あけましておめでとうございます。故郷の熊本で新年を迎えました。実家はお風呂が広く新しくなっていたり床暖房でぽかぽかになっていたりとかなり快適です。さて写真のものですが、年末に会った友達のYちゃんが「宇都宮のお土産です」とくれた、もなかにそえてありました。実を言うと和菓子の中で私の一番好きな物が、もなか。皮がさくさくしていればいるほど、あんがスッキリして甘みが抑えられていればいるほど、私の好みです。もなか、というだけで大興奮だったのに、こんな「初夢セット」まで入っていて、年末にいただくものとしては私にとっては最高のものでした。こんなところ滅多に見ないと思うけれど、Yちゃんほんとうにありがとう。
この歌は回文になっているわけですが、初夢を見る前に(1月1日の夜に)これを3回となえて、七福神の宝船の絵を枕の下に敷いて寝ると良い初夢が見られるとの事。私は摩訶不思議な初夢を結果的に見ましたが、良い夢だったので満足です。夢なんてある程度摩訶不思議ですよね。
もなかもなかなかの美味しさでした。熊本の父は餡が入ったお菓子に目がないのですが、かなりこっそり独り占めしていました。そのもなかの会社のサイトはこちらです。素朴なサイトですが、かなり本格的なもなかでしたよ。そうだ、もなかといえば私が九州でおすすめするのは、カステラでも有名な長崎の福砂屋さん(リンク先は音が出ますので注意)のもなか。このページの中段にある「手作り最中」という商品です(九州各地でも東京でも福岡でも有名デパートなどで手に入りますのでお試しください)。皮と餡が別々になっているという優れもので、私が重要視する「皮のさくさく感」を常に100%の満足度でかなえてくれるという素晴らしい商品です。カステラも長崎人の中ではダントツ1位です(文○堂さんは残念ながら2位)。まだの方は是非お試しあれ、です。
カーナビさらに活躍中
私が以前にここでも紹介しまくった、カーナビを覚えていてくださっているでしょうか。そうです、あのバカバカしいほどにピンクのナビです(ここやここを参照)。私のカーナビちゃんの名誉のために書きますが、そんなに目立つほど、リンク先の写真ほどピンク色じゃなく、メタリックな薄いシルバーのような、あれ?ピンクがかってる?っていうような色です。私のカーナビの愛らしいところは実はその色じゃなくて多数の言語を自在に操ったり、声の性転換が一瞬にできたり、走っている車をカスタマイズできたりというようなフレキシブルなところにあります。私は画面はイタリア語、声は現在はイギリス女性に設定し、車は白いボディにピンクのラインがキュートなスポーツカーにしています。こうして羅列してみるとかなりバカバカしい話ですがはっきりいって魅力です。
で、このアメリカ生まれのガーミン社(本社はスイス)の本当の本当の一番の実力は、まあ当然ですがマップですね。購読制になっていて私はライフタイム購読をしているのでアップデートがあればすぐにネットでダウンロードできるわけです。先日も信じられない広範囲の一方通行リバースを行ったローマ交通警察に対応するためにはこのこまめなアップデートが欠かせないわけです。コロッセオ周辺のあの交通の方向を全部変えるというあの暴挙。今回のアップデートでちゃんと対応されています。私のライフタイム購読はヨーロッパ全域なのですが、巨大SDカードがないとすべてのマップは不可能ということで今のところイタリアとギリシャという一部マップにしています。ローマの道にはだいたい慣れていても、あんな暴挙にはやっぱりナビがないと対応できないと思うんですが、みんな結構カーナビなしでなんとかしているみたいです(日本人の方はほとんど全員持っていらっしゃるみたいですけど)。イタリア人にどう対応してるの?と聞くと「人に聞きまくる」と言ってます。だから道に立っているカラビニエーリ(軍警察)にほぼ全員が大声で質問しているわけですね。渋滞を作り出していることにもなるんですけど、まあそれでなんとかなるからいいのでしょう。私はナビで来年も頑張ります。
夏のフィレンツェ
主人のAさんが参加する、とある国際会議が偶然にもイタリアのフィレンツェで行われるというので私も便乗して行ってきました。Aさんは例によって朝から晩まで会議に参加しますが、私はフィレンツェを満喫です。写真はドゥオーモ広場で撮ったものです。サンジョヴァンニ洗礼堂(左)、ドゥオーモ(大聖堂、中央)、そのクーポラ(八角形の赤い丸屋根、中央奥)、そしてジョットの鐘楼(しょうろう、右)が全部入るスポットなのでみなさんせっせと写真をとっています。私も真似してとってみましたが、いざこうして見てみるとはめ込み写真みたいになってしまって、そんなにゴージャスじゃないですね。その場の雰囲気や、この広場に出たときの「おおおおおお」という気分が、当たり前ですけど全然反映されません。残念。
フィレンツェに来る度に、この「花の都」と呼ばれるわりにはおどろおどろしい血塗られた歴史と近隣都市国家とは一線を画する強国だったこのフィレンツェのことをつい、いろいろと考えてしまうのですが、メディチ家、パッツィ家、ストロッツィ家と、権力と政治力と暗殺力と経済力に物を言わせた大富豪たちが宗教と政治を軸にひたすら戦いまくっていたことを思って、なんとも説明しがたいのですが小さな意味での「諸行無常」というものについて想いを馳せてしまいます。もちろん、こうして建造物が残ったり、歴史が動いたり、人類が学習したり(これはどうかな?)して、結果論的には無常ではないのですがひとりの人の人生という視点から見ると、なんだかなぁという感じです。メディチを代表する権力者のロレンツォだって、あやうくこの大聖堂で殺されかけたし(弟は実際にその場で殺されました)、その報復としてパッツィ家の100人くらいが殺されたというし、殺すか殺されるかというギリギリのラインを全員が必死で運を持って生きていたというしかないんだろうなと思ってしまいます。何もしてないのにその家に生まれたばかりにあっさり殺された人もたくさんいるだろうな、と思うと「人生とは」というような壮大なテーマについて考えたくなったりもするのです。考えませんけど。
Aさんがフィレンツェの学会に参加する間、私は2回に分けてフィレンツェを訪れました。最初はサンタマリアノヴェッラ教会の近く、2回目はアルノ川のヴェッキオ橋の近くにホテルを予約したんですが、どちらもかなり良くて満足しました。写真は最初にとまったサンタマリアノヴェッラの広場にある小さなかわいいホテル、J. K. Placeのテラスで食べた青りんごソルベット。バックにサンタマリアノヴェッラ教会のファサードが映り込んでくれたのでなんだかそのときの雰囲気を思い出せて嬉しいです。ソルベット美味しかった。フィレンツェは盆地なので実はローマより暑かったりするんですが、夜になると涼しい風が吹いて外にいるのがとても気持ちよかったりするのです。美味しいお食事、フィレンツェの景色、仕事からの(無理矢理の)解放、と私はすっかりAさんの出張と仕事を横目にひとりで楽しむことができました。1週間に2回もスパに行けたのもすごく良かったです。またもうちょっと、フィレンツェで思うこともあったので、そんなことも含めてこれからちょっとずつ思い出しながら書いてみたいと思っています。
築地にて
日本で10日間の夏休み中です。とはいえ、今年は私は大量の夏休みをいただいていて、まずはスコットランドのエディンバーグで5日(と週末)、日本で4日(と2週末とフェラゴストの休みを混ぜるとトータルで10日間)、あと8月の最終週にフィレンツェで5日間、9月の半ばに5日、と休みまくりです。今回の日本では、バケーションで遊びにきてくれた友人のイタリア人とアルゼンチン人のカップルのおもてなしに2日間つかったんですがその一環で築地に行ってきました。こんなこともなければ早朝の築地になんて滅多にいかないと思うんですが、すごく楽しかった。まず、私は外国人観光客を甘くみていて、5時に受付開始というまぐろの競り卸売りの無料ツアーは4時に行けばまあ大丈夫だろう、と思っていて、もしかしたら4時半でも大丈夫と思っていたんですが、同行してくれたAさんが、「いやぁ週明けだし、お盆の週だし、3時半でしょ」と言うんですね。3時半って朝じゃなくて夜じゃん、と思ってみんなで話し合った結果、間をとって3時45分ということになりました。それでも「早すぎだよー」と私は個人的に考えていたんですが、最終的には遅過ぎるよりはいいでしょうということになりました。
Continue reading “築地にて”ちょっと仕事の話
週末にローマに帰ってきました。涼しかったエディンバーグから、日本の夏並みの蒸し暑さのローマへ。気温は毎日35度くらいになります。それでも私は夏のローマが好きです。ローマっ子たちがみんなローマの外にヴァカンツァに出かけるので、圧倒的に人が少ないのです。職場もがらーん。ランチも全く列を作らなくて良い状態でラクラクです。いつもこうだといいのに。
ということで、仕事もどんどん進みます。といっても、それはもちろん仕事によるわけで、チームワークが必要な仕事は全く進みません。チームの半分以上が夏休みだからです。でもひとりでできることはガンガン進みます。電話はほとんどかかってこないし、ミーティングもいつもの半分以下だし。
そこで今日、私はずっとあたためていた論文をえいやっ終わらせることに成功しました。3人の共著なので私だけの功績ではなく、実はひとりのスイス人の専門家がほとんどやった研究なのですが、彼が忙しすぎて論文にできないまま数年たってしまったので、「わたしやりましょうか?」といったらすんなりファーストオーサーくれました。でも今日最初の提出をしたばっかりなので、アクセプトされるのは(されるとしたら)来年の春頃かな。いやぁ、このプロセスを経験したことがある方なら分かると思うんですけど、この最初の一歩が強烈に面倒なんですよね。Elsevierのシステムなのでわりとサクサクのはずなんですけど、それでもやっぱり終わったときの達成感が、わりと強烈です。でもまだ次のリヴィジョンもあるし、まだまだ続くので達成感を味わうにはまだ早すぎるんですけど。
そしてその論文に関連した、所属機関の出版物もひとつ完成させました。私はナノテク担当なのですが、このページの右上のものがその本。これも2012年からずっとやっているものなので、出版できて本当に良かったです。ずっとやってきた何かが形になるのは、いくら仕事とはいっても嬉しいものですね。一緒に仕事をしてきた世界保健機関のオフィサーの方々も偶然日本の厚生労働省からの出向の方々だったので、楽しくお仕事できました。こんなところは絶対に見ていないと思いますが、Kさん、Mさん、ありがとうございました。いつもせっかちですみません。
さて私の夏休みまで一週間を切りました。あともう少し、このガラガラな職場環境でストレスも少ないはずなので、頑張って仕事しまくろうと思います!
