Aさんがやってきた

Trastevere

土曜日に主人のAさんが休暇をとってローマに遊びにきてくれました。その日の午前中はたまたまParmaに住んでいる友達のCが、今度Ph.D.プログラムに入るためスペインに3年行くというのでお別れにローマに来てくれていたので、彼女と彼女のお姉さんのSとそのお友達と4人で朝ご飯と昼ご飯までカンポデフィオーリの近くで楽しんだあと、家に帰って時間をつぶし、そのあと空港まで迎えに行ってきたのでした。

日曜日の昨日はさっそく、私のローランギャロス号を満タンにして、ローマから2時間ほどドライブしてウンブリア州のペルージャに遊びに行ってきました。イタリアのチョコレートといえばトリノのチョコか、このペルージャのチョコか、といわれるのですが、それほど有名なチョコレート工場がここにはあります。去年あたりのイタリアの映画で「チョコレートレッスン」というようなタイトル(不確か)のものがここを舞台に撮影されましたので知っている方もいるかもしれませんね。そしてなにより、世界のナカタさん。彼はペルージャのチームに数年いらっしゃいましたね。最初のゲームの3ゴールは本当にトリハダでしたよね。

そして月曜日の今日はのんびりしようということになって、お昼からトラステベレの散策に行ってきました。上の写真は私の最近のお気に入りのトラステベレらしいオステリア(食堂)、Da Corradoというところ。バイクがとまっているところが窓側の席になっていて、景色もなにもありません。その先のドアには看板もありませんが、そこが入り口。写真で分かる通り、ここはとっても下町の食堂風のなところなのです。サービスや見た目などには全く気を使っていませんが、ここのみなさんは笑顔があるので私は好きです。

Trastevere

ここには実は2週間前ほどに初めて行ったのですが、そのとき適当に頼んだBuccatini all’Amatricianaのあまりの美味しさと麺の完璧な茹で具合と、あまりに適当な盛りつけといろいろにびっくりし、後味もすごく良くて(本物のマトリーシェらしく、辛めの味付けです)はっきりいって大感動したので、今回もあの感動をもう一度、という気分でアラマトリチャーナにしました。Aさんは真夏のように暑いローマを歩いているためその気分のまんま、ペンネアラビアータ(怒ったペンネ)を食べていました。写真で見ると似た感じのソースですがアラビアータは本当にアラビアータでかなりピリピリします。そしてどちらもすごく美味しいです。
それからセコンドはふたりで半分にしよう、といってInvoltini di Manzo(牛肉巻き)をいただきました。ちゃんと2皿に分けてくれてとても親切です。ここは近所のパン屋さんから焼きたての美味しいパンを持ってきてくれるし、水も私の好みのNepiの水で私にとってかなりツボです。

残念ながらメニューはないのでちょっと言葉の壁はありますが、気持ちでなんとかなりそうな気配もあるので、もし旅行でトラステベレにいらして、ローマらしい食堂ごはんを食べたいと思われる方には是非おすすめです。イタリアにはいろいろと細かい不満から大きな不満もありますが、お料理がおいしいと何もかも許せるので良いですね。イタリアのトマトソースは濃くて甘くて本当にイタリア以外では食べた事のない味がして満足します。「太陽の味」という感じ。ああ今日行ったばかりなのにまた行きたいです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *