「やりがい」のある仕事って何ですか

昨日、とある方に「武内さんはやりがいのある仕事をしてらしてうらやましいです」というメールをいただいたのですが(ありがとうございます)、これを見てしばらく考え込んでしまいました。「やりがいのある仕事」って何かな、という事です。いや、そんな真面目に考えることもないのかもしれませんが。
アメリカだと、どういうのが「やりがいのある仕事」かなーとふと思ったんですけれど、英語で「やりがいのある仕事」って言うのって難しいですよね。私には基本的に定義が分からない、というのが正直なところです。勝手に定義させてもらえれば、「やっていて楽しいと感じる仕事」ということでしょうか?それか「やっている自分が好きだと思える仕事」かもしれないですね。結局自己陶酔という感じか。


私の仕事は、やっている最中はそんな「楽しい」とか「嬉しい」とかそういう風に思うような仕事じゃないんですよね。ってどんな仕事でも同じですよね。仕事は仕事、頭が痛くなるくらいウンウン考えなければならないことも多いし、やっぱり他のいろいろな仕事と同じように、人とのコミュニケーションが一番大事だし、時々やってられないくらい苦手な人に出会ったりすることもあります。何かが急に手に負えなくなって途方にくれることも結構頻繁にあります。あと、これはちょっと研究職にありがちなことかもしれませんが、誰も急かしてくれる人がいないので、ぼーっとしているとぼーっとしたまま時が過ぎていくので、自分でせっせとデッドラインを作って動いていくことが必要なのは、多少大変だとは言えるかも。まあ贅沢なことなのかもしれませんが。
で、話は戻りますが、いつ「自己陶酔的満足」をするか、というとそれはプロジェクトが終わったとき、それぞれのステップが終わったとき、という感じでしょう。というのも実は今日は私がタイで研究を初めてからちょうど2週間が過ぎた、という日なんですね。私のタイムラインでは8/10までにこれをやってしまう、と決めたステップがあって、実は今日の午前中でそれが終わりました。私にしては珍しく期限よりも早く。でもこれをContent-Analysisなどで分析してしまうのであと2日くらいはかかります。つまり、結局最終的に文章(レポート)にしてしまうとちょうど8/10くらいになるんです。でもそれはそれでなんだかすごく嬉しいわけです。次にやらなければいけないことが山積みではあるんですけれど、それも「さあやるぞ!」とウキウキするくらい嬉しいわけです。「やりがい」のある仕事って結局こういう気分なのかなーと、ちょっと思いました。正直良くわからないんですけどね。
でも、本当は自己陶酔満足してる場合じゃありません。山積みが嬉しかろうがなんだろうが、山積みなことに変わりはないのです。やらなきゃ。

2 Replies to “「やりがい」のある仕事って何ですか”

  1. やりがいのある仕事ってなんだろう?実は私も考えましたよ、少し前に。 「仕事(仕事じゃなくても当てはまります。Aとしましょうか?)をやっている自分を納得して受け入れられるとき、その仕事(A)がどんな内容であっても、やりがいのある仕事(A)だと思えるのではないか?」ということでした。 分かりにくい説明でごめんなさい。 その仕事(A)うんぬんよりも、その行為をしている自分が好きかどうかで、きっとやりがを感じてしまうんです、私の場合。やりがいを感じるというより、むしろやりがいがあるかどうかと疑問にも思わず、没頭できるようなそんな気がします。 改めてやりがいがあるかどうかと考えていないのかしら? なんなんでしょう?考えたらおかしくなってきました。  長々と書いてしまいました。 様々なお話楽しく読ませていただいてます!

  2. Shizukaさん:そうですね、じゃあShizukaさんも私の定義の2と同じってことですね。「やってる自分が好き、と思える」ってことでしょう。仕事に限らず。
    でもまあ、なんにせよ私は「私の仕事はやりがいがあるわ」なんて思ったことないですけどね…。「あーこれやりたい!」でやりはじめて、あとは一生懸命、文句を言わずに(なるべくね)続けて、終わって「良かったー!」という感じでしょうか。他の方々はどんなときにその「やりがい」とやらを感じていらっしゃるんでしょうねぇ。

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