美味しいガラムプリー・トーッ・ナンプラー

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タイのお料理が好き、という方は少なくないと思います。美味しいポイントはニンニクや生姜などの美味しい味付けだったり、あのナンプラーのなんとも言えないコクのある美味しさだったりということもあるでしょうけれど、私がいつも思うのは、野菜をメインにしたお料理の多さ。キャベツのことを「ガラムプリー」というんですけど、上のお料理はそのキャベツのナンプラー炒め(言葉上は「揚げ」ですが実際は炒めているような感じです)で、こんなにシンプルな見た目なのに、本当に美味しいです。作り方も家庭料理なだけあってとっても簡単なので、興味がある方は是非ガラムプリートーッナンプラー、あるいはパッガラムプリーでレシピ検索してみてください。

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和食を作る時は、基本的にはお出汁をとるところから始まるので、例えば昆布を切ったり、鰹節を用意したりしたらすぐやることと言ったらお鍋を火にかけることですよね。イタリアにいる時は絶対にあのパスタ用の寸胴鍋にたっぷりのお湯を沸かすことがお料理のスタート。そしてタイではこの写真のコレがスタートです。「クロックヒン」と呼ばれる石臼と石棒のセットです。これは私がついに2018年に手に入れたものですが、小さいのに結構重いです。でもタイ料理には欠かせないのです。

Blue Elephant Cooking Class

こちらの写真は私が2017年に料理学校に通っていた頃のものですが、バットに載っているものはいろいろあるんですが、基本的にはホーリーバジル、スイートバジル、レモングラス、パクチー(コリアンダー)など日本の皆様にもお馴染みのものから、カフィアライムの葉(コブミカンの葉)やガランガル(見た目はショウガに似ているけど味は全然違う)も結構頻繁に登場します。そしてチリ(唐辛子)ですね。いろいろありますがメジャーな超絶辛いタイのチリはいわゆるバーズアイチリ(鳥の目唐辛子、プリックキーヌー)と言われる小さなもので、特にその緑色のものは小さな爆弾なので辛いものが苦手な方はお気をつけください。この写真に写っているのは大きめの辛くないレッドチリです。ちょっと甘くて美味しいです。そして写真でわかるように小さめのクロックヒンが常に横に用意されていて、さあ調理です、となって手を洗ったら、まず最初にやるのが、この石臼を使ってニンニクや上述のハーブなどをどんどん入れて叩いたり、すりつぶしたり、混ぜたり、という作業なのです。とても便利であっという間に調味料が整います。

タイ料理、見た目以上に割と複雑な味のハーモニーではあるんですが、思う以上に実は簡単なので是非お試しください。タイに住むならクロックヒンがあるとタイ料理のバリエーションが広がるので、是非お買い求めくださいね。友達に聞いてみたらみんな、お母さんやおばあちゃんからもらう、ということでそんなにどこかにいっぱい売ってあるということもなく、私はオートーコーマーケット(チャトーチャックマーケットのお向かい)でゆったり小さなキッチン用品店から選びました。結果、できるようになったのはレッドカレーのソースを使ったお魚料理や、基本的にはヤームと呼ばれるタイ風のサラダ各種など(ライチ入りの牛肉サラダはとっても美味しい)です。そういえばそのヤームの一つである、ムーマナオ(豚しゃぶレモン)がすごく簡単であることを最近教えていただいて、何度か作りました。サムイ島に行った時もクッキングスクールを楽しんで、ムーマナオ作りました。下の写真の手前のものです。

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写真を見ていると、この時はどうやらマッサマン、トムカーガイ、ムーマナオ、タイ風チャーハンを作ったみたいですね。自分たちで作った嬉しさもあって美味しいね美味しいねと自画自賛しながらAさんと二人で完食したのを思い出します。最後にその時の写真一枚つけておきます。大きなクロックヒンが見えると思います。また美味しいタイ料理を作りたいな。

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