エウルの公園とジェラート

EUR Park

お天気の良い週末を迎えています。土曜日はちょっと車を10分ほど走らせて我が家から南にあるEUR(エウル)という地域の公園に行ってきました。桜の木がたくさんある公園なのでもしかしたら気の早い桜が咲いているかもと思ったのですが、ちょっとフライングでしたね。うちの近所のテスタッチョの桜はちょっとずつ咲いてきてるんですけど。そのかわりと行っては何ですが、その公園の人工池でカヌーポロをやっていたので珍しいと思ってしばらく観戦してきました。世の中にはいろんなスポーツがあるものですね。すごく楽しそうでした。

この公園はムッソリーニ時代の公園で、最近は大掛かりに改装を行っているようです。池に落ちる子供が多かったこともあったとか。上にも書いたように桜がたくさんあるのも少しだけ問題みたいです。桜が折れやすいことを知らないイタリア人親子が木登りしちゃったりするのかもしれませんよね。おおらかなイタリア人のことですから。公園を一周しながらGiolittiのジェラート(イチゴ・3種のベリー・レモンの3味にホイップクリームをのせた2ユーロのジェラート)を食べて一足先に初夏の気分でした。ところで、本当にすごくよく聞かれるので、イタリアでのジェラートの頼み方をここにまとめておきます。

  1. ジェラート屋さんに入ったら、とりあえず周囲を観察してどのようなシステムになっているのか、はたまたシステムなんてものはないのか、などを把握します。チケットを取って番号順になっているお店もあれば、早い者勝ちのお店もあります。先払いもあれば後払いもあります。
  2. ですが、私の経験からいって、だいたいはレジカウンターに行ってまずは先払いすることが多いです。
  3. 私はだいたい「ウンジェラート(ジェラートをひとつ)ペルファボーレ(お願いします)」と言ってみて、その後の会話で細かいところを決めます。「コッパ(カップ入り)にする?コーノ(コーン入りにする?」と聞かれて「コーノ」と答えたり、サイズをきかれたり、などなどです。こういう会話を避け、最初から完璧に言いたい場合は「Un cono di gelato con tre gusti, per favore(3つ味のジェラートをコーンで下さい)」あるいは「Una coppa piccola di gelato con due gusti, per favore(2つ味のジェラートを小さなカップでください)」などと言うといいかもしれません。気持ちは伝わります。
  4. このとき味は指定しません。味はジェラートのショーケースの前で実際に作ってくれる人に言います。
  5. お金を払った後、受け取ったレシートを持ってジェラートのショーケースに行ってそれを出し、作ってくれる人がこっちを見てくれるまで必死で自己アピールします。このとき順番は。。。などと思って言いよどんでいると一生相手してもらえないので、半ば強引に割り込むといいと思います。そのときイヤな目で見るようなお客さんがいたらにっこりして「プレーゴ」(どうぞ)と大声で言って、先にオーダーさせてあげると、ジェラート屋さんの覚えもよくなり、その人が終わったらすぐに相手してくれます。
  6. 自分の番になるまでに好きな味を決めておく必要があります。普通はジェラートのそれぞれの味のところに書いてあるのでそれを読むだけ。
  7. いざ自分の番になったら(あるいは目が合ったら)、だいたい「ハイ言って?(Dimmi、ディンミ、直訳はTell me)」と対応してくれるので、まずはコーンなのかカップなのかとサイズを伝えます。その辺にいっぱいあるコーンやカップを指差しても大丈夫です。そして決めておいた味を順番にいうだけです。恥ずかしがらずに大きな声で言うのがいいです。だいたいローマ字読みをすればいいので日本人には簡単ですね。うっかり英語読みすると通じないことがあります。ちなみに、上で私がたのんだのは「フラーゴラ(いちご)」と「フルッティ・ディ・ボスコ(3種のベリー、森のフルーツという直訳ですがラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーがはいってます)」、「リモーネ(レモン)」です。
  8. そしてホイップクリームを載せるか載せないか聞いてくれます。普通は「パンナ(ホイップクリーム)?」と聞いてくれるか、「コン・パンナ?オ、センツァ?(ホイップクリームのせる?それとものせない?)」と言うかどちらかですね。最初の単純な質問の場合は「シ(はい)」か「ノ(いいえ)」か答えれば良いですが、2番目の質問の時は「コン(with、つまりホイップあり)」か「センツァ(without、つまりホイップなし)」と答えると良いです。
  9. あとはイタリアンジェラートを太陽の下でたっぷり楽しんでください。

2 Replies to “エウルの公園とジェラート”

  1. ジェラートの頼み方の3の文末、「気持ちは伝わります。」が超ウケた。でも、気持ち・思いが伝わることが一番大事だよね。イタリア語って、音が何だか陽気な感じがするね。かわいい!

  2. あっこちゃん:コメントありがとう!そうなのよ、レジカウンターでフルセンテンス言っちゃうのもナニかなぁと思ったんだけど、気持ちが伝わるのが大事かなと思って。イタリア語もイタリア人もほんと、陽気です。と思ったら文句ばっかり言ってる場合もあるんだけどね。でもかわいいよね。イタリア語。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *