さてローマに到着してもうすぐ10日というところです。通常は特に何も考えずに日本を去るんですが、今回はもしかしたら1年くらいは日本に戻ってくるのが面倒になってしまうかも、ということで夫のAさんが、心残りがないようにし、と言ってくれて、ローマに発つ前に、温泉にいくことにしました。行き先は「緊急事態宣言が解けた時の北関東の人だけ」というプロモーションに釣られて、鬼怒川に宿泊。特に観光もせずに旅館で2泊3日ゆったりしました。上の写真は鬼怒川温泉駅に仁王立ちしている鬼の鬼怒太(きぬた)。下に写真を載せておきますが、実はこの鬼シリーズの銅像は鬼怒川にいくつかあって、そのうちの一つは女の子で、名前を鬼怒子(きぬこ)というそうです。なかなか魅力的な女の子で、筋肉質なところが今、流行っているらしい漫画の「僕とロボコ」のロボコを彷彿とさせるお姿でした。
Continue reading “砧きぬ子”苔庭の京都
緊急事態宣言下の日々ですが、私は夫のAさんと元気に静かに暮らしています。買い物はなるべく一人で行くことにしているので別々にちょっと出かけることはあっても、基本的には家で過ごしています。ジムも閉まってしまったのでちょっと運動不足が気になるところですが感染状況が収まるまではみんなで我慢して協力し合うのが一番ですよね。今日はかなり時間が経ってしまったのですが、私の帰国後の自主隔離が無事終わった頃に行った京都のお話です。
Continue reading “苔庭の京都”ラグビーとくりーむパン
あれからもう8ヶ月以上経つというのに、いまだに私と夫のAさんはかなり頻繁にラグビーW杯について話題にしてしまいます。Aさんは、日本代表の勝った試合全てのコンピレーションをどなたかがYouTubeに上げてくださっているのを発見して突然私に送りつけてきたりするので、バンコクの一人暮らしの家で、ポチッとクリックして勝手に胸熱になって涙をこぼしたりしているので呆れたものです。で、なぜくりーむパンかというと、横浜での試合を観戦に行く前に秋葉原の八天堂系列のHachi Pan Cafeに寄って腹ごしらえをしたんですね。そしてなぜそれを今頃ブログに書いているかというと、私の好きな作家さんの一人である朝井リョウさんがThe New York Times Style Magagine: Japanの連載の「おやじのおやつ」で八天堂のくりーむパン推しであることを知ってなぜかラグビーの思い出が蘇る、という私の脳内の謎のシナプスの繋がりが起こったためであると思われます。
Continue reading “ラグビーとくりーむパン”富士山とコーヒー
Aさんと二人で結構ストイックな約1年半のトレーニングをしたあと、今年の7月に富士山に登ろうと計画して行ってきたんですが、なんと2日目のピークアタックの日に雷と豪雨に見舞われ、8合目から安全のために下山という残念な結果になってしまったんですね。でもそもそも1日目から天気が悪く、登れたとしても景色は微妙であろうという気配だったので、景色が見えない頂上に登ってもねぇ、となってあっさりと下山を決めたのでした。これで考えさせられたのが「一体なんのために富士山の頂上まで登るのか」というちょっとクリーシェですがごく一般的なこと。この哲学的疑問は、ありふれた「なぜ人は生きるのか」のような疑問と同列で、コレという正解がない上に全ての回答が正解でありうるという非常に個人的なものです。色々と考えてみました。
Continue reading “富士山とコーヒー”絶景トイレ
先日10日間ほど日本に帰って夏休みを消化しつつ用事を済ませつつというなかなか充実した日々を送ったのですが、そのうちの数時間、友達のMちゃんと東京でランチしようということになって出かけてきました。場所は最近私も時々行くようになった日本橋です。パンが大好きな夫のAさんのために、ゴントランシェリエで大量にパンを買って、ツルヤヨシノブさんで、今まで見たことがないほどかわいい最中を見つけたので(私は和菓子の中では最中が一番大好きです)、それを自分とMちゃんにお土産に買って、そしてランチに向かってみたらかなりの高層のホテルの最上階でした。そして帰りにトイレに寄ってみてびっくり。絶景でした。ローマの景色も素敵ではあるんですが、やはり大都会東京のインパクトはすごいですね。こうやって見ると、まあスッキリ晴れてないからか、PM2.5のせいかなにかわからないのですが、東京のビルって結構白っぽいのですね。