One fine (work) day

ローマは少しずつ春に向かっています。これを書いている日曜日はちょっと曇っていて寒空ですが、先週一週間はだいたいにおいて晴れていて気持ちが良かったんです。
この写真をとったのは金曜日の朝で、両側に見えている黒いものは実は鉄格子。なぜ鉄格子越しの風景かというと、これは私の職場であるFAOの敷地内から撮った写真だからです(視界がどんな感じかはこちらの写真でどうぞ – メトロの入り口もあって場所も分かりやすいはず)。FAOをご存知の方は私がだいたいどこに立っているのか分かっていただけると思うんですけれど、実は私は毎朝この写真を撮っているあたりに車をとめているんです。この日はあまりにも天気が良く、空が青く(この写真だと分かりづらいですが)、見慣れた歴史あるチルコマッシモからみたパラティーノの丘の遺跡が堂々として美しく、おりしも出勤途中のラジオ(節操のないFM 102.7です)からはThe Chiffonsの”One Fine Day”が流れてきていたので、私の頭の中にはそのメロディがノンストップで流れていて、この状況が日常である私の置かれた状況がSurrealであると思ったので思わずカメラを取り出しました。
仕事は大変ですが、良く考えれば(よく考えなくても)どんな仕事だって大変だし、早朝から良い景色を見て気分よく仕事を始めることができるのはそれはそれで非常にありがたいことだなと思ったのでした。週末もゆったりと満喫したし、来週も頑張る気持ちがぐぐっと沸いてきましたよ!

地元のトラットリアと友達の結婚

私の住む地域はローマの中でもかなり下町風のところで、Garbatella(ガルバテッラ)といいます。ローマの中心地からみると南に位置しています。とにかく、なんとも愛すべき地域なので私は本当に好きなのですが、時々あまりのごちゃごちゃな雰囲気にその良さを分かっていただけないことも多く、そんなもどかしいのも含めて大好きな、私の地元です。
ところで昨日は仕事が思いのほか忙しく、帰宅が8時半を過ぎてしまったのですが(日本では珍しくもなんともないでしょうが、私のフロアで残っているのは私だけでした)、駐車場に行く前に私の携帯がなって、誰かと思ったら近所の友達のMでした。イタリア人の彼は、外国人だし言葉も不自由な私をいつも不憫に思ってくれて、何かイベントがある度に誘ってくれるのですが、1年つきあった彼女のEと、このたびなんともおめでたいことに、結婚を決めたんですね。それでこのところその結婚の準備で忙しく、招待状をいただいた数週間前から連絡がなかったのですが、どうやら昨日はふたりの教会から結婚のためのサーティフィケートをやっとのことで手に入れたということで、祝福ムードだったらしく、私も仲良しの共通の友達のM2(私より2つ年下の男の友達です。Mと同じイニシャルでややこしいのでM2にしました)と3人で一緒にいるので地元のトラットリアに食事に行こうということでした。
私のイタリア語は恥ずかしながら、やっと普段の生活にぎりぎり困らないかなくらいの程度なので、議論好きなイタリア人の友達と(しかも3人と)食事に行くのは一瞬ためらってしまうのですが、昨日はなんとなくそれもいいかなと思って行くー!と参加しました。一番仲良しのMは多少英語ができるのでなんとか意思疎通は普通にできるものの、フィアンセのEとM2は全く英語は無理。ということで、時々タバコのためにでていくMに取り残されると、私はイタリア語で会話をせざるを得ず、それなのに話題は最近イタリアで大問題の移民問題だったりして、私もそれには思うところがあるので、めちゃめちゃなイタリア語で議論に参加してそれはもう、最初はまじめだったのにだんだん大爆笑になりました。私ってイタリア語だとエンターテイナーの素質ができたかもしれません(ウソ)。

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アペリティーヴォなど

apero.jpg仕事は毎日信じられない量が降ってきますが、この時代、どの国でもどの職種でも人員削減は仕方のないこと、ひとりが受け持つ仕事の量は増えて当たり前、と言い聞かせて頑張ってます。だから仕事は何もせずとも勝手に充実してくれているしプライベートの方の充実は自分ではかりたい、と頑張りたいところなので、今日はローマに来た2006年の2月以来ずっと仲良しのGとふたりで、チェリオの丘にある、写真のMaudというバーにいってアペリティーヴォしてきました(この写真じゃちょっと雰囲気が伝わらないので是非サイトを見てみてくださいね)。ここは友達のTさんに以前教えていただいていたところ。
アペリティーヴォは略してアペロ(語尾上げで)と言ったりもしますが、いわゆるハッピーアワーのようなもので、1ドリンクにちょっとしたフィンガーフードがついてきたり、軽食のバフェがあったりなどでお店によってその形式はいろいろ。このお店は1ドリンク10ユーロで、おしゃれバフェがついてます。イタリアンな居酒屋って日本にもあると思いますが、そういうところで出るようなお料理がずらっと並んでる、といえば分かりやすいかも。10ユーロって高い!と思うかもしれませんが、ここはコロッセオのほぼ目の前なので仕方ないのです。職場の先輩のTさんに教えてもらって行ってきたのですが、ドリンクの独創性が良い感じでした。スパイシーオレンジな風味の美味しいブラッディーマリーをいただきましたよ。雰囲気が良かったのでついGとも話が盛り上がってしまって長居してしまいました。でもイタリアでいいなと思うのは、レストランやこういうところの長居が厭われないこと。全く平気なのです。おしゃべりしたいだけおしゃべりできます。お店の人もにこにこしておしゃべりに参加してくれたりもします。

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New Year Brunch

新年あけましておめでとうございます。
ローマは静かな雨の元旦を迎えています。私たち夫婦は実は今夜から旅行に出かけるため、大変手抜きのお正月料理をさささっと作りました。純和風でいこうねといっていたのにカプレーゼサラダまであります(モツァレラを旅行の前に消費しなければいけないことにふと気づいた)。飲み物はシチリアのロゼワインで、手前はエビの照り煮をのせたちらし寿司。奥にあるのが昨日のうちに作っておいたレンコンの煮物(コミッサリーのフィレ肉がすごく美味しかった!)かまぼこにほうれん草のおひたしにお雑煮風のお味噌汁にカプレーゼにきゅうりの浅漬け、そしてお餅にお茶、以上です。
写真をとってみたらあまりに貧相なのでAさんに「これってウェブに載せたら私たちの両親は安心するんじゃなくてちょっと心配するんじゃない?」と聞いたら写真をぱっと見て「うーん、ポップな感じでいいんじゃない?」と適当に処理されたので、じゃあポップな感じで、と載せることにしました。まあ今夜から旅行なので、ということで言い訳にさせてください。
お餅はAさんが日本から持ってきてくれた生餅で、実はこれを書いている今、まだ食べていないのですが、黒ごま入りのきなこも一緒にもってきてくれたのできなこもちになる予定です。私は本当はお砂糖とお醤油でのり巻きにするのが一番好きなのですが(このエントリを参照のこと)、きなこが目の前にあるときな粉餅にしたくなりますね。きな粉も好きなので大歓迎なんですけどね。
というわけでしばらくローマを留守にしますが元気にしています。旅行中の天気予報はすべて雨(時に大雨)なので大した写真は撮れないと思いますがそれなりに楽しんでこようと思います。2009年がこれを読んでいるみなさまにとって幸せな年になりますように。

お部屋で年越し中

大晦日の午後11時をすぎたところです。こちらが夕方の時に日本ではすっかり紅白もゆく年来る年も終わり新年を迎えていましたが、それからゆっくり年越しそばを作ったり明日のおせちのためのレンコンと牛肉の煮物を作ったりかまぼこを切ったり、そしてその全てをちょっとずつ食べたりワインを飲んだり今年一年をAさんとふたりで振り返ったり、本当に様々なことをしたにも関わらず、新年までまだあと1時間あります。
今日は朝から職場の敷地内のお店でAさんがお買い物をするというので一緒にいったあと、オフィスでちょっとだけメールを処理して、そこから地下鉄に乗ってカヴールまで出て、てくてくと歩いてクイリナーレの丘にいってきました。というのもScuderie Quirinaleにベリーニ展が来ているということをAさんが見つけてきて、行きたいということだったからなんですね。前の日の夜にふとネットで調べてみたらチケット予約+購入ができたので、夜のうちから購入しておきました。というのも今まで私はクイリナーレでの美術展に2回ほど行ったことがあるのですが、そこでは「見せ行列」を作らされるんです!中には大した人数はいないのに、「人数制限をするから」といって予約以外の客は外でひたすら30分以上並ばされるんですよ。それでそのチケットプリントアウトを持って出かけたら待ち時間ゼロ、しかもセキュリティを通る時にスタッフのひとりがあちらから近づいてきてNome?(お名前は?)というので名前をつげるとささっとチケットをくれたあと、ガイドブックはイタリア語がいいか英語がいいかと聞くので英語と答えると、奥まで行って英語のガイドブックを2冊とってきてくれました。とてもスムーズ。
それからゆっくりと見て回って、ベリーニの作品もとても感慨深くいろいろと思うところがあったのですが、クイリナーレで嬉しいのはこの建物そのものと、そこから見える景色。展示場になっているお部屋とお部屋の間を移動するたびにクイリナーレ広場の景色やその先のローマの絶景が見えたりして本当に非現実感を味わうことができるのです。写真はそんな窓の一つの前にじっと立つAさん。ここの中階にあるカフェテリアやレストランもとても良いです。私たちもケーキとお茶をいただきました。

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