本棚にクリスマス

Waiting for the Christmas週末に、今年もクリスマスまでカウントダウンして楽しもうと思って、バカラのツリーと、お気に入りのペンティックのトナカイオブジェクトを出してきて本棚の真ん中に並べ、クリスマスカードを飾り付けました。これだけでクリスマス気分が盛り上がるので不思議です。一人暮らしの寂しい日々にはあまり変わりはないんですけどね。
アメリカに住んでいた頃は、11月は感謝祭モードに入るので、今年は七面鳥の代わりに鶏肉を丸ごと焼こうか、パンプキンパイはどうしようか、レンティルを煮ようかスープにしようかと、体の暖まる食事のことばかり考えていたように思いますが、ローマでは感謝祭はあまり大きな行事ではないし、一人暮らしだとお料理にも気合いはあまり入りません。そのかわりに12月のクリスマスに向けて気持ちを高めているというわけ。
日本はライトアップがきれいですよね。どんな国よりキレイな気がします。今年はどんなクリスマスになるんでしょうか。家族、友人のみなさま、今年もクリスマスカード受け付けています(私も送ります)。職場ではなく自宅の住所でよろしくね。

コミュニティー禅ガーデン

Zen garden in Garbatella (!)週末に、私の住むエリア、ガルバテッラの一画に「日本庭園ができた!」という話を聞いて、いったいどういう感じなのかなと思っていたんですが、かわいらしい、そしてある意味イタリアらしい石庭が完成していました。ここは都市型農業とでもいいましょうか、コミュニティー菜園がつくられているところで、そんな一部にこうして石庭を造ろうと思った人がいるなんて、と思ってちょっとびっくりしましたが、なんだか微笑ましくて良かったです。
何に関してでも、思い立って行動して実現するということは難しいことだと思うので、こうして地域でまとまって、そして何かを信じて頑張る人々を見て、イタリアの底力を見た気がしました。
そして私も菜園にサインアップしてきましたよ。日本からネギやシソなどの種を買って持ってきたので冬が始まる前になんとか植えたいと思います。私のバルコニーガーデンも今は暖かさが戻ってきたのでなぜだか花盛りです。昔は植物は数日で殺して来たプロフェッショナルキラーの私でしたが、こうして植物と共に生きることを覚えて行くのねと感激し、水やりをしながら近所の教会から聞こえてくる鐘の音に異常なほど癒される毎日です。

3年目のペン

My Favorite Fountain Pen最近2012年のアジェンダのリフィルを購入してから、ふと自分の真っ赤で大きくて結構重いプランナーを使い始めてから2012年で8年目になることに気づきました。リフィルは結構高いんですけど、かなり使いやすいのでがんがん使っています。リフィルの側面が金色になってからは、高級感すらあって満足。そして、こんなに長く使うことになったこのプランナーが2年目だったときにこうしてウェブに書いておいてよかったなと今思ったので、今日は私のお気に入りの万年筆を紹介しておこうと思います。
これは実は奮発してバンコクのパラゴンというデパートで厳選して選んだモデルで、私は金色の金属部分、主人のAさんには銀色の金属部分を選んで、それぞれマッチングする色で名前を彫ってもらったんですね。モンブランだとインクも高品質で、きっとこれからもずっと生産されるだろうという安心感があったのと、タイ人の素敵な担当者が、ペン先もかなり相談に乗ってくれて必死で探してくれたので、絶大なる信頼を寄せて買うことにしたのでした。
買ってすぐはいろいろなところに持って行って使っていたんですが、あるところで気軽に「そのペンかして」と知らない人に言われて、Noと言えない日本人な私は、えっと思いながらもイヤイヤこれを貸してしまい、ペン先をぐっと太くされてしまったちょっと悲しい出来事があったので(そのあとモンブランの店舗でペン先を少し閉めてもらって元通りになりました)今は、家でお手紙を書いたり、大事な書類にサインをするときに使ったりするようにして大事にしています。Aさんは「もったいなくてつかえないよ」と言っていますが、もうすこしおじさんになって貫禄が出たら使うことも多くなってくるんじゃないかと思います。今年で3年目になる万年筆なのですが、万年とはいかなくともこれから20年、30年と使えますように。

美術館な日常

SGL.jpg土曜日ということで、ちょっとした買い物を済ませておこうと思ってショッピングリストを作り、まずはPiazzale Appioという大きな広場にある小さなデパート、coinに行くことにしました。coinの3階にはネスプレッソコーナーがあります。去年、ひょんなことから私、かわいい小さい赤いネスプレッソマシーンをいただいたんですが、自分でコーヒーを飲む時は使わないものの(やっぱり自分のお気に入りのポットでコトコトやったほうが断然美味しいので)、ふと友達が来たりしたときに「コーヒーのむ?」とやるのに便利なので結構使っていたし、お掃除に来てくれるGなんかにも「いつでも勝手に飲んでね」と言うと飲んでくれて中の掃除もしてくれたりするので、結構な勢いでリフィルが必要になるんですね。ネスプレッソはネットで注文できるので、そういうのを使えばいいのに、と日本の方は思うでしょうが、イタリアでは、ネット注文は及び腰になります。果たして届くのか?と毎日ドキドキしたくないから。ということで、coinの開店10時とほぼ同時に行こうと思って車でびゅーんと行くと5分で到着したので自分でもびっくりしました。そして、そのPiazzale Appioという広場はローマ帝国の壁のすぐ外にあるんですけど、そこまでいくのに、ぐるりと回らなければ行けないのが写真のサン・ジョヴァンニ・ラテラーノ教会。巨大です。紀元前はラテラヌス家という一族の豪邸で、キリスト教のものになったのが紀元後の300年ちょっとくらいのころだったみたいですよ。あまりの歴史の古さに気が遠くなります。
SMM.jpgCoinのネスプレッソコーナーは開店同時なのに、すでに20人くらいが並んでいて、そっちでも気が遠くなりました。でもイタリアにしては意外にも4人の店員さんがサクサクさばいていて、約5分強で私の順番に。今回はたくさん買い込んでおこうと思ってDecaffein以外の種類を2カートンずつ大人買いしました。Lungoも結構好きなのでそれも。そしてアフリカのフェアトレードに寄付できるスペシャルエディションも。そして次に向かったのがカヴール通り(Via Cavour)にある韓国食料品店。ここは大人しくて美人な韓国人のおばさんがいつもレジをしていて、旦那さんらしき人がいつも後ろの方で力仕事をしていて、なんとなく微笑ましいところです。日本の食材もたくさん輸入してあって、かなり助かっています。でも商品のお値段は微笑ましくはありません。私は今回の4ヶ月の日本への大移動のために、日常の食材を人にあげたりしてしまっていたので、みりんやお酒、ごま油などの基本調味料がなかったのでそれを買いにきたのです。あと、ここには筒状のブリタのリフィルが安く売ってあるのでそれも。サンジョヴァンニからカヴール通りに向かうにはメルラーナ通り(Via Merulana)というまっすぐの道を通って、突き当たりのこの大きな教会、サンタ ・マリア・マッジョーレ教会(Basilica di Santa Maria Maggiore)を写真の右から反時計回りにぐるりと回る必要があります。この教会もはたまた巨大です。紀元後5世紀に建てられたということで歴史家の皆さんは納得しているみたいです。こうやって現代で見ても、5世紀に、日本が大和時代(古墳時代)だったころにこんなものを造っていたなんて、とさらに気が遠くなります。
Rome: Colosseo韓国食材店からカヴール通りを南下すると、フォリ・インペリアーリ通り(Via dei Fori Imperiali)に出ます。つまり帝国フォーラム通りですね。その名の通り、カヴールから左折すると後ろにはヴェネツィア広場(Piazza Venezia)、左後ろにはトラヤヌスの市場(Mercati di Traiano)、右側には初めて見ると確実に圧倒されてしまう、フォロ・ロマーノ(Foro Romano)、そして目の前に写真のこれ、コロッセオ(Il Colosseo)がどーんと現れます。カヴールもそうですが、インペリアーリも昔ながらの石畳の通りなので車がかなり痛みます。誰も気にしませんが。そして今度はこのコロッセオを時計回りに半周して、私は南のほうの自宅に帰るのです。以上、これが私の今朝の1時間半。歴史たっぷりの巨大美術館を回った気分になるけれど、何度も気が遠くなる気分を味わうのも事実です。
小さなやらなければいけないことやいろいろなことにかまけてゆっくり周りを見たりする時間がないような毎日ですが、こうして1時間半の間にゆっくり車の中から外を見てみると、それぞれのスポットで何千人、いや時には何万人の観光客が、イタリアの太陽と歴史を全身に浴びて楽しんでいます。私も買い物ばっかりしてないで、こういうものをもっと日常的に楽しめる余裕を持てるようになりたいな。

最後の夏休み

Anzio今日は朝の10時半に、ローマ人の友達Rと、その奥さんで日本人のMさんと3人で朝ごはん(カプチーノ)しようということになってモンティに行って、私が好きなバールでおしゃべりしてきました。バールはPiazza della Madonnna dei Montiという噴水のある広場にあるバールでLa Bottega Del caffe’という名前なんですが、ガイドブックにもよく出てくる、観光客もたくさんやってくるバールです。でもそんなトゥーリスティーな雰囲気も、私は好き。がやがやしていて地元の人たちも、観光客の夫婦も、ティーンネイジャーも、おじいさんやおばあさんもがやがやとそれぞれにコーヒーを楽しんでいるところです。私はいただいたことがないんですがランチなんかも美味しいらしいですよ。
おしゃべりに夢中になっているとあっという間に時間がたって、昼になったんですが、日差しも強くて真夏のような雰囲気になってきたし、私は何と今年は一度も海に行ってないし、明日は雨の予報が出てるし、もう来週はこんなに暑くないかもしれないし、ということで最後の夏休みとして、今から海に行こうよ!ということになりました(というより私が無理矢理提案しました)。そしてドライブすること1時間ちょっと、ローマから南にあるAnzio(アンツィオ)という町にたどり着きました。私は実はここは2回目。以前に誰にだったか、すごく美味しいオステリアがあるから行こうと誘われて行ったのでした。上の写真がそのアンツィオの海。アンツィオはその昔ローマ帝国の港があったところなので、よーく見ると、ローマ帝国時代の遺跡がごろごろあって、現代の人々も遺跡と共存しているビーチをなにげなく楽しんでいたりするので、日本人の私から見るとわりとびっくりです。写真の白く見えるドームのようなもの、真ん中の区切りに見えるもの(人々が好き好きに休んでいるところ)などがローマ遺跡。
前に行った、ものすごくシンプルなオステリア(da Carloという名前で、ストリートビューはこちら)は、人数を告げてテーブルにつくと、どんどんお食事が運ばれてくるタイプのお店で、好きな物はどんどんとって、嫌いな物はパスできるシステムになっていて、それでお一人様15ユーロ程度のとてもローカルに人気のお店だったんですが、私たちはのんびりビーチを歩いてから行ったので到着したのが午後2時になってしまい、お店はランチクローズの時間になってしまっていました。それで引き返して見つけたカワイイレストランでランチ。私はカラマーリ(イカ)のシンプルなグリルを食べたんですがオリーブオイルと塩とレモンだけなのに本当にぷりっぷりで美味しいんですよ。ルゲッタと一緒にさわやかにいただきました。RとMさんはそのお店のスペチャリタのパスタを楽しんでました。
ちょっと暑くて、ちょっと(どころじゃないかも)日焼けもしてしまいましたが、やっぱりイタリアは地中海の太陽の国です。これで私の脳内のセロトニンの合成もどんどん活性化したはずなので週末中ずっと楽しい気分でいられそう(ほんとかな)。ここを見ていることはないと思いますが、R、Mさん、今日はおつきあいありがとうございました。すっごく楽しかったです。