ちょっと前のエントリーと話が前後しますが、姉夫婦に週末の夜にフラメンコディナーに連れて行ってもらって思い出いっぱいになったので書き留めておこうと思います。行ったのは新宿の伊勢丹会館にあるエル・フラメンコ。ちょっと時間的にキツキツの日だったので、ゆっくりめで夜の9時のショウを観に行ったのですが、私うまれてこのかたまじめにフラメンコなんてみたことなかったので、かなり感動いたしました。ここに来るのも3回目である姉曰く、この日のショウはいつもよりちょっと現代的だったとか。かなりフルボディなスペイン女性が3人、なんだかとってもかわいらしいフラメンコを見せてくれたし、カリズマティックな男のダンサーがすばらしい足さばきのステップをしていて、かなりプロフェッショナルな現実離れした世界でした。ほかにもなんだかステキに哀愁漂うギタリスト2名、ソウルフルなヴォーカルのシンガー2名が熱いショウを盛り上げてくれました。
一緒にお食事もいただいたんですけれど、最初のタコのカルパッチョには私の苦手なホタテがたっぷりと入っていてそれを上手にさけながらいただいたのを除くと、なかなかのお味の地中海料理。でもそんなおいしいお料理でさえ、だんだん忘れてしまうほど、魅力的な踊りなんですよこれが。こんなにフラメンコに夢中になれるなんて知りませんでした。でも、となりに座っていた母が、踊りの合間にちょこちょこかなり個人的意見を小声で囁いてくるので(たとえば、『あの男の人の頭(かなりボリュームがある)の幅はお尻の幅とほぼ同じね(かなり小尻)』とか)、こっちは感動して、ステキ!と思いながらフラメンコを見ているんだし、踊りそのものは全然滑稽なんかじゃないのに、やたらと笑いをこらえなきゃいけなくて楽しすぎでした。あんまり楽しすぎて帰らなきゃいけないときに思わず寂しい気持ちになったほどでした。
ああ、フラメンコ楽しかった。ムイビエンムイビエン。グラッシアスみなさま。特にお姉様とその優しい旦那様のS様グラシアス。この思い出一生忘れません。