
Prey (Michael Crichton):今、研究の合間をみてマイケルクライトンの「プレイ」を読んでいるんですが、ジュラシックパークのような斬新さはないものの、あたしはかなりひきこまれています。最初に著者本人のナノテクノロジーに対する考えのようなものがずっと書いてあって、それを読むと、その彼自身のライフワークというか、何が彼を導き、今に至るまでになっているかというのを考えさせられます。
よく、日本なんかで彼は、「ハーバードの医学部を卒業し作家、映画監督、TVプロデューサーなどをつとめる」なんて書かれ方をしてますが、私がここでポイントアウトしたいのは、彼はハーバードの医学部を単純に「卒業」したわけではないってことです。いや、けなしてるんじゃなくて逆です。アメリカの医学部っていうのは普通、まず大学で4年間、医学の分野の学士(BS)を取得しますね。それはバイオロジーだったり、バイオケミストリーだったりケミストリーだったり、またはプリメドといわれる医学部準備学部のようなものだったりします。そのあと、だいたい人はそういった分野か、あるいは心理学、教育学、コンピュータ、ビジネス、外国語、などの修士課程(MS)に進んだり、そういう副専攻、あるいはダブルメジャーを選んだりします。医学者というのは科学頭でっかちではいけないという理由で、アメリカではなんとなく、必須ではないものの、そういった教育に導かれがちです。クライトンは人類学を選んだみたいですね。トップの成績だったらしいですよ。[ 洋書籍 | 日本語訳書 ]
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