプト(A.E.)へと歴史的バージョンアップをしてしまいました。というのはちょっと大袈裟ですけれども、それくらい衝撃的な旅行になったということです。上の写真はギザのピラミッドが綺麗に見える丘から撮ったものです。パノラミックポイント、といえばほとんどのガイドさんがここに連れて行ってくれると思います。ここの近くにはNine Pyramids Loungeというレストラン・バーラウンジがあって予約をとっていけばこの景色を見ながら食事や飲み物を楽しめるということでした。私たちは行きませんでしたが、エジプトのお食事はどこに行っても全体的に普通に楽しめたし、特にAさんは好みのタイプの食べ物がたくさんあったしということで今度行くことがあれば行ってみたいと思いました。

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富士山の火口を覗く

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私と夫のAさんは割と長いこと富士山に登りたいと思っていたんですが、中長期的な体力作りや、私の一時帰国とAさんの休暇の擦り合わせや、山小屋の予約状況や、天候などの色々な要素がピッタリくることが必要で、2019年にも登ろうとしたんですが雷雨に見舞われてしまって、その後コロナがきて、やっと機会が巡ってきたのが昨年2023年の7月でした。上の写真は富士山の火口です。すでに登頂の喜びは噛み締めた後ではあったんですが、これが見えた時は「富士山の火口!」と興奮したのを覚えています。富士山の頂上のこのお鉢巡りの景色って、ほぼSFの世界です。火星とかそういうところに到着した気分。「火星っぽいよね!」と大騒ぎしたものの、もちろんそんなところには行ったことがないです。

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ぼくの叔父さん

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3月の半ばに甥っ子のKがローマに遊びにきてくれました。ちょうど小学校を卒業して都会っ子が避けては通れぬ中学受験の洗礼を受けて、やっと訪れた短い春休みの塾講習の合間を縫って弾丸のローマ旅行。実はKのお姉さんであるMは小学4年生の時にローマに来ているので、本来ならばもう少し前に来ていてもおかしくなかったのですが、色々と忙しくてやっと機会が訪れたのが今年だったのでした。母親である私の姉に一緒に来てもらいたかったのですが姉も仕事が忙しく、どうしようか、となったときに私の夫のAさんが「連れて行ってあげるよ」と言ってくれてこの上の写真の凸凹コンビの爆誕となったのでした。

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