Caffè Vergnano 1882

イータリーにて

週末がくるたびについついテクテク歩いて行ってしまうイータリーですが、明日の日曜日も、朝からルクセンブルク人の友達のCと10時にね、と約束してます。どこで会うかというとこの「カッフェヴェルニャーノディチオットオッタンタドゥエ」という長い名前のバールです。書いてみると創業年を表している数字なので短いんですけどね。

どこのバールでもそうなんですが、イタリアのコーヒータイムが嬉しいのはやはりそこにいるバルマン(バリスタ)さんが明るく笑顔だからだと思います。どんなにおじいさんになっても、頑固そうに見えても、コーヒーを淹れてくれるときには楽しそうだし、嬉しそうに出してくれるのでこちらも笑顔になります。このサイトでも何度も書いていますが、イタリアのコーヒータイムは驚くほど短く、どんなに長居したとしても15分程度。ほとんどの人はクイっとエスプレッソを飲んで、数分で出て行ってしまいます。

この写真を撮った先週は、ひとりで買い物に行ったんですが、とりあえずイタリアが久しぶりだったので朝ごはん代わりにカプチーノを、と思ってここに寄ったんですね。そしたら「久しぶり、元気だった?カプチーノはカカオはどうする?」と声をかけてくれて、別にそんなに常連なわけじゃないのに優しいなーと思って感激しました。多分適当にランダムにそういうことを言ってお客さんをにっこりさせてるんだと思います。で、いつもはカカオはいらないって言うのに、ついつい「あ、カカオ(チョコレートパウダーやチョコレートソースのこと)たっぷりおねがいします!」なんてうっかりお愛想を言ってしまって、結果写真のようにデコられてしまいました。美味しいからいいんですけど。なんとなく日本人な私を再確認してしまいました。って日本人に失礼か。

イタリアはコーヒー先進国にもかかわらず、日本のように豆にこだわることはあまりなく、どちらかというとローストの仕方でコーヒーを選んだりします。だからローストが上手なお店が人気が出る感じがしますね。このバールはフランチャイズですが、私はイータリーにある他のバール(イリーもあります)よりここが好きです。もともとアラビカのローストが好きなので香ばしいコーヒーが基本だということも大きいんですが、こういうのは「なんとなく」なのであまり確実なる理由があるわけではないかもしれません。ちなみにこのお店は、ネスプレッソのエスプレッソマシンで使えるコーヒーカプセルをバイオディグレイダブル(日本語で何て言うんですか?)で作っていて、私も時々買って家のネスプレッソマシンでいれてみたりもします。香りが違うので嬉しいんですが、味はネスプレッソもなかなか良いですよね。でもやっぱり自分のモカで火にかけてコトコトやるのがいちばん美味しいと思いますけど。というわけで最近通っているバールのお話でした。上にも書いたように明日も行くので楽しみです。

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