アメリカナイズド

このサイトを読んでくださっている方にはよく分かると思いますが、私の日本語はカタカナだらけです。恥ずかしいほどに。でも、私は日常から、常に、アメリカカブれしたくない、と思っています。カブれる、というのはつまり私の中の定義では「甘んじる」というのと同義です。こちらで長く生活していると、英語力とはまったく関係ない部分で、日本語力が落ちていきます。つまり、「日本語を忘れるくらいに英語が上達する」ということではなく、「英語が上達するかどうかは置いておいて、日本語を忘れていく」ということが起こるのです。でも現実は気持ちとは相容れず、結局わたしはカブれてきてしまっているのでしょう。

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英英辞書

それにしても最近、引っ越したこともあって蔵書の整理を良くしてるんですけど、ロングマンのLdoce 2000 Active Wordsという辞書みたいな活用英単語集とでもいうんでしょうか、本がでてきました。この本には結局全然お世話になりませんでしたが、この本を買ったときのことを考えて、なんだか感慨深く思いました。この本の帯には

英語の正しい語感の養成、解釈、作文に役立つ。記憶の原理を応用した新分類方式をとり、従来の「引く活用集」から「読む活用集」へと発想を転換。読み進むうちに英語の基礎総合力がしっかり身に付。ロングマン現代英々辞典の語義の説明に用いられている基本2000語で見出し語、語義、例文が構成されていて、暗記に便利。英英和形式なので、単語の語義を正しく理解でき、英文解釈、英作文にも役立つ。文法、語法上の最新の情報を記号、略号で簡潔に表現、現代英語の語義、活用、文法が一気に学べる。生き生きとした豊富な例文を通じて、単語の運用力を飛躍的に高める。

と書いてあるんですね。ね?良さそうでしょう?

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TOEFLについて

ウィンブルドンも全部終わってしまったし、もう七夕だし、プルマンの小麦もだんだん茶色っぽくなってきそうだし、ということですでに夏の終わりを予感してます。暑いのは続くでしょうけれどね。
ところで、最近、「とある試験」などといってもったいぶって受けていた試験というのは、実は留学生なら誰でも受ける、TOEFLだったんですが、私は5月に1回、6月に1回、と受けたのですが、驚くべきことに、両方とも同じ点数でした。いや、別に驚くことないか。まぁわりにちゃんと実際の英語力っていうものをはかってくれる試験だったりするのかなーと思います。

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自分の英語力分析と重箱のスミつつき

私はこうしてアメリカで生活しはじめて、もうまもなく5年になるところなんですが、「自分の英語力」に対して考えるのがちょっと億劫になっている時期でもあります。テレビを観たり、ラジオを聞いたり、映画を観たり、アメリカ人の友だちとお話したり、いろいろな手続きをしたり(契約、売買、交渉、など)、クラスを受けたり、クラスを教えたり、と考えうるいろんな場面を思い描いたとき、私の英語力は、「困らない」レベルだったりします。

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英語の上達の話と、「ナガーノゥ」

しばらく書かなかったらいつのまにか5日もたってましたね。ご無沙汰いたしました。最近そんなに変わったこともないですね。あ、映画とか観てました。1週間くらい前にTさんという方からメールをいただいて(こんにちは、テキサスのTさん、お返事まだですけど今日か明日には書きますね!)、「日記を読む限り英語が上手そう」なんてご意見をいただいてしまって、恐縮しまくってます。「英語が上手そう」という雰囲気をかもしだしてるだなんて、私ってすっごい勘違い?いやぁ、違うんですよー。英語上手じゃないですよ。もしかして文章がちょっとエラそうなのかしら?私アメリカに来てからまだ2年もたってないんですけど、そりゃあ、勉強はたくさんしましたけど、やっぱり英語は難しいですよ。話したり聞いたりするのは、アメリカでポジティブに生活していれば、「ある程度」はできるようになります。これは本当です。消極的だったらいつまでたってもダメかもしれませんけどね。

ほら、どんなダメな日本人(!)でも日本で生まれ育っていれば日本語ぺらぺらでしょう?どんなアホなアメリカ人でも英語はぺらぺらでしょう?話したり聞いたりするのは結局は環境次第で伸びたりもするんですよね。でも現実の話、結構いますよ。この大学にも。自分のアパートの部屋にずっといて、休みの日は日本人とだけ遊んで、クラスと部屋の往復しかしない人。そんな生活を非難する気は毛頭ないですけど(だって、その人の目的は英語ではなくて、もっとすごくアカデミックなことかもしれないでしょう?)、それだったらやっぱり英語を話す機会は少ないから「話す」方はあんまり伸びないかもしれませんよね?

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