国立国際美術館(大阪)

大阪に滞在中に、Aさんとふたりで、中之島にある国立国際美術館がガラス細工で有名なガロ展をやっているというので、見に行こうということになって行ってきました。ガロの作品にはいくつかの「時代」があって、単純に何か昆虫や花などのいわゆる「シェイプ物」を作っていた無邪気な作品が私はやっぱり好きかも、と思ったり(他には日本画に影響うけまくり、というよりこれはもしかしてパクり?と思うものや、ちょっとおどろおどろしい感じのダークな作品もありました)、ガロの活躍の年表などにいろいろ思うことがあったりして、意外にも有意義な時間をすごしたのですがやっぱり大阪の人の多さに強烈に疲れ果て、ちょっとお茶にしようよ、とそのミュージアムカフェのようなところに行くことにしたんですが、これがびっくり。


ここって、いわゆる「行列の出来る店」だったんですねー。知りませんでした。そこは「クイーンアリスアクア」。シェフ、石鍋裕氏プロデュースのお店だったんです。鉄人ですよ鉄人。しかもそれに気づいたのなんて、最後にお金を払うときだったりしたんですよねー。Aさんは最初っから思いっきり承知だったみたいですけど。早く教えてよーもー。
軽い気分で、いやーガロ観賞で疲れたからちょっと腰をおろして、なんて考えた私が甘かった。みなさん驚くほどステキな店内で優雅に2500円のランチなんていただいてるし。私たちは時間が少し早かったため、すぐに席に案内されたんですけど、私たちのすぐ後から長蛇の列になりました。そして席に案内されたら、霜がつくほど冷えた、イタリアのミネラルウォーターの青いかわいいボトルがテーブルに置いてあるし(飲めば100円、もちろんいただきました)、私が頼んだカフェオレもAさんが頼んだコーヒーもありえないほどかわいいカップに入ってやってきたし、「ちょっと食べよう」と思ったクリームブリュレは、あのラ・フランスがさわやかに入っていたりして、「これって激ウマ創作料理?」と私は、「なにこれ?なんなの?」と穴場を見つけた気持ちでいっぱいだったんですけど、いざドアを出てみると、そこには、出てきたわたしたちをじーーーっと見つめる有閑マダム(失礼)たちの大行列だったのでした。
「いやーおいしかったー!」という表情をあわてて作って、外にでたんですが、ほんとに、デザート美味しかったです。Aさんが食べたデザートも美味しかった。
それからちょうど美術館を出た時に、となりにある科学館でプラネタリウムをやっているというので、寄って行こう!ということになって入ったんですが、これは若い大学生カップルのような人々でいっぱいで、私は何故か「プラネタリウム=子供向け」という偏見をもっていたのでカルチャーショック(逆カルチャーショックか、単なる大阪ショックか)でした。でもなかなか素敵なプラネタリウムで私達も満足しましたけれど。
そして本当はそのあと、大阪城に散歩がてら遊びに行きたいと思っていたんですが年齢なのかなんなのか、精魂疲れ果てたので、梅田の阪神でおいしいデザート買って帰ろうということになって、携帯でお義母さんに電話して、「おいしいデザートおしえてください」と言ったら、このアンテノールのお菓子を薦めてくださったので、ミルフィーユを購入して帰りました(どうでもいいことですが、このアンテノールのサイトの最初のフラッシュ画像には、「5月」のイメージで、「プルマン?」と思うような景色が出てきて私は好き)。こうしてみんなから見られるところで繊細なケーキ作るの大変そうですよねぇ。でも清潔にとてもシステマティックにケーキが出来て行く様子は見ていて飽きないものでした。いつも思うことですが、大阪ってどうしてこんなに何でも美味しい気がしちゃうんでしょうか。いやもちろん、アンテノールなんて神戸にはじまって以来すっかり全国区なのでどこにでもあるんですが、大阪で買って食べるとさらに美味しい気がする。神戸もそんな感じですね。また関西に遊びに行きたいです。

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