本当にどうでもいいんですが、午後の韓流のFantastic Coupleがちょっと面白いなと思う日々です。韓国の女性キレイですね。って本当にどうでもいいですね。先週と今週に何冊か本をまとめて読んだので書き留めておこうと思って。
「家日和」奥田英朗:最後の短編がすごく良かった。私もオーガニックとかロハスアレルギー気味。やってる人はすごいなぁと本当に思うし、エコとかもそうなのに、私があまのじゃくだから?と思って口を閉じていたことをうまいぐあいにぐっと出してもらった感じでちょっと感動しました。
「食堂かたつむり」小川糸:ベストセラーだったので。かもめ食堂とかぶるのはなぜ。私は泣けなかった。
「削除ボーイズ0326」方波見大志:年齢設定に無理があったけど普通に面白かった。狙ってる読者層はたぶん中高生?読書中、伏線が上手すぎて何度も1ページ目に戻るハメになったのも珍しかったけど、それはいいことなのかどうなのかって言われるとうーん、と思いましたが。
「1Q84 BOOK 3」村上春樹:1と2は素直に良かったと思ったのに、これは結構微妙な感じがしないでもないけどマーケティング上手だなぁって思った。できれば会えないで欲しかったなぁ。主人のAさんが、「えーっとなんだっけ、ダイゴと大豆の話だっけ」と言ったのがうまいなぁって思ってちょっと思い出し笑いしてしまいます。
「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦:面白かった。理系。途中、ん、と思うところがあって、小さなことが壮大な何かのメタファーのような感じでそうじゃない感じもして脳のどこかをぐっと押されたような感覚がある(けど押されたかどうかはわからないかんじ)。太陽の塔も面白い!とおもったけどこういうのも新しい感じで面白いと思ってしまいました。こんな子がいたらちょっとイヤだけど。でもこういう感じで頭脳明晰な素直でいい子なのに、大人から見るとちょっとイヤな感じのコっている!ような気もします。
以上とりいそぎ。
日本的なものいろいろ。
日本でもどこでもノンストップで買い物をして周りの人を呆れさせるのが得意な私ですが、昨日もいくつか嬉しいお買い物をしてきました。写真は2010年上半期のヒット商品だということで、実はこれイタリアのファッション雑誌に載ってたポケットドルツですが、日本に帰ったらあっさり手に入ると思いきやそんなことはなく、家電のお店を3軒まわってやっと手に入れました。音波で磨く歯ブラシのカワイイ携帯版。飛行機で歯を磨く機会の多い私にはちょっと嬉しいです。日本では誰もが持っているという感じですが、イタリアではまたびっくりされるかもしれないのでちょっと誇らしげに持って帰ろうと思います。
購入したとき姉一家と一緒に商品を見ていたのですが、私の隣で姪のMが、「わたしもこれ、ピンク色の欲しくなっちゃった…」とつぶやいたので、間違いなく私の姉のDNA(つまり私と同じDNA)を受け継いでいる、と確信しました。
そして他に買ったのはこれ。針のいらないステイプラー(正確な名称はペーパーステッチロックだそうです)ということで、かなり前から欲しかったんですが、やっと手に入れました。職場ではステイプラーは備品ですが、リサイクルの時にせっせと針をとる作業がやはり大変だし、ネイルをダメにしちゃうし、ときどきケガするし、あんまり大量の書類を配ることはあまりないし(だいたい2−3枚程度)、ということで、まだ発展段階のこの針なしステイプラーでも(最大4枚程度)私の仕事では大活躍するにちがいないと思い、どうしても欲しかったのです。いろいろな色がありましたが、無難な色にしました。私のオフィスは階段や会議室に近いこともあって、オフィスで目立つ物はうっかり持ち出されてしまったりするので、あまりアトラクティブなものを置かない方が良いのです。ブルーのこれだったらなんだか分からないし。
ただ、やっぱり発展段階ですね。いろいろやってみたんですが、2カ所とめないとかなり不安定だし、かなり大きな穴があくので、とめる場所も重要になってきちゃうので気軽にできない。そして意外にしっかりした力が必要なのです。でもまあ、ミーティング毎のちょっとした書類をまとめるには問題なさそうなので使えそうではあります。
日本にはいろんなガジェットがちょこちょこあって毎日楽しいです。
キッチンの小窓をアアルトで。
とある事情で、現在日本に帰ってきています。毎日忙しくしていますが、先日ヘルシンキで手に入れた、主人のAさんのキッチンの小窓にかけるカーテンにしようとアルヴァー・アアルトのテキスタイルデザインのファブリックを持って帰って来たので、切りっぱなしの両端をジャーっとミシンで縫って、挟み込むタイプのカーテンレールにちゃっちゃっとつり下げたら、こういうのができあがりました。
アアルトの家の書斎にはダークブルーの同じデザインのカーテンがかかっているし、グランドピアノの上のピアノカバーにもなっているし、イメージしながら作ったら、この赤でも思った以上にカーテンとしてぴったりな感じになったので嬉しい気持ちになりました。アイロン掛けの時間を入れても30分程度でできあがりましたよ。このカーテンで窓からの光を遮ったにもかかわらず、キッチン全体がぱっと明るくなったような気がしたので不思議なものです。フィンランドのデザイン、本当にステキです。幾何学的だと思えるのに、よく見るとイレギュラーな整列。
ファブリックはこの他にもアアルトの最初の妻だったアイノ・アアルトのデザインの物も購入してきたので、この次帰国したときにでも何か作ろうと思います。
六義園のシダレザクラ
水曜日に、横浜在住のイタリア人の友達のRが東京でランチでも、というので電車に乗って行ってきたんですが、そのときちょうど東京に住む姉のところに母が遊びに来ているというので嬉しい気持ちで会いに行ってきました。この写真は翌日の木曜日の朝に撮ったものですが、姉のマンションの目の前が六義園で、このシダレザクラの大木を見にくる人々で長蛇の列ができる、という話を聞いていたのと、オープンが9時でたまたま9時にここの前を通ったときに割と人が少なかったのとで、母と一緒に300円の入園料を払って行ってきたのです。
今年はちょっと例年より桜が遅めですが、この時期に日本に帰って来て本当に良かった、と思える迫力でした。赤い和傘の立ったお茶屋さんに寄って母とふたりで和菓子にお抹茶をいただいたり、池の周りをくるりと回りながら散策したりして、この大きな美しい庭園を満喫しました。桜はご覧の様に満開です。
旦那様のAさんの住むつくばは東京よりかなり寒くて、彼の職場(研究所)の桜通りも2分咲きといったところ。明日は土曜日なのでAさんもお休みなのでドライブでもしながら、ちょっと茨城県の西の方に行ってみて桜の具合を見てみようかなんて話もしています。
銀座でタイ料理
火曜日の夜はアメリカで友達になったRと待ち合わせしてお食事してきました。Rとは私が主人のAさんと出会ったころの友達で、あれから13年も経つのかと思うと感慨深いです。滅多に会わないのに突然こうして会っても何も変わってなくていつも普通の会話を楽しくできる貴重なお友達。女優さんみたいに美人な人です。彼女は横浜から、私はつくばからそれぞれ離れているので間をとって東京で会おうよという話になったので有楽町のジムトンプソンのレストラン、Jim Thompson’s Table Thailandに行ってきました。
大人になって思うことですが、この年になるとなかなか友達を気軽に誘ってどこかで飲んだりお食事にいったりすることがだんだん難しくなります。私の年齢だと相手にはキッチリ仕事があったり、家族がいたりするのでスケジュールの調整はもちろんのこと、ぶっちゃけ消費経済(って遠回しに言ってますが、単にお金を使うことですね)も一人の判断ではないということや、当然子供がいたりする場合もあるので夜更かしはできないし、さらに私の場合、特に地元熊本の友達だと男友達のほうが多いのでこの年齢になって特定の男友達と夜遅くまで遊ぶのはお互いよくないし(実は私個人はそうは思わないけれど、やはり遠慮はします)だからといって昼間や夕方が暇かといわれると全くそんなことはないし。
だからこうして一時帰国をするたびに、なんとなーく連絡をとって「会えそうだったら遊んでね」オーラを出すことによって期待するのですが、そんなときに「遊ぼうよ!」と気軽に声をかけてくれる友達っていうのは本当に貴重でありがたいです。Rも忙しいのに「会いたい」と言ってくれて、そして一緒にお食事につきあってくれて本当にありがとう!次回はちょっと足を伸ばして温泉にでも行こうよということになりました。
それにしてもおちついた雰囲気のこのレストラン、本場バンコクのジムトンプソンの家の敷地内にあるレストランと変わらない味に日本の丁寧さ(ドリンクなどとくに)を足した感じでとても良かったです。急にタイで過ごした日々が懐かしくなりました。ジムトンプソンの家には、職場のすぐ近くだったのでシルク商品もお食事にもお茶にも良く通ったことを思い出して一人でキューとなりました。またバンコク行きたいです。