ウェストエンドミュージカル:Wicked

ちょっと時間が前後しますが、ロンドン最後の夜に、あのミュージカル、”Wicked“を観てきました!実は朝から活動的に動きすぎて、ショッピングもしすぎて(実はこれがメインの理由)、とりあえず荷物を置きにホテルの部屋に帰ろう、という気持ちになって地下鉄で一旦帰ってきたんですね。そして午後は、是非行きたいと思っていたClaridgeのReading Room(アフタヌーンティー)が週末は予約でいっぱいだと電話で聞かされて、別の場所でのアフタヌーンティーには興味がなかったので、さてどうしようかなと地下鉄の駅の壁に貼ってあったこのミュージカルのポスターを見て、ホテルのコンシェルジュさんにお願いしてその日の夜のチケットを聞いてもらったら、なんと半額の当日券で前から2列めのど真ん中の席がとれたのでした。「ちょっと見上げないといけないかも」と言われたけれど、いざ行ってみると役者さんたちの汗や髪の毛の一本まで見える近さで本当に感激しました。ひとりでミュージカルなんて、と思ったけれど、ストールズでは一人で何度も見に来ているというコアなファンも結構いて、しかもたまたま隣に座っていた人なんてキャスティングディレクターをしている人で、こと細かにどんな理由でキャストを選んだかを教えてもらったりしてすごく楽しかったです。
お話の内容も、原作を読んだことがあるので内容はすでに分かっていても、それでもすごく楽しめました。このお話の、私の個人的なキーワードは「ディメンションズ&パーセプション」で、日本語に訳しちゃうと「次元&認識」になっちゃってなんのこっちゃという感じですが、私なりの和訳だと「多面(性)&受け取り方・見方(による違い)」といったところでしょうか。第1幕と2幕の間のインターバルでアイスクリーム屋さんが出てくるのもなんだか楽しかった。終わってからもスキップしたくなるような(カミングアウトしちゃうと私、スキップできないんですけど)嬉しい気持ちで帰りました。夜11時近かったんですが、ロンドンは地下鉄も街もクリーンで安全で嬉しいですね。

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