ここしばらく、週末でも家でだらだらする毎日を過ごしていたので、ここにも良く登場するリトアニア人の友達Dとふたりで、土曜日はローマの考古学ツアー(1時間半)に参加、日曜日はイタリア人のVも一緒に3人でローマ郊外のフラスカーティという町にあるヴィラでスパ三昧、という週末を計画して、しかも実行しました(誇らしげ)。まず土曜日。Dがメンバーであるローマの考古学コミュニティが集まって、Auditorium Mecenateというメルラーナ通りにある建物を見学できるというので、とりあえず興奮。なぜかというと、私は今までその前を通る度に「これってなんだろう?」と思っていたんです。ついにその中に入れるなんて、ちょっと嬉しい。
Continue reading “ローマを満喫の週末”冬の揚げタラとプンタレッレ
ローマのいわゆるチェントロ・ストリコ(Historic Center、歴史的中心地区)に写真のような小さな教会が埋もれているように見える歪んだ台形の広場があって、いつもそれなりの観光客でもにぎわっていたりするんですが、ローカルのローマっ子にも人気なのが、写真で微妙な行列ができているところ。看板には店の名前もなく、単にFILETTI di BACCALA’と書いてあります。最後の点はゴミではなくて、発音が語尾上げですよというアクセントサイン。
看板に書いてある通り、目玉はバカラ(塩鱈)のフィレの揚げ物。冬には嬉しいアツアツで出てきます。しかも、イタリアでは珍しく夕方の5時半から開いているので仕事帰りにふらっと寄って、ちょっと揚げ物をつまんで帰るという人もいます。人気なのでいつ行ってもこれくらいの人が周りをウロウロしています。夏も割と人気で外にテーブルが出るので観光客がたくさん座っているのを見ることもあります。
ここで頼むべきはローマでしか食べられない野菜、プンタレッレ。プンタレッレは秋冬のものなのでそれ以外にはどこにもありませんが、ローマ以外でもなかなかないのでおすすめです。ガーリックとアンチョビの美味しいドレッシングで和えてあって感激の美味しさです。そこにタラの揚げ物を頼んで(多分一人ひとつで日本人には十分のはず)アツアツのをフーフーしながら食べるのが良いです。イタリアのビールも合います。
イギリスのフィッシュ&チップスも美味しいですが、この素材の味とオリーブオイルの揚げ湯の味をとことん生かしたイタリアの揚げ魚、クセになります。メニューはとても単純だしこういうお店にしては親切なカメリエーレさんが多いのでローマ初心者でもイタリア語に不安があっても多分大丈夫ですのでどうぞローマに秋冬にいらしたときは是非試してみてくださいね。
カルネバーレとバレンタイン
さて先週はカルネバーレで町中が子供たちと紙吹雪にまみれていましたが、相変わらず友達のAと一緒に日曜日にお茶をしにお気に入りのパスティッチェリアのアンドレオッティに行きました。今年は写真をとっていませんが、去年紹介したフラッペのピスタチオバーションがあって、それが激ウマだったので覚えておきたいと思ってメモしてます。写真はバレンタインの小さなケーキ。かわいいでしょ。なんと!自分に買いました。I love youじゃなくてI love meですね。中はマロン風味のお酒の入ったちょっと大人なカスタードでした。イタリアのお菓子、甘くなくて美味しいです。ちょっと色は厳しいですけど。
物はいつか壊れる
木曜日にはジュネーヴから帰ってきていますが、実はジュネーヴに発つ前の土曜日の朝、ローマの自分の部屋で私はなんともいえない嫌な水音で目をさましたのでした。水道からポトポトと落ちる水音というよりは、不規則だけれども割と流れのある水の音。タタタータタッポトッポトッタタターというような。なんだろうと思って朝の6時ごろでしたが音のするキッチンに行ってみると、冷蔵庫のまわりが水浸しになっている。冷蔵庫も冷凍庫もドアは固く閉まっていて、緊張しながらそーっと開けると、開けた事を完全に後悔するような量の水がダーっと出てきました。本気で焦りました。
Continue reading “物はいつか壊れる”修理、魅せます
土曜日の今日は、朝から静かな雨がしとしと降っています。実は今日はお散歩でもしようと思っていたのですが、雨の中はいくら温暖なローマとはいえやっぱり寒いので一日家で過ごすことにしました。私のフラットのセントラルヒーティングは午前中は止まっているので、なんとか部屋を温かくするために、キャベツとパンチェッタのキッシュを焼くことにしました。まずはキャベツとチャバッタ(イタリアのパン)をコンソメでコトコト1時間煮て、オーブンでひたすら焼いているとお部屋もすぐにぽかぽかに。その間ヒマなのでWiiを起動して「Wiiの間」の番組でも見ようと思ってつらつらと見ていたら、この「修理、魅せます」の番組非常にいいですね。まだ5つほどしか見ていませんが、「本の修理」がとにかく素晴らしかった。
私はいままでも何度もここに書いていますが、「読書」が好きというよりは「本」の形とそれを所有することが好きなので、こういうのを見るとゾクゾクします。別に古書としての価値は私にとってはどうでもいいことで、「私が買った」「私がもらった」「思い入れのある」本たちがどんなに古くなったとしても、こうして本の修理屋さんというものが存在し、こんなにも美しく丁寧に修理をしてくれるんだと知っただけでそれはもう本当に心を揺り動かされる喜びを感じてしまいました。
さて、そのあとはキッシュが焼けるのに合わせてヴァージンモヒートを自分なりに作ってみました。私の自慢のバルコニーガーデンからミントを大量に収穫してきて洗って、オクソのスピナーで水切り。ライムをしぼって氷を入れたグラスにミントを入れ、少量のケーンシュガーを入れて、スプライトを注いで出来上がり。でもやっぱり当たり前だけどヴァージンモヒートというよりはミント入りスプライトですね。お店で出るヴァージンモヒートには何が入っているんだろう。それとキッシュを一切れ食べ、みかんを2コも食べてお腹いっぱいのランチになってしまいました。イタリアには結構日本のみかんに似たみかんがあります。マンダリーノと呼ぶのでいわゆるマンダリンオレンジなんでしょうけれど、かなり小粒でやわらかいです。
昼過ぎには姪っ子のMとスカイプ。義兄のSさんがいつも呼びかけてくれるので愛おしいMとおしゃべりできて本当に嬉しいです。ありがとうございます。姉ともしばらくおしゃべり。そしてそのあとお風呂に入ろうと思い立ち、「草津の湯」の入浴剤を入れて1時間のんびり雑誌を読んだり音楽を聞いたり至福の時を過ごしました。夕方には日本時間では深夜に近い時間なのに夜更かしをしている実家の母とiChatでどうでもいい話やシリアスな話や笑い話をさまざまに混ぜながら結局大笑いし合い、久しぶりにのんびりした土曜日を家でゆっくり楽しみました。結構私、ヒキコモリの素質があるかも。



