忘れないうちに読書記録。大引っ越し中なのでなるべく本は買うまいと思っているのですが…。
「異国の窓から」宮本輝:無性に紀行文的なものが読みたくなって購入した一冊。私はエゴ強めの人が好きなので、こういうのは正直で好きです。「僕ったら媒体持ってるもんねー」という気配が漂いまくります。
「恐るべき空白」アラン・ムーアヘッド:これは実はすごく昔からの蔵書。なんだか日本に帰る度に読んでしまいます。その昔、衛星なんか飛んでなくて、正真正銘の「未開の地」というものが存在した頃の話。レイ・ブラッドベリを読みながら、もしかしたら、どこかのジャングルに今でも恐竜の末裔がいたりして、なんて夢見ることができなくなった現在って、なんとなく寂しいですが、この探検も、もう現代では考えられないものですね。無責任な人々のことについてネチネチ言う感覚も面白いノンフィクションの一冊。もう何回読んだかわからない。
「海ちゃん、おはよう」椎名誠:いつも岳くんの話ばかりで一人息子かと思っていた人も多いはずですが、女の子、しかも長女もいた椎名誠氏。期待通りでした。
「中国行きのスロウ・ボート」村上春樹:これはあのジャズ、Slow Boat to Chinaのことかと思いきや、何とも言えないわりと荒削りな短編が入っているもの。でも味があって良いです。最後の羊博士の話なんて、サンテグジュペリ意識かな、と思って思わずこの短編集を読むのを途中でやめて、サンテグジュペリを最初っから最後までまた読み返してしまいました。
「ローマの平日」岩田砂和子:タイトル良いですね。気軽にあはは、と笑いながらあっさり読めます。こういうふうに、一刀両断にある国のお国柄を書けるって、ある意味思い切りが良いというか、気持ちよいです。私なんてアメリカ人の話をしていても、「でもアメリカ人ってこういうところもあるし、ああいうところもあるし、結局同じ国の人、というノリはあってもひとそれぞれよね」なんて言ってるうちにだんだん歯切れが悪くなってきて面白くもなにもないもの。こういうふうに、ある一定の方向に位置づけして説明できるのは、実は芸術かもしれません。はたまたものすごいレベルの思い込みか。
「切磋琢磨するアメリカの科学者たち」菅 裕明:これは出たときから是非読みたいと思っていたものです。私も少しだけ経験したアメリカの研究者のシステムをとても分かりやすく書いてあるもの。私は人に、アメリカのシステムを説明する機会も多いので、確認の意味も込めて。うんうん、と頷きながら読みました。
「あなた自身の社会」アーネ リンドクウィスト:スウェーデンではこんなことを教えているんですねぇ。驚き。でも「学校」で学ぶべきことなのかどうなのかはわずかに疑問なところ。進んでる!というイメージはありますが。
