富士山の火口を覗く

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私と夫のAさんは割と長いこと富士山に登りたいと思っていたんですが、中長期的な体力作りや、私の一時帰国とAさんの休暇の擦り合わせや、山小屋の予約状況や、天候などの色々な要素がピッタリくることが必要で、2019年にも登ろうとしたんですが雷雨に見舞われてしまって、その後コロナがきて、やっと機会が巡ってきたのが昨年2023年の7月でした。上の写真は富士山の火口です。すでに登頂の喜びは噛み締めた後ではあったんですが、これが見えた時は「富士山の火口!」と興奮したのを覚えています。富士山の頂上のこのお鉢巡りの景色って、ほぼSFの世界です。火星とかそういうところに到着した気分。「火星っぽいよね!」と大騒ぎしたものの、もちろんそんなところには行ったことがないです。

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ギリギリ間に合ったお花見

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4月8日に飛行機に乗って9日に羽田に到着して、一年ぶりに日本の春を満喫しています。今回の帰国は欧州のワクチンパスポートのおかげで自主隔離は1日もなく、非常に快適に帰国することができたのですが、ロシア・ウクライナ情勢の影響でフィンランドのヘルシンキからグリーンランド、アラスカ、カナダ方面を回って日本列島を南下する航路で飛んだので、ヘルシンキからなんと15時間以上もかかりました。ローマからヘルシンキが3時間くらい、ヘルシンキ空港で4時間ほど待ったのでローマの家のドアから日本の家のドアまで合計30時間ほどかかりました。でも全然疲れなかったので平気なんですけどね。そしてすぐにちょっと外に出てギリギリ残っていたこの桜を見ることができて、日本人としての責務を果たした気分です。でもこの日も風が強く、桜は散りまくりでしたけどね。

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日本での年末年始

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2021年は11月の末に日本に帰国して、2022年に入ってからの1月の2週目まで、日本での年末年始を過ごしました。飛行機に乗る前にローマで陰性証明を取ってからの移動となるわけですが、その時は次の変異株はニューだと思っていたのでオミクロンのことは全く話題にも出ず、羽田に到着してから迎えにきてくれたAさんと初めてオミクロンの話をしたくらいだったのですが、そこから1日か2日くらいであっという間にいろんな国で流行り始めてしまいましたが、日本はまだ異常に少ない感染者数という状況でした。そこから2週間の帰国者としての自主隔離をして(その間テレワークをさせてもらえました)、実質3週間の休暇を穏やかに過ごすことができました。上の写真は羽田から車で帰る時に見たスカイツリー。

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のかなと思う文法

最近テレビのニュースなどで比較的若い方がインタビューされていて、質問にテキパキと、的確なことをスラスラとお話しするのを目にすることが多く、いちいち「エラいわー」とおばちゃん目線で感心してしまうんですが、いつも「ん?」と引っかかってしまうのが、この「のかなと思う」文法です。特にアスリートの皆さんに顕著ですが一般の方もたくさん使っていらっしゃるように感じます。若い方々だけではなく、インタビューやコメント慣れされている方々だと年齢に関係なく使われていますね。例えを出すと:

「これに勝てば、記録となる3連覇ですが、意気込みをお聞かせください。」「そうですね、記録は特に意識していません。目の前の試合を一つ一つ大切に戦ってきましたので、落ち着いて同じように戦っていけば、自然と結果はついてくるのかなと思います。」

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イタリア語思い出し復習編

私のブログで「イタリア語」を検索してみると、時には真面目に、時には笑い転げながら、時には自分の記憶力のなさに呆れながら、私がそれなりにイタリア語を勉強「しよう」としている姿が何年越しかに浮かび上がってきます。そしてタイに行った2017年、私は自分自身に非常にがっかりすることになります。何故なら2005年には市場で自由にクイッティアオの中身や、ガイトーッの鶏肉のパーツを説明して好きなものを選んで食べ、布地を安く買っては縫ってくれる人のところにいてワンピースをオーダーしたりしていた私は、2017年にレストランで「レモンティーください(コーチャーマナーウカー)」と言っても「チャーアライナ?(何茶って言った?)」と怒られたり「砂糖入れないでください(マイサイナムタームカー)」を頑張って言っても「ノーシュガー?」とあっさり英語であしらわれたりするだけのタイ語力しか残っていなかったから。そこでタイでイタリア語に触れることはほとんどないまま4年が経ってしまった私に一体何が残っているのかと考えた時、更なるがっかりが訪れると思われます。そこで日本にいる間だけでも、天下のNHK様のイタリア語講座(ラジオ、テレビ)で、目についたイタリア語をちょっと復習しておく努力をしようと思ってこれを書き始めました。出てくるイタリア語の順序は全く脈絡がないのと、内容が超絶入門編なのはあしからず。

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