立体ミッフィーチョコ

今年のバレンタインチョコさてもうすぐバレンタインデーですが、単身赴任の私は日頃の感謝を夫に伝えることもままならぬということで、国際便でチョコを送りました。去年は高級ショコラティエのソルベを送ったんですが、震災の混乱でホワイトデーがうやむやになってしまったのを逆恨みして、今年はちょっと値段を下げてやろうと思い、しかも自分の好きなチョコにして私も日本に帰った時に食べてやろうと思いつき、イギリスのミッフィーショップで写真のこの立体チョコを見つけて送りました。国際普通郵便で送ったので送料は300円程度だったのにちゃんとバレンタインデーの前に到着して良かった。1週間くらいで着きました。
これ大きさは13センチくらいあるんです。ミッフィーちゃんとメラニーちゃん。いい年したおっさんである夫(失礼)が喜ぶとはとても思えないチョコなので、実はiPhone 4sに繋いで使う、iWOW 3Dというイコライザー付きのサウンドアダプターをセットで送りました。インスタントな商品にしてはなかなか音響がいいらしいので私も買おうかなと思ったり。こちらはしっかり喜んでいただけたようです。
で、到着したらAさんがすぐにこうして写真を撮って送ってくれたので、良かった。あとで検索したら日本でも売っているみたいですね。ちょっと割高ですがきっと並行輸入品なのでしょう。日本のサイトではミッフィーちゃんが本を持っているポーズのチョコがいっぱいでてきました。それもかわいいかも。というわけでもうすぐ日本にちょっとだけ帰ろうと企んでいる私は、夫にもそれを待ってもらってからいただこうと思います。食べるのもったいないですけどね。

ローマの雪

P2044158木曜日からまわりがざわざわしていて、みんなが「金曜日と土曜日は大雪らしいよ」と言い合い、とうとうローマ市長は市内中の学校の休校を決めるくらい大騒ぎになってしまいましたが、予報通り、ちゃんと雪がしっかり降りました。ものすごく珍しいです。
去年も実は30年ぶりといわれた雪が降ったことは降ったんですが、本当に形だけでまったく積もったりはせず、こんなにつもったのはわりと久しぶりなんじゃないでしょうか。雪に慣れていない人ばかりのいつもは暖かなローマなので、みなさんのパニック具合がちょっと微笑ましいです。アメリカのプルマンの雪を毎年経験した私としては、これはちょっと嬉しいくらいの雪なんですけどね。
職場でも金曜日の午後3時になって「天候悪化が見込めるため、帰宅できる人は帰宅してください」というメモがまわり、私も車には何の対策もしていないので、道がまだキレイなうちに、と3時半くらいには帰宅しました。でも電話会議が2本入っていたので家から携帯で会議に参加するという面倒なことになってしまったのでちょっとだけ「帰らなきゃ良かった」と思いましたが。
写真は家のバルコニーからの風景ですが、バルコニーの私の大事な植物ちゃんたちが雪だらけになってかなり心配です。シクラメンは寒さに強いとはいってもこんなに雪に覆われても大丈夫なんでしょうか。最近暖かかったので調子にのって芽をぐんぐん出していたチューリップも今頃雪の中で大後悔していることでしょう。ハーブ類は多分大丈夫。いちごちゃんも強いので大丈夫だと思います。明日雪が解けたら状況を見てなんとか出来ることをしようと思います。

Serve & Volleyは古いのか。

Novak.jpgテニスファンの皆様、オーストラリアンオープンはいよいよあと数時間後に迫った男子ファイナルを持って終了ですが、この2週間楽しかったですね。私はロジャー・フェデラーの大ファンで、Facebookでもファンページ登録しているくらいですが、写真のノヴァック・ジョコヴィッチ選手(愛称はNole)のファンでもあります。テニススタイルがちょっとオールドファッションで美しいタイプのプレイヤーが好きみたいです。ファイナルはこの二人だったら最高だったんですが、セミでラファエル・ナダルがロジャーを破ったのでナダル選手とジョコヴィッチ選手の試合です。ローマ時間だと明日の朝10時半頃なんですが頑張ってAOラジオ聞こうと思っています。

ところでジョコヴィッチ選手のこの写真、実は私、2009年にマスターズのローマ大会を観戦に行った時に、たまたま友人のSがスポンサードックで働いていて、彼にお願いして、その場にあったHeadのポストカードを差し出して、なんと本人に目の前でサインしていただいた超貴重なものなんです。ずっと大事にしまい込みすぎていて、今日ふと出してみたら、その重要なオートグラフの部分がほとんど見えなくなっていました。泣けてきちゃいます。ので慌てて今日、スキャンしてこの状態でとりあえず永久保存しようと思ったわけです。上の方にうっすら線だけ残っているはずです。クリックすると拡大する、はず。それにしても、当時はまだランクは3位くらいでしたが今やナダル選手の方がアンダードッグ的な扱いですね。

今回オーストラリアンオープンの公式スポンサーのKIAのサイトで、選手を会場までKIAで送り迎えするときの車の中でのミニインタビューみたいなものがあったんですが、日本の錦織選手は「もし選べるとしたらどのプレイヤーと夕食を一緒に食べたいですか?」と聞かれて、「ジョコヴィッチ選手」と答えてました。理由は「彼は面白いし、テニスもすばらしいので話してみたら何か学べると思うから」というようなことを言っていましたが、スウィートです。でもそうなんです、ジョコヴィッチ選手はいろんな選手のモノマネがすごく上手で、コート上でも外でもすごくさわやかな面白いことをスマートに言うんですよね。シャラポワ選手の真似とかすごく上手です。トスボールを最初に何度かバウンスさせるときの手つきとか「そうそう!」と言いたくなるほどそっくり。

最近はアンディー・マリー選手にあのイワン・レンドルがコーチとしてついたりして、私も年齢のせいか、昔のことをつい「良いように」思い出しがちなんですが、レンドルが選手のころははっきりいって、男子のテニスはServe and volleyでしたよね?だいたい数球でポイントが決まるというか。パワーサーブもそれほどなかったからできたことなんでしょうか。今は男子テニスはサーブが強くなければダメな部分もあるし、だからこそベースライン上でずっとプレイすることが多くなってきている気がします。だからといって女子テニス化しているというわけではないんですけどね。ラリーが長いと確かに見ている方は盛り上がりますが、シングルス用のコートであんなに走り回る時間が長いと、最終的にはスタミナ勝負になってしまいますよね。今の時代に、昔みたいなServe and volleyのスタイルの選手、稲妻のように現れてくれないかなー、と遠い目になってしまいます。もしかしたらもうそのスタイルは古いのかもしれませんけどね。

さて、私もジムで募集している週に1回のレッスンに入会してこようかな。私のジムではコーチがひたすらボールを出してくれるだけのレッスンをやってくれるので、ヘタでも無心でせっせと打ち返しているうちにものすごいストレス発散になるのです。

カゼルタのヴェルサイユ

CasertaAさんと一緒に週末に、日帰りでイタリア南部にあるカゼルタという街の宮殿&庭園を見に行ってきました。ユネスコの世界遺産です。ブルボン家のナポリ王によって1752年に着工され1780年に完成したそうです。フランスのヴェルサイユのようなものを造りたいということだったらしく、いろいろな意味で似ていましたが、規模としては多分カゼルタの宮殿のほうがすごそうです。でもあまりにゴージャスにゴージャスを重ねると、寒々しい大広間がうっかり出来てしまうんだなと思ってしまいました。多分天井が高すぎて、そのゴージャスさが見えないんです。個別の部屋は1400部屋あるそうです。2階の20部屋くらいが公開されているので歩いて回りましたが、もしここに泊まれるとしても、落ち着かなさすぎるね、と庶民な私たちは頷きあいました。
庭園もかなりヴェルサイユを意識してあったんですが広さがすごくて、あとで計算してみたら、合計6キロほど歩いたことに気づきました。歩くのはあまり得意でない私が!と思ってびっくりしましたが、こういうところをのんびり歩くのは嫌いじゃないです。ナポリに近いので暖かいしポカポカ陽気でコートを脱いでゆったりできました。カフェテリアも割と充実していて、ナポリ名物のスフォリアテッラやババがあって、しっかり歩いたあとだったのでゆったりと楽しめました。コーヒーもさすがナポリの水源、おいしいお水のおかげでひと味違うコーヒーをいただけました。この宮殿、映画のロケ地としても良く使われているようで、スターウォーズやミッションインポッシブルなんかが撮影されたそうですよ。
Caserta帰りにはAさんの強い希望で、そのカゼルタ宮殿に水をひくだけのために造られたという水道橋を見に行きました。写真の下の方に写っているのは私のローランギャロス号ですが、比較するとお分かりいただけるように、とにかく巨大な水道橋です。ヴァンヴィテッリの水道橋、あるいはカロリーノの水道橋という名前で知られていて、1762年の完成だそうです。どうやらカゼルタ宮殿の世界遺産登録は、この水道橋も込み(さらにサンレウチョの邸宅群も込み)での登録みたいですね。いつも思うんですが、イタリアって本当に世界遺産多いですね。すごい建築物も紀元前から結構最近までいろいろとあるし、イタリア人って本気をだすととことんすごいですね。本気をなかなか出さないっていうところもすごいです。
この水道橋を見た私たちは嬉しくて写真をとりまくり、宮殿や庭園よりもずっと大興奮しました。庭園の噴水はすごいものだったので、あれだけの水を引くにはこの水道橋が必要だろうなと思わされ、その権力を現代でも見せつけられた気分です。ローマからA1を南下するだけで到着するので、実は日帰りに最高の場所かもしれません。カゼルタ。また暖かい時期に行ってみたいです。

ミラノ旅行

Milano Trip2泊3日で、Aさんとふたりでミラノへ行ってきました。写真は有名なドゥオモ。本当に圧巻です。
旅行ですが、まず微妙に鉄が入っているAさんは2時間59分の超高速でローマからミラノまで直行してくれるユーロスターAVに乗ることだけでもかなり興奮気味になり、しかもローマテルミニ駅にある私たちのお気に入りのバールVyTAで朝食を、というプランにもさらに大興奮し、電車の発車時刻の1時間くらい前に駅に到着するという準備万端ぶりでした。ミラノでもついに最後の晩餐を見ることができたし、ミラノのカツレツやミラノ本場のリゾットに、牛の背骨ごと、輪切りを丸ごとほろほろに柔らかに煮た肉料理もいただいてミラノにどっぷりでした。ホテルもウナメゾンミラノというとてもフレンドリーで良いロケーションのホテルでかなり当たりだったし、最終日に行ったミラノトリエンナーレ現代美術館が思った以上にすごく良かったしで楽しい3日間となりました。
トリエンナーレ、本当に良かったです。併設のデザインカフェでランチして帰ったんですが、そこで食べたアンティパストが強烈に美味しくてそのあと思わずプリモ、ドルチェ、カフェとランチのフルコースいってしまいました。雰囲気も素敵だったし、公園内にある美術館なので景色も良かったしで本当に良い1日となりました。またミラノに行ったら是非行きたいです。トリエンナーレウニコという、その日トリエンナーレで行われている全てのエキシビジョンが見れるチケットが10ユーロで売ってあるので(だいたいひとつの展示が8ユーロくらい)それがお得かと思われます。ポストカードやイタリアの主要新聞のサービスもあって、「ここでのんびりしていってね」というメッセージたっぷりなチケットでした。お得だしなんだか嬉しいし、こういう美術館本当にいいですね。
でも、ミラノは東京くらい寒かったです。歩いていると体の芯から冷えていく感覚が分かるし、顔や耳にあたる風が痛い。そんなの冬は当たり前と思われるかもしれませんが、ローマではなかなか経験できない感覚です。今日ローマに帰って来てあらためて「暖かいって本当にラクなことだな」と思いました。ミラノで仕入れたふかふかの防寒ブーツ、ローマで使うことはあるんでしょうか。まぁ日本で使えばいいか。