セロトニン

昨日はわりと良いお天気だったにもかかわらず、今日の霧はかなり深いです。最近ずっと霧っぽいのでなんだかちょっと暗くなってしまいますね。
ところでお天気と気分の違いっていうのは科学的に証明されているのは周知の事実ですが、セロトニンというホルモンに左右されています。セロトニンをご存じない方は、グーグルしてみてください。いろいろなところで説明されていると思います。私の住むプルマン市は冬は雪に閉ざされ、毎日暗い日々になってしまうことも多いのですが、そのせいで悲しいある事が増えてしまっています。


それは、鬱やディプレッションによる、自殺。悲しいことですが、本当なんです。アメリカの小さな大学町(特に北部)ではわりと有名な話です。
太陽の光は、セロトニンの分泌を促進するわけですね。どうやら光の「強さ」が分泌を促進するか否かを左右するようですが、曇りや霧などで光が遮られる場合、その強さが弱まるわけです。完全にシャットアウトされるわけではないと思うので、まったく外に出ないよりはマシだと思いますが、やっぱり晴れの日に比べると違うはず。
しかも、雪が降るし、寒いし、ということで暖かい室内にこもってしまうということも多いし。しかも、いつもと同じようにアサインメントに追われたり、試験のストレスがあったり、ノルアドレナリンが継続的に出て、それをおさえるはずのセロトニンは出ていないという悪循環に陥るわけです。セロトニンはドーパミン(興奮物質)をおさえる効果もあるので、不足すると、異常な躁状態が続く人もあるかもしれません。
なんだかいつも疲れやすい、睡眠はとっているのに、一日中眠い、ダイエットしてるのにヤセない、生理不順、躁鬱がはげしい、ヤケ食いをしてしまう、などなどの症状がある人は、セロトニン不足を疑ってみてもいいかもしれません。
会社つとめで朝早くから夜おそくまで、日光を浴びずにお仕事をしているサラリーマンとか、引きこもりの人など、セロトニン不足のせいでどんどん悪い方向へ進んでいるのかもしれないのですね。こういう私も、今、ほとんど外を歩いたりしない毎日です。どうやら5分とかでいいらしいので、1日のうちに、曇っていても外にいようとする努力が必要みたい。軽い運動(ウォーキング)などもセロトニン分泌促進効果があるらしいので、明日からちょっと外に出て5分くらい散歩してみようかと思います。

One Reply to “セロトニン”

  1. 追記:これに関して、ミシガンのMikiさんから
    プルマンにいた時、やっぱり私も自殺が多い場所だって感じました。たった9ヶ月の間に確か3、4人自殺した人がいたような。。。プルマンから息抜きでぱーっと飲みにいったり出来ないからかと思っていたけれど、天気も関係していたなんて!!ここはアンアーバーまで15分ぐらい、デトロイトまで30分なのでバーはいっぱいあるのですが、やはり天気はプルマンと一緒ですね〜。たまには日光浴しないと。。。
    というコメントをいただきました。こういう気候のこういう田舎町だと、ホントに鬱になりやすいらしいです。

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