おしゃれクールビズ

ここ数日ローマはかなり涼しくてびっくりですが日本はまだまだ暑いみたいですね。だからというわけじゃないんですが、クールビズに関して熱い気持ちが高まったので書いてみたいと思います。
1. クールビズ賛成。
数日前のニュースでネクタイ着用がなんとかかんとかっていう逆戻り思想を見かけましたがすっごくがっかりしました。どうやら今回は見送られることになったとはいえ、こんなに国際的に評価を受けていることなのに、おいおい、おじさまがた、と思いました。本質を見失うってどうなの?と思います。なにもアロハシャツと短パンってわけじゃないんだし。いや、個人的にはそれはそれでアリかなとも思いますけど。
2. 特定のイタリアのシャツはクールビズにぴったりなんじゃないかしらと思う今日この頃。
いや、高価なメイドインイタリーのシャツのことを言っているわけじゃなくて、安価で着心地のいい、独特のイタリアンカラー(襟)のシャツのことです。ボタンダウンではなく、でも襟の尖った部分の幅がかなり広く、かといって襟首はそんなに立っているわけじゃないのでガチっとならないんですけど、第1ボタンをあけたときのシャッキリ感がすごく素敵なんです。イタリア人はいろいろいい加減だけどこういうとこ研究熱心だなと思います。だらっとならない。私のイタリア人の友達に聞いたら、彼はコンピュータを持ち歩くときは絶対ショルダー掛けしないそうです。「だってシャツが崩れるじゃん」だそうです。くー、私の元祖ファッションリーダーの母がいつも「おしゃれにやせ我慢は必須よ」と言っていましたが本当だなと思います。あ、ちなみに母は元祖で近年の私のファッションリーダーは私の姉です。でも今はママファッションらしいので今リーダーなしで私苦労してます。
3. シャツの丈に思う。
旦那様のAさんがこのたび日本で就職ということで私も彼のシャツ探しをなんとなくやっているんですが(別に頼まれてないけど)、この前入ったお店で「シャツ探しています」といったら同じシャツっぽいものを2枚もってきて、「こっちがズボンにキッチリ入れる用でこっちがキッチリ入れない用」と説明してくれました。いまいち意味が分からなかったものの、普通に裾処理の違いを予想してたんですが(スリット入りで丸く長い裾になっているのが入れる用、短めのスリットで四角い裾になっているのが出す用かと)、違ったんですよ!似たような処理なんですけど丈とスリットのつくりが大幅に違う。つまり、ズボンから「出す用」じゃなくて「出してもいいよ」程度。くーすごい。確かに、カジュアル用のシャツは四角い裾でも平気ですけどビジネス用のはそんなの変ですものね!でも「出してもいいよ」の方はズボンに入れたときにアンダーウェアでおさえて出さないようにするとまっすぐのラインになり(ジャケットオンできる)、アンダーウェアに入れないようにすればほんの少し膨らんだ自然なラインになってシャツだけのおしゃれができる、と説明してくれました。キッチリ入れるようは「絶対出ない」そうです。女性ファッションではまったく思いもよらないポイントで非常に驚きました。
4. カフスのトレンドってあるんですね。
イタリアンシャツのカフスの長さって一様ではないとは思うんですが、私が見たお店のシャツのカフス部分すごく長くてしっかりしているのが多かったです。夏用なのに3つしっかりボタン止めがあるのが大多数、って当たり前?デザインもいくつかバリエーションがあったんですがその中で私が好きだったのは、横糸に伸びるタイプの糸をつかっているかっちりしたやつで、腕まくりをせずにひっぱりあげると肘のところでしっかりとまって7分袖程度になる。しーかーもー、そのシルエットといったらイタリア人に似合いまくり。日本人にも似合うかなー?そして私の好きなダブルカフスはあっさり「トレンドじゃないよ」と言われました。まあ季節的にもね。
5. 色は自分で決めちゃだめらしい。
お店の人が、色だけは自分で選ばないのがコツと言ってました。彼の写真を見て、目の色、髪の色、持っているズボンの色、好んでるジーンズの色味などを全部聞いてからじゃないとオススメできないって。第3者に聞くのが一番だそうです。私はそのときAさんの小さな写真が携帯に入っていただけだったので、「じゃあこんど持ってきます」ってすごすごと帰りました。「好み」と「似合うかどうか」というのはまるでかけはなれている場合が多いらしいです。確かにそうかも。そして柄はTPOがあるそうなので、どういうときに着るのかを教えてというので、「あのー、たぶん普通に毎日着るやつです」とだんだん気弱になってきて言ったら、じゃあ夏はストライプか細かくて薄いドットが一番、といわれました。そしてそのストライプが、なんと説明したらいいか、等間隔のストライプじゃなくて、うすいベージュベースのこげ茶とレンガ色と黄土色の微妙にイレギュラーな細めのストライプで、すごく素敵でした。襟のところもすごく素敵。でもAさんの写真なしには売ってくれなかったので今度しっかり持っていこうと思います。
以上、イタリアの安シャツはクールビズにぴったりじゃないかという考察(というほど大げさじゃないけれど)でした。

3 Replies to “おしゃれクールビズ”

  1. イタリアの素敵なシャツをお願いします。
    ズボンに入れるタイプが欲しいなぁ〜。
    Sさんにも買ってあげてください。写真は持ってる?
    ちなみに勤務先の親会社はクールビズ大賛成なんです。

  2. 育児休暇をいただいておりますファッションリーダーです。
    マミの考察、きわめて興味深く拝見しましたよ。
    なるほどなるほどよ。おもしろかった。
    きっと、そのベージュのシャツ、Aさんに似合うよ!
    私はといえば今、リハビリ中です。
    先日は伊勢丹で、子供をオットに預け、数十分で5着を購入してきました。脱・ママファッション、back to 妊娠前!がスローガンです。体重はあと2kg戻したいところ。がんばるよん。

  3. リーダー!:メッセージありがとう!とても期待して待っておくよ。でも数十分で5着ってとこが、まだやっぱり私のリーダーっぽくないわ!熟考を重ねていたあの頃を思い出してね!
    Akinoriさん:今すっかり店が全部閉まってしまったので来週にでもがんばって見つけてきます。Sさんにも探してみるね。そして、そうだよね、大賛成っていうかそこがそもそもクールビズの言い出しっぺじゃないんですか?

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