懐かしいプルマン

日曜日の今日は、友達のAとバールでカフェ+おしゃべりのあとにクリスマス用の食べ物を美しいパスティッチェリアで仕入れて家に帰り、思うところあって昔の写真をしばらく整理していました。20ギガを超えていたiPhotoのライブラリをTime Capsuleに移動、バックアップしました。以前のライブラリは80ギガを超えていて後悔したので、今回は早めの対処(のつもり)です。
そして以前のバックアップの膨大な量の写真をぼんやり眺めていると、私の第2の故郷、プルマンの小麦畑の写真が何枚も何枚も次から次に出てくる出てくる。私がどれだけプルマンの風景を好きだったか、こんな風景はどうってことない日常なのに、何度見てもハッとさせられてカメラを向けてしまっていたのかを、まざまざと思い起こさせられました。
視界の80%が空だったプルマン。どうしてあのゆったりした美しい土地を離れて、良くも悪くもカオスなローマに、引っ越して来てしまったのか。しかもひとりで。あのままエクステンションスペシャリストとして定住できたかもしれない道をあんなにあっさり断ったのはどうしてだったのか、今となってみると自分の気持ちだったはずなのになんだかもやがかかったかのように、どうしてもうまく思い出せません。
ローマに来て、今の職場で働いてきて良かったかと聞かれると、確かにものすごく良かったというのが正直なところだけれど、この仕事がプルマンのようなところにあったらさらに理想だったな、と思うのも真実。でも私がどんな道を選ぼうと、プルマンはいつも変わらずあの土地にあって、夏は酷暑、冬は極寒の雪の中でも平和に淡々と時を刻んでいるんですよね。当たり前のことなんですが、時々ふと自分だけが走りすぎてしまったような、それでいて取り残されてしまったような、ちょっとだけ悲しい気持ちになったりするのです。

2 Replies to “懐かしいプルマン”

  1. お久しぶりです。この写真を見て私もぼ~~っと思い出にふけってしまいました。本当にきれいですね。自然が多すぎて、あの頃は田舎過ぎる~って思ったけど、現在の住んでいるNYはあまりにゴミゴミしているので、プルマンでの学生以外の生活はどうなのかな~って考えていました。たぶん素敵なんだろうな~。今あるストレスもす~~っとなくなってしまいそう。絶対寿命が延びると思います!!
    いつか行ってみたい場所にPullmanが入っています。(夏ですけど。。。)95年からすでに15年。キャンパスも変わったんだろうな~。懐かしい!!

  2. Mikiさん:こんにちは。プルマン田舎ですけどキレイですよね。昨日たまたまFacebookでオンランだったシアトルにいる友人Cと話したんですけど、実は冬の雪のプルマンもかなり恋しい気分です。あそこに住むとストレス少なそうですよね。確かに学業に研究に大変だったはずなんだけれど、ストレスと思ったことはあまりなかった気もします。のど元過ぎれば、という状態になっているだけかもしれませんが。NYの生活も楽しそう。また絶対遊びにいきたいです。

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