海と絶景と赤玉ねぎとジェラートなトロペア

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7月の半ばすぎに日本人の友人のOさんと一緒にカラブリア州のトロペアという海辺の町まで3泊4日の小旅行に行ってきました。ご覧の通り息を呑む海の美しさです。イタリアはブーツの形をしていますが、そのちょうど爪先あたりと思っていただけるとわかりやすいかと思います。カラブリア州は南イタリアの美しさを全て持ち合わせているのですが、イタリアの中では問題が山積みとも言える難しい州でもあります。貧困、失業率などもダントツだと思われます。ンドランゲタ(カラブリア州のマフィア的な犯罪組織)がイタリアで一番大きく、暴力的であると言われている、と言えばちょっと分かりやすいかもしれません。ただ、そういう問題はあっても、一般の人々の雰囲気は一言で言っておおらか過ぎるほどおおらか。でもとても情熱的で、オープンで、色々なことに夢中になったり、良いお天気と美しい海を見て、なるようになるさ、というような明るい感じになったり、この人たち自由だな、と思わせられる部分が多々あります。出会った人はみんな家族、というような雰囲気もあってそれがとても好ましく、私は多分こういう雰囲気が好きだからこそ、完全なる南イタリア推しなんだと思います。

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イタリアンジェラート

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イタリアのジェラートはだいたいどこでもなんの味でも普通に美味しいのですが、私がどのジェラテリアでもとりあえず探すのはラズベリーです。ラズベリーはイタリア語でランポーネ(複数形はランポーニ)と言うのでショーケースからLamponiと書いてあるものを探すか、私のようなせっかちな人はもう「チェライランポーニ?(ラズベリーある?)」と聞いてしまいます。文法的にはチェラヴェーテの方がいいかもしれませんが、ジェラートを盛ってくださる人との個人的会話となると多分チェライの方が簡単です。そこであるよ、となると次は私が好きなチョコラート(チョコレート)を探すわけですが、チョコは普通のメニューなので大体あるんですが、ご存知のようにチョコラートにもいろいろあって、ミルクチョコとかダークチョコとかありますよね。私の愛するダークチョコはイタリア語ではチョコラートフォンダンテ、と呼ばれるので私はそれも頑張って探します。それが無事にあった時に「コンパンナ?(ホイップクリームつける?)」に超絶笑顔でスィー!と答えて私の一番大好きな幸せジェラートとして出来上がったものが上の写真というわけです。

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スムージーな日々

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私はとあることがあってからここ10年ほど、毎日の摂取ビタミンの量、特にB系統とCをなるべく食べ物から摂るように心がけています。食品安全に関わる前は栄養を専門にやっていたのでやっぱりこの辺りはいい加減にしてはいけない、と本当はいい加減すぎる自分に言い聞かせているわけです。バンコクに住んでいた時は、もう国自体がトロピカル天国なので、果物は大変安く大量に手に入ります。ただ、計算してみると思った以上に野菜が摂取できていないんですね。いわゆる緑黄色野菜から摂るビタミンを満たすのがなかなか大変なのです。そして日本に帰ってきて日本食中心の食生活になると、私が愛しすぎている美味しい豆腐と季節の緑黄色野菜のおかげでB1 B2 E Kあたりは豊富に摂れます。ただ、Cが、計算しているとどうしても足りず、朝からレモンウォーターを毎日飲んだり、高いキウイを買いまくったり、マルチビタミンのグミに頼ったり、最終的にはクリニックで処方していただいたり(お姉さまありがとうございます)してなんとか調整をしていました。

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平たい桃を切る、食べる

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ヨーロッパに来て嬉しいことの一つにこの平たい桃の存在があります。正確には日本語(中国語)では蟠桃(ばんとう)というらしいのですが、英語ではまさに平たい桃、フラットピーチと言います。イタリア語でも同じ意味で、ペスカピアッタと言います。ペスカが桃で、ピアッタが(お皿みたいに)平たい、という意味。私が住むアパートメントのすぐ近くに小さな青空市場があるのですが、そこにこの季節になるとどっさりやってきます。今検索してみたら、2016年に出張前なのにうっかり大量買いしてしまったエピソードがあって、私は何も成長していないなー、と自分のブレのない一定感に変に感心しました。この桃は、熟すると皮もするするっと剥けるので、特に皮の剥き方について考えたことがなかったのですが、今回はスムージーに入れようと思って「切る」ことを考えたのでこうして切り方を紹介しておこうと思いました。

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マリトッツォ、そしてダークチョコ

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今日は土曜日、朝からランニングはどこに行こうかなと考えて、ローマは南のポルトゥエンゼまで電車の線路沿いに走ってきました。というのも「ご褒美」があった方が嬉しいなと思ったので、今日本でかすかに流行っている(Aさん談)というマリトッツォというローマのお菓子というか朝食を買いに行くことにしたのです。このバールにはIl Maritozzaro(マリトッツァーロ)という名前までついているので専門店なのかな、と思って目的地に設定しました。でもローマではマリトッツォはそこそこ普通の朝食の一部なので、50%くらいの確率で色んなバールに置いてあります。確率がちょっと低めなのは、みなさん結構コルネット(イタリア版のクロワッサン、バターが入ってないことが多いです)を朝食に食べることが多いので、数をそんなに用意しないかもしれないからです。マリトッツォを知らない方のために書きますが、上の写真の奥にずらっと斜めに置いてある巨大ブリオッシュにホイップクリームがたっぷり挟まっているのがマリトッツォです。ちなみに複数形はマリトッツィに語尾が変化するので1個だけ買うとき以外は「マリトッツォ」と滅多に言わなのでイタリア語ってそこそこ難しいですよね。このタイトルもマリトッツォにするかマリトッツィにするかちょっと悩みました。Aさんに聞いたところ、今日本で流行っているマリトッツォはこんなに巨大じゃなく、丸い可愛らしい形にホイップの種類がいろいろあって「映える系」らしいです。

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