お豆腐と豆乳好き天国、台北

Full albums are available at Taiwan Sept 2018 | Flickr and Taiwan Dec 2019 | Flickr

2018年、2019年と2回、台湾に行ってその旅行がとにかく最高だったことはもう前回前々回に書きましたが、なんと、一番好きな台中についてしか書いていないことに気づき、今日改めて、台北のことも書いておこうと思ってこうして写真を紹介しています。日本には台湾好きの方がたくさんいらっしゃるので、もう知っている方も多いかとは思うんですが、一応知らない方のために、上の写真は鹹豆漿(シェントウジャン)という朝食で、黒酢に味付けをしたものに、新鮮な温かい豆乳を入れるとおぼろ豆腐のようになるのでそれを新鮮なうちにいただくというものです。これにはさらにトッピングがあって、干した桜エビだったり、切り干し大根だったり、細いネギだったり、パクチーだったり、実は自由に選べたりもします。面白いことにシェントウジャンをいただくときは、台湾独特の餅(ビン)を一緒に食べることを現地の人々は強くお勧めしてきます。漢字でモチと書くので日本人は一瞬気分的に混乱しますが、一言で言えば小麦粉で作った「お焼き」のようなものを想像していただけるといいかと思います。

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身悶えする料理番組

あのNaked Chefにも可愛い子どもたちがたくさんできて、このバディーくんがとにかく強烈に魅力的で私の最近のブームです。お父さんのジェイミーにそっくりなのもあるんですが、喋り方だけでなく語彙まで同じで、滑舌の悪さまで似てたりするのでこんな単純なスクランブルエッグの作り方を見ながら身悶えしてます。3分半の短いものですのでぜひ上のリンクの動画ご覧ください。私のポイントとしては(1)ジェイミーが最初に「私はここにいます」と言いかけるときにお父さんを尊敬の眼差しのようなもので見つめ、その後「私のたくさんいる子供達の一人」といわれて一気に照れ笑いになってしまうバディーくん。そして(2)「バディーが兄妹に優しく作ってあげている」とちょっと褒められて「今の相応だし公平でしょう?」と聞かれて嬉しそうにする顔。(3)「包丁の正しい使い方を教えたし」とジェイミーが説明するときに、ウンウンと頷くバディーくん。という、全体的にお父さんとの非常に良好な料理の上での関係性に感動します。

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ラグビーとくりーむパン

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あれからもう8ヶ月以上経つというのに、いまだに私と夫のAさんはかなり頻繁にラグビーW杯について話題にしてしまいます。Aさんは、日本代表の勝った試合全てのコンピレーションをどなたかがYouTubeに上げてくださっているのを発見して突然私に送りつけてきたりするので、バンコクの一人暮らしの家で、ポチッとクリックして勝手に胸熱になって涙をこぼしたりしているので呆れたものです。で、なぜくりーむパンかというと、横浜での試合を観戦に行く前に秋葉原の八天堂系列のHachi Pan Cafeに寄って腹ごしらえをしたんですね。そしてなぜそれを今頃ブログに書いているかというと、私の好きな作家さんの一人である朝井リョウさんがThe New York Times Style Magagine: Japanの連載の「おやじのおやつ」で八天堂のくりーむパン推しであることを知ってなぜかラグビーの思い出が蘇る、という私の脳内の謎のシナプスの繋がりが起こったためであると思われます。

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富士山とコーヒー

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Full album is available at Fuji and Japan July 2019 | Flickr

Aさんと二人で結構ストイックな約1年半のトレーニングをしたあと、今年の7月に富士山に登ろうと計画して行ってきたんですが、なんと2日目のピークアタックの日に雷と豪雨に見舞われ、8合目から安全のために下山という残念な結果になってしまったんですね。でもそもそも1日目から天気が悪く、登れたとしても景色は微妙であろうという気配だったので、景色が見えない頂上に登ってもねぇ、となってあっさりと下山を決めたのでした。これで考えさせられたのが「一体なんのために富士山の頂上まで登るのか」というちょっとクリーシェですがごく一般的なこと。この哲学的疑問は、ありふれた「なぜ人は生きるのか」のような疑問と同列で、コレという正解がない上に全ての回答が正解でありうるという非常に個人的なものです。色々と考えてみました。

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タイのヌードルスープ

センレック・ムーいよいよ年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は先ほど無事に仕事を納めたのでほっとして、のんびりしています。ちょっとまたタイの話に戻りますが写真は私が大好きなタイのヌードルスープです。タイでは「クイッティアオ」と言います。屋台のヌードルといえばだいたいこれです。屋台の前に立って、まず麺を選びます。米粉の麺の太麺、細麺、極細めん、揚げ麺、バミー(小麦の麺)などいろいろあります。私の好みはこの米粉の細麺、センレックです。ベトナムでもほぼ同じものがあってフォーとして知られていますね。
麺を選んだあとは具を選びます。魚肉ボールなどは結構ディフォールトで入っていることが多いんですが、えびや鶏肉、豚肉などなど選べます。ときどきダックもあります(しかも結構美味しく煮てあっていい感じ)。私はだいたい豚肉(ムー)です。ですから、クイッティアオ屋台の前に立ったら、「センレック・ムー」と頼むのです。だしはだいたい薄味の鶏ガラスープのような味です。クイッティアオはタイではいつでも誰かが食べているので、軽食的な扱いだと思います。量もそんなに多くないし。でも私の友人は朝食によく食べていました。ので、わたしもついでに一緒に朝食として食べるのが普通になってしまいました。ベトナムでもフォーは朝食ですね。あ、でも今このサイトを検索したら大学でランチとしてもセンレック・ムー食べてました。好物過ぎるのか。
さてクイッティアオが出来上がったら、屋台のテーブルにはナンプラー、お砂糖、唐辛子、お酢(赤と緑の唐辛子とにんにくがつけ込んである)の4種類、いわゆる「タイの食卓セット」とも言えるセットが置いてあるので、テーブルについて、それでせっせと味付けします。パクチーやもやしなどがガッツリ置いてある場合もあります、が、私はそれはつかわず、屋台のおばさんにもともと、「パクチーも入れて煮込んでほしい」とお願いすると別にスープを煮込んでくれることがあります。くれないこともあります。私はフレッシュパクチーよりも煮込みパクチーのほうが美味しい気がしてしまうのです。苦みばしった味が出るというか。
味付けは私が見る限り、タイの女の子たちはわりとざっくり砂糖をかけ、ナンプラーをちょこっといれて、あとは唐辛子をちょこちょこ食べながら入れていると思います。お酢も入れると美味しいですが、一緒に浮いている緑色の方の唐辛子は割とお口の中で爆弾と化するので日本人の方は注意が必要です。私は唐辛子ラブなので唐辛子は結構な量を入れます。
それにしてもこうしてまた、タイでクイッティアオを毎朝食べることが出来て、嬉しい気持ちでいろいろ考えたんですが、数ある炭水化物メインの食べ物の中で、私、多分、このクイッティアオが一番好きです。お米でできているというのがいいですね。細麺でもしっかりモチモチ感があります。そしてタイでは珍しくお箸を使う食べ物なので右手にお箸、左手にレンゲを持ってお箸でとった麺をレンゲに乗せて、パクチーや具を乗せて少しスープをいれて一口サイズになったものをつるっと口の中に入れるという、麺モノにしては全然飛び散らない具合の食べ方もかなり好みです(すすらないので)。あ、でも私おにぎりも好きです。おにぎりなのかクイッティアオなのか、かなり苦しい選択になりそうです。