さて、これもAさんが熊本に遊びに来たときの話で、しかもまたまた熊本自慢なんですけど(すみません)、熊本には実はすごく美味しいワインがあるんですよ。ワインなんて寒い地方か乾燥している地方でしか美味しいものはできない、と私は思い込んでいたんですが、この「熊本ワイン」は、日本の誇る「巨峰」を使った、とても美味しいワインを作っています。お値段もとても安く、オンラインでも購入できますので、ちょっとでも興味がある方は、まずこちらのページの中の、「巨峰 白・甘口」というものから是非お試しください。あ、いわゆる「ワイン通」という人にはあまりオススメじゃありません。でも、「ワインって良くわからないけど甘いのは美味しいよね」という私のようなレベルの人には、100%オススメです。冗談でも何でもなく、私今までの人生で飲んだワインの中で一番好きです(たぶん熊本贔屓だから)。
一番上の写真もこの写真も、実はこの熊本ワインのセラーズのある、フード・パルで撮りました。このフードパル、先日書いた、カントリーパークと同じように、いわゆる第3セクターなのですが、やっぱり他のいろんな施設と同じような運命で、こうしてがらーん、としています。せっかく素敵な感じの施設がたくさんあるのに。私はこのフードパルで気に入っているのは、熊本オリジンの洋菓子カフェ、「白い貴婦人」や、ランチにおいしいパンやデザートが食べ放題、日替わりのメインディッシュがついて890円というコースを出している、密かな穴場、「永田パン」、そして熊本では超定番、馬肉、しゃぶしゃぶなどで有名な「加茂川」というお店などです。でもいずれも、美味しいし雰囲気もとても良いのに、かなり、客の入りが悪いですね。もともと、このフードパル自体に誰もいない。加茂川は、それが原因なのか何なのか、土日や祝日しかオープンしていないようです。
でもまぁ、もともと人ごみは嫌いなので(好きな人もいないでしょうけれど)こうして誰もいないところで、それなりに良いクオリティのものをいただけるのは、私個人としてはとても嬉しいんですけどね。お店の方はかわいそうだなぁと思ってしまいます。でも今回、この熊本ワインを初めていただいたんですけど、すっっっごく美味しかった。このフードパルではこの写真のように、素敵にぶどう棚を作っていて、試作品などを研究したりもしているようです。もちろん、商品になるようなぶどうは、熊本県の中でも市内ではなくて、阿蘇郡や鹿本郡などのキレイな水と空気と土地とで作っているんでしょうけれど。このセラーでは当然テイスティングもできて、私たち(Aさんと母のいつものトリオ)はそこにある限りのワインを飲みまくりました。大げさでなくて、全部、美味しかった。甘口があまり好きじゃない人にはオススメではありませんが、甘いワイン好きにはたまらないでしょう。巨峰おいしいですね!赤も、ロゼも、白も、アイスワインも、全部美味しかったですよ!
ところで今回初めて見たんですが、ぶどうの花って、考えてみれば当たり前なんですけど、花のときからぶどうの形してるんですね。この写真では花は散ってしまってますが、こういうふうに咲くんですよね(見づらい場合はクリックしてみてください)。そしてひとつひとつから実ができるんですねー。なんだかカワイイですね。それにしてもこの熊本ワインの商品のひとつ、「菊鹿ナイトハーベストシャルドネ樽発酵2003」は、今年なんと日本一に選ばれたそうです。405点のワインの中から。すごい。アメリカにいる私の恩師もワイン好きだし、私のふるさとワインということで送ってあげるのもいいな、と思ったのでした。今我が家にも赤と白が1本ずつあります。今度久しぶりに実家に家族全員そろう予定があるので、そのときに開けましょうね、みなさん。