五感に癒しのドロミテ(ドロミーティ)

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9月の末に夫のAさんとイタリア北部のトレンティーノ州のドロミテ(イタリア語だと複数形になるのでドロミーティ)を訪れました。ローマから電車で5時間弱でトレント駅に到着し、そこからはレンタカーです。実はボルツァーノ駅の方が近いのですが、トレントの方が町が少しだけ大きく、レンタカーのチョイスもよさそうだったので、運転を楽しむことにしてトレントから車で2時間ちょっとのブレッサノーネというエリアにある山岳リゾートに泊まることにしました。とはいえ、到着した日の気分が二人とも最高で、景色の良いところに寄ってからチェックインしようよ、ということになって行ってきたのが上の写真を撮影したサンタマッダレーナという小さな村。本当に絶景です。

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村に到着して車を駐め、しばらくハイキング気分で村の農道を歩いているとこういったのどかな風景が広がります。先に見えているのは教会のとんがり屋根。この教会を含めた景色が美しいということでここにわざわざ写真を撮りにくる観光客は多い、という話を聞いていたのですが、到着した時は人はまばらといった感じでした。

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いざ丘を登って教会に着いてみると、小さなカソリックの素朴な教会がポツンと建っていました。ここまで来ると確かに観光客が割と多いなと思ったのですが、多分団体さんがマイクロバスで到着した、という状況だったみたいです。そして、よくよく聞いてみると聞こえてくるのは懐かしのタイ語。おそらくタイの富裕層の団体観光客ですね。それにしてもこの教会の先に見えるプエツオードレ自然公園にあるプエツ山群が絶景です。いわゆるドロマイト(苦灰岩)の聳え立つ山々は、単純にすごい、という言葉しか出てこなくなってしまって、完全に語彙不足になる景色です。

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教会の向かい側には小さなマリア様の祠がありました。イタリアにはいろんなところにこういった祠があって、小さなマリア様が佇んでいたり、壁に埋め込まれていたりしてハッとさせられます。スタイルとしては、祠ではあるのですが、何かを祀ってあるというよりはどちらかというと尊敬の念だったりお守り的な意味だったりすることが多いみたいです。ドロミテに私たちは合計3泊しかしなかったのですが、毎日本当に天気に恵まれて、こういった真っ青な空の下、本当に綺麗な空気と水を十分に味わって、感動の4日間でした。また絶対に戻ってきたい、という気持ちになれたのもよかったです。泊まったところも、食べたものも、他に訪れたところも全部良かったので、またここで紹介しますね。

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