前日書いたように、土曜日はヴィットリアーノでピカソ展を観てきたのですが、私はやっぱりこのヴィットリアーノでの展覧会のやり方は好きです。ピカソなので特に「これが目玉」というようなものはなく(すべてが有名)、淡々とピカソの人生、イタリア・ローマとの関わりを追ったあと、年代は関係なく絵のモティーフにそってセクションが区切ってあります。Picasso 1917 – 1937 L’Arlecchino dell’arteとしてあるのでこの20年間だけに焦点をあててあるのでそれも好ましい感じ。
Continue reading “大丈夫だったピカソ”なんとなく気分が晴れない時の解決法
最近、理由もなくなんだか気分が晴れないので、これは何か自分にきっかけを与えなければ、と思っていろいろと自分の中で「懸案事項」だったことを片っ端からやってみました。といっても「絶対やらなければいけない」というようなことではなかったためなかなかやらなかったことをちょっとやっただけなんですけどね。意外に気分がさっぱりしました。
まず、職場の日本人の先輩が「日本に送金するとき便利だよ」と言っていつも薦めてくださっていたのになかなかメンバーにならなかった信用組合(Credit Union)の口座を作りました。国連につとめていると国連の信用組合のメンバーになれるのですが(ニューヨークに本部があります)そのものではなく、これはローマに本部を置くFAOやWFPなどの職員が入れる信用組合。ノンプロフィットなのでリスクのある資金運用はまったくなく、基本的にはローン商品を出すことによって口座保持者に高い利子を出すというまったく地味なもの。でも国際バンクトランスファーを低料金で扱っているので私たちのような仕事の者には非常に便利なのです。
オフィスも職場内にあるので、休憩時間に行って、申込書を書いて、職員IDを告げると約10分ほどでバックグラウンドチェックがおわってすぐにメンバーになれます。月々のお給料からの自動入金の設定をしたあとオンライン口座を開設して、おしまい。1週間後に郵送で送られてきた仮のパスワードでログインし、パスワードを設定しなおしたらもうそれでOKでした。なんでこんな簡単なことを今までやらなかったんだろう。
そして、イタリアの銀行から使えるクレジットカードを作りに行ってきました。
教えてもらってません。
今年中にあと4つのミッションをこなさなければならないというのに、日頃の準備不足などで現在ローマ滞在時間の記録を更新中です。すっかり定時に出社して定時に帰るOLさんです。12月の半分はミッションなんかに行っている場合ではないことを考えるとちょっと冷や汗が出ますが。さて、実は10月6日にほぼ私のためだけに働いてくれていたイタリア人のインターンの女の子のCちゃんが任期終了して無事お仕事が終わったんですけど、彼女を指導する上でいろいろと考えたことをちょっと書き留めておきたいなと思って。
まず、彼女は27歳なので、若いといってもそんなに若くはないんですが、イタリアでは大学卒業がだいたいそれくらいの年齢になるらしく、仕事上の精神年齢的には日本の19歳くらいだったなぁと思います。私生活上での精神年齢は年齢相応で、やはり同じ年くらいの日本人の女の子たちよりは大人の雰囲気。ただ、これはCちゃんだけのことではなく、私の見るイタリア人の半分くらいはそういう雰囲気なので、何が悪いとか良いとかそういうことではないんですが。私は隠すこともないので書きますけれど年齢は35歳で彼女とは8歳ほどの開きがありますが、27の時は何をしていたかというとアメリカンフットボールに夢中で必死でPhDのコースを取っていた頃なので、実は私もCちゃんと同じかそれ以下の精神年齢(仕事上も私生活上も)だったんですね。でも、最近私の同僚のIと話していてものすごく同意し合ったこと。
Continue reading “教えてもらってません。”オスティアの海、メラミンな一週間
先週は両親が帰国してからというもの、毎日毎日例のメラミン事件で私の所属する部署は大忙しでした。プレスリリースを出したり、様々な国からのオフィシャルな質問状に答えたり。もともと食品ではないものに対する食品基準というものは当たり前ですがないので、「基準値は?」と聞かれても困るというのが現状だったのです。つまり、逆を言えば「プラスチックに含まれて良い牛乳の量の基準値は?」と聞かれるようなものです。
これからまた他の食品に二次的に使われたとしていろいろと挙がってくることと思いますがとりあえずは中国国内と輸入を許可している国がターゲットとなります。ですが、エスニック食品を扱っている商店などになると、故意でも故意でなくても不法に販売している場合や、中国旅行の際に購入したり中国から大量に仕入れてきたりして(スーツケースの中など)税関をくぐりぬけたりでくる場合もあるので、そういった経路で他国に入り込む場合も多々あると思われます。ので、各国の政府へのアドバイスとしては自国の食品輸入コントロールの強化をすると共に、対象食品の自国への流通経路を把握し、中国で製造された高タンパク紛状食品(粉ミルク、粉チーズなど)がある場合はそれらを検査、メラミンが検出されればリコール、という対処をするようにアドバイスしています。
今日から
さて、9月1日となりましたが、ここを見てくださっている皆様、特に私に近い皆様にご報告があります。
昨日まで私の職場のFAOで、私は一時的な専門職員としてお仕事をさせていただいており、最初に定められた2年間をベースとしてさらに半年、3ヶ月と契約を延長していただいて仕事を続けてきましたが(正規職員以外の職員はそのような契約形態で何年もここで仕事をしています)、今回幸運が重なって、正規職員(食品安全専門官、リスク評価部門)として完全に就職させていただくことになりました。今までのランクからひとつあがる昇進(?)の辞令も頂いて嬉しい限りです。この就職にはさまざまな方面からのお力添えがあったとはいえ、自分勝手に、実はこの2年半強の仕事を評価していただいたような気がしておこがましくも、非常に光栄に感じています。
