長崎ちゃんぽん・皿うどん

今日は(も?)熱く語らせていただきますが、長崎はちゃんぽんで有名ですね。ちゃんぽんの由来には諸説ありますが、通説として、中国語で(多分福建省あたり)のあいさつで、「ごはんたべた?」「まだ」というやりとりが、How are you? Fine thank you.くらいのノリで、その「ごはんを食べる」という言葉が、吃飯とかいて、シャーパン(にちかい発音)なのでそこから来たといわれてますね。私はこれには反対です。シャーはどちらかというと、サーに近く、チャンにはならないと思うのです。また、パンはどちらかというとFanに近い音なのでポンになるのも厳しいと思うのです。つまり、今や差別用語ですが、当時の中国人の呼び名だったチャンとニッポンのポンをまぜたという説にわりと頷いてしまうのですが、やはりこれは道徳的に広めるわけにはいかないのでしょう。


まあ実はこの由来とかウンチクとかを書きたかったのではなく、長崎に3年住んだ者として、長崎皿うどんというものへの、非長崎人からの(いや、わたしも実は熊本人ですが)認識が低すぎる!とちょっと勢い込んでいるわけです。どういう認識かというと、まず基本的な事実3コ。

    1. 皿うどんには「太麺」と「細麺」とある(写真が細麺)
    2. 「細麺」は「パリパリ焼そば」と呼ばれることがあるけれど細麺皿うどんを愛する私としてはそんな子供っぽい名称が悲しい
    3. 皿うどんにかけるのは、「ウスターソース」か「酢」が基本

#2は微妙に事実ではないようにも見えますが、悲しいのは事実なので事実なのです!長崎の皿うどんはすごく美味しいもので、私が知っているちゃんぽん好きの長崎人のほとんどが、ちゃんぽんと皿うどんのどちらかを選べと言われたら苦しんでしまうほどなのです(本当かな)。

この写真が太麺の方。いやぁ、こんなにシンプルな写真でもおいしそうです。私の大好きなリンガーハットから写真をいただいたのですが、こんな大衆食堂的ファミレスでもかなり味がすばらしいです。って、私自分の日記で何度、リンガーハットを褒めたたえれば気が済むのでしょう。リンガーハットの営業ができるほどです。この皿うどんが、いかにイレジスタブルなものか、私には強い証明があります。それは私の母。私の母がうら若きファッションリーダーだったころ、彼女は深紅のヒールとショッキングピンクのAラインコートを身にまとい、若き苦学生だった父と初デートに出かけたのですが、行ったレストランにはうっかり、皿うどんというメニューがあったのです!母は、初デートに皿うどんなんて食べたら恥ずかしいかしら、と5秒ほど考えたものの、注文を聞きにきたウェイトレスさんにはきっぱりと「皿うどんください」と言ったらしいですよ。太麺だったか細麺だったかは神のみぞ知る(いや、普通に多分、うちの両親ふたりとも知ってると思いますけど)。

というわけで、もしこの私が書いた皿うどんに関する情報が初耳だった方がいらしたら、是非、是非、右手にウスターソース、左手に酢を持って今度皿うどんをお試し下さい。母も父にフラれることはなかったし、初デートでも完璧なはず!

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