マリトッツォ、そしてダークチョコ

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今日は土曜日、朝からランニングはどこに行こうかなと考えて、ローマは南のポルトゥエンゼまで電車の線路沿いに走ってきました。というのも「ご褒美」があった方が嬉しいなと思ったので、今日本でかすかに流行っている(Aさん談)というマリトッツォというローマのお菓子というか朝食を買いに行くことにしたのです。このバールにはIl Maritozzaro(マリトッツァーロ)という名前までついているので専門店なのかな、と思って目的地に設定しました。でもローマではマリトッツォはそこそこ普通の朝食の一部なので、50%くらいの確率で色んなバールに置いてあります。確率がちょっと低めなのは、みなさん結構コルネット(イタリア版のクロワッサン、バターが入ってないことが多いです)を朝食に食べることが多いので、数をそんなに用意しないかもしれないからです。マリトッツォを知らない方のために書きますが、上の写真の奥にずらっと斜めに置いてある巨大ブリオッシュにホイップクリームがたっぷり挟まっているのがマリトッツォです。ちなみに複数形はマリトッツィに語尾が変化するので1個だけ買うとき以外は「マリトッツォ」と滅多に言わなのでイタリア語ってそこそこ難しいですよね。このタイトルもマリトッツォにするかマリトッツィにするかちょっと悩みました。Aさんに聞いたところ、今日本で流行っているマリトッツォはこんなに巨大じゃなく、丸い可愛らしい形にホイップの種類がいろいろあって「映える系」らしいです。

で、ご褒美効果すごいですね。家から20分くらいで走れるかなと思ったら、12、3分くらいで私はもうすでにこのバールの前にいました。気持ちがはやりすぎです。冷凍保存できるので3つも購入して結構しっかり目の箱に入れてもらいました。が、ここで盲点です。私は初めてランニング中に買い物したものを持つことになったんですね。日本で週末ランニングしていたときはAさんと一緒につくばの美味しいパンをランチ用に買ったりしていたのですが、いつもAさんが小さなリュックに入れて走ってくれていたんです。私は超ミニウエストポーチ的なものをつけて走っていて、一応エコバックも持っていたんですが、一度そのマリトッツィ入りの箱をエコバックに入れてしまうと、もはや走れない!なんということでしょうか。ですから復路はしっかり25分以上かけて早歩きのような感じで家に帰りました。今度からランニングと買い物は別々にしよう。そして今気付くAさんとAさんのリュックのありがたさ。日本ではお世話になりました。

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ところで先日友人のAと、ダークチョコレートの魅力についてエンドレスに語っていたら、木曜日の午後にAが突然やってきて、「ちょっとしたプレゼントをあげたいの」と言ってこのチョコが20個くらい入ったパッケージをくれて「ブォンラヴォーロー!」(良いお仕事をね)と言いながらあっという間に去っていきました。ボローニャの伝統の有名なチョコレート屋さん、Majaniのブロックチョコです。そのときはオンライン会議中だったのですが、その日の仕事が終わってからいざ食べてみると、パッケージの中にはこの3種類が入っていて、私にとっては、この真ん中の75%が最高のバランスでした。

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日本でもAさんが、割と頻繁に、私のお気に入りのこの明治THEチョコレートを買ってきてくれて、この70%カカオの美味しさに身悶えしていたんですが、ダークチョコレートってどうしてこんなに美味しいのでしょう。最近スイーツもダークチョコを使ったものが増えてくれているし、コンビニのお菓子にもダークチョコがたくさんあるし、チョコ大好きな私にとって素晴らしい世界になっています。ダークチョコって、ひとかけらだけで十分満足できて、香りが異常に良く(ちょっと中毒になりそう)、ゆっくり口溶けを楽しめるし、ぱくぱく食べたくならないのもいいな、と思います。脳にも良さそうな雰囲気があるのもマル(本当に良いかどうかは置いておいて)。ヨーロッパだとスイスの方がチョコレートは有名だったりしますが、イタリアもなかなか頑張っています。トリノにあるVenchiCaffarelが日本では結構知られていますが、このボローニャのMajaniも知名度が上がるといいなと思います。

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