日本に帰ってくると、超がつくほどの観光客と化する私ですが、今回も変わらず、六本木ヒルズなんて連れて行ってもらいました。今回ディズニーランド行ったりヒルズ行ったり、単なるおのぼりさんですね。この写真はうちの姉が、発表が間近のパワーポイント作成のために六本木ヒルズにあるアカデミーヒルズの図書館にて快適にお仕事しているところ。このアカデミーヒルズの図書館は、ギャーと叫ぶほど高価な完全メンバー制なんですけど、私は姉にワンデーパス(?)なんて購入してもらっちゃったりして、こうして49階からの東京の眺めを満喫しながらネットなんてしてたのでした。クリックしてみてください。東京タワーが見えますか?
さて、先日に続いてミニ読書録その2です。またもや著者敬称略です。1. 楽楽 栄養計算・給食編(堤裕昭):またもやリンクさせていただいている熊本県立大学の堤教授の本ですが、前回に続いてまたいただいてきちゃいました。先生、ありがとうございます。こちらもオートグラフいただきました。後日掲載させていただきます。(追記(3/6/2005):掲載しました。ここをクリックして見る事ができます。)この本ですが、CD付きの本という形なので実物はソフトウェアであるのにこの価格を実現できているというかなりの優れもので、私も使っています。ものすごくきめ細かく使うこともできるし、アバウトにも使えるので便利です。私の知っている限りの栄養士さんが使っています。今日、先生に伺ったところ、ホテルやレストラン、会社の社員食堂、そしてお弁当屋さんなどなどにも人気だそうです。ちょっと細かく栄養計算してみたい、とか、レストランのメニューにカロリー表示を、なんて考えている方にぴったりです。本気のオススメです。使うのもすごく簡単です。
2. ヴィラ・マグノリアの殺人(若竹七海):はっきり言ってジャケ買いみたいなものです。私この杉田比呂美さんのイラスト好きで、それでマイクル・Z・リューインなんて読み始めたみたいなものです。いや、そんなのどうでもいいことですが。で、「コージー・ミステリー」ってなんだろう?と思っていたんですけど結局その意味というか、醍醐味は分かりませんでした。このお話は登場人物が多すぎて倒れそうになりました。そしてみんなが濃すぎ。まあ、それが良いところなのでしょうが。初期のクリスティっぽいといえばぽい、なーんちゃって私知ったかぶりっぽい!!やだ!
3. 見知らぬ妻へ(浅田次郎):短編集です。期待以上じゃなかった、というのが正直なところ。職人さんのような感じの文体なので引き込まれるし、いろいろな後味があったりするんですけど、今まで読んだのよりはあまりぐっとこなかった感じでした。解説の橋爪氏も書いてましたが、みんな恋愛しているみたいだけど、実はその恋愛のエピソードがさらに孤独をくっきりはっきりさせてしまう、という部分が、この後味の悪さだろうなぁと思いました。何事もハッピーエンドだけじゃないのは分かってるけれど、こんなに一気に孤独を見せられるとちょっと辛かったです。でも「かくれんぼ」でなぜだか分からずじまいでしたが、私は号泣しました。なんだろう。
4. ブラックベリー・ワイン(ジョアン・ハリス):ジョニーデップ主演で映画にもなった「ショコラ」の姉妹編。どうして続編ではないかというと、登場人物などは全然違うんですけど舞台が同じで、おなじみの人の名前まで出てきて楽しいです。りんごのお酒の香りがふわーっと漂ってくるような良いお話でした。ゼスにやられちゃうところがすごく悲しかったけれど、全体を通してかなり夢中になりました。私こういうお話好きです。しかも最後のほうはすっかり謎解きになっていたしね。楽しめました。特にすきだったのは224ページ。
あと、293ページ。
うわー本当においしそうだ、と思ってうっとりしました。日向にオリーブとゴートチーズ。原題もBlackberry Wine by Joanne Harrisだそうです。原書で読みたかったかも。フランス語いっぱいで、言葉がキレイそう。というわけで、読書メモでした。