苔庭の京都

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Full album is available at Kyoto Dec 2020 | Flickr

緊急事態宣言下の日々ですが、私は夫のAさんと元気に静かに暮らしています。買い物はなるべく一人で行くことにしているので別々にちょっと出かけることはあっても、基本的には家で過ごしています。ジムも閉まってしまったのでちょっと運動不足が気になるところですが感染状況が収まるまではみんなで我慢して協力し合うのが一番ですよね。今日はかなり時間が経ってしまったのですが、私の帰国後の自主隔離が無事終わった頃に行った京都のお話です。

京都は人生の中で5回以上は訪ねていると思うのですが、私は二条城にも伏見稲荷にも行ったことのない京都初心者なので今回は伏見稲荷をゆっくり見てみようということになりました。まずはコテコテなんですけど稲荷寿司で腹ごしらえ。

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袮ざめ家(ねざめや)さんというお店で頂いたお稲荷さんには麻の実(おのみ)が入っていて珍しく、このお店は秀吉も立ち寄ったという老舗らしいんですが、ちょっと残念なところでした。実は私ほとんど辛口レビューしないんですが、ここはあまりにも微妙すぎたので。まず、お店はソーシャルディスタンスで空いているのに掃除が行き届いておらず、驚くほど不潔で椅子がべたついています。そして京都の観光客相手の物価なのかもしれませんが、おかしいくらい高い。それなのに量は少ない、というより食べる部分がほぼない、スズメにウズラ。ちょっと水分の多いお揚げさんも、せっかく関西の出汁が好きなAさんと二人で首を傾げる味でした。そして雰囲気も、相席をするように、という注意書きや、一人一品必ず頼むように、というお願いがかなり厳しい感じで店中に貼ってあって、まあそういうものなのかもしれませんがかなり萎縮しました。まあこういうのは旅の雰囲気を楽しむものですからいいんですけどね。綺麗なところで美味しいものが食べたかったら、ここじゃない方がいいと思います。京都から帰ってきて、つくばで近所の評判のお団子屋さんの稲荷寿司を食べたら超絶美味しくて感動したくらいです。

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一応お腹は満足したのでそこから伏見稲荷を散策。途中で姪っ子で中学2年生のMちゃんからフェイスタイムがかかってきたんですが、彼女が「伏見稲荷にいるの?」「お祀りされているのは宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)とか五人いるんだよ」「その神様の中には田中とかいう普通の名前の人もいるんだよ、ウケる」とスラスラというので、半世紀近くそんなことは何も知らず、伏見稲荷に行くこともなく生きてきた私は衝撃を受けてしまいました。中学受験ってそんなことも知ってないとダメなんでしょうか。ちなみに姪も伏見稲荷に行ったことはないそうです。

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ちょうどクリスマス時期だったのですが、コロナのこともあり、チェックインした後はホテルに2泊3日する間、観光することもなくじっと過ごしました。ホテルに温泉もあったし、ちょっとしたハイキングに似たお散歩もできたし、敷地内でも割と忙しく過ごせたと思います。写真はクリスマスディナーのデザートのモンブラン。ホテルは苔庭に覆われていたのでこのお皿もデコレーションもそんな感じがして素敵でした。たくさん苔庭の写真を撮ったので下にご紹介して終わりにします。京都、コロナ収束後に是非また行きたいです。

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2 Replies to “苔庭の京都”

  1. 素敵な写真、ありがとうございます。とても綺麗ですね。

    小中高と京都で育ったので伏見稲荷は何度か行きました。ですが、姪ちゃんの情報で、田中という普通の名前の神様がいることを初めて知りました。本当、ウケる、賛同です!もうこの先も田中神のことは忘れないと思います。

    モンブランもとてもおいしそうだし、他にもたくさん美味しいもの食べてリフレッシュしてくださいね。

  2. 絵美さん、今コメントにお返事していないことに気づきました。大変失礼いたしました。京都で小さい頃から長いこと過ごされたんですね。本当に羨ましいです。京都は知れば知るほど面白いところだし、自然もあるし、本当に綺麗なところがたくさんあって興味深いです。美味しいものもたくさんありますよね。またいろいろ教えてくださいね。

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