Tokyo

あまりに熱くてまだ外出する気分になれず、飽きもせずまたここに自分の想いをつらつらと書こうとしています。
つい先日、私がヒイキにして良く読んでいる人のブロッグで、好きなのがあったので引用します。書いているジェイソンさん、勝手に引用してごめんなさい。情景が想像できてなんだかスキだったので。

“New Office”
I moved offices – from one of the interior ones to an exterior one with windows. It’s actually smaller than my old office, but the size is actually cozy.
Sometimes I stare out the window and I watch the traffic drive down Roppongi dori, in towards central Tokyo. It’s kind of comforting actually. It’s an elevated highway of sorts, so the traffic is smooth and cars go by at a regular pace.
The thought occured to me, it’s kind of like watching fish.
I mentioned this to a partner who dropped by – that kind of soothing. This had been her office until she moved into a bigger corner one.
She said, you know, that’s really kind of pathetic.

最後の彼女のコメントは厭味じゃないんです。多分ちょっとしたジョークなんですけどね。言われてみればそうかな、と本人も思ったはずな感じ。いいなぁ。最近フランスで刊行されたという、”Tokyo Electric”という短編集がありますが、それは林真理子さんとか椎名誠さんとかが執筆されている短編がまとめられているんですね。それを読んでいると、私は東京で暮らしたことはありませんが、いわゆる「東京っぽい」イメージ、というステレオタイプが、すごく狙いどおりに出ている感じで私はその、つくられているようで当然な「東京」というよりは「Tokyo」を感じたような気がして嬉しかったんですね。なんというか、一歩下がってみたTokyoという感じ。Tokyoの人じゃないひとが見たTokyoの感じ。あたしが思う、Tokyoの感じ。ああ、フランス人がこういうTokyoをTokyoだと思うと納得いくんだろう、という感じ。それが本物の東京を見ている場合もあるだろうし、そうでもない場合もあるんでしょうけれど。
この引用した日記を読んで、書いた本人が、日本に住んでいる、日本語もきっとすごく上手な、アジア系とはいえアメリカ人だということを考えると、そういうTokyoが彼の目から見えるんだろうな、というそういう羨望。でもそう思うと、私も田舎町に住んでいるけれど、いろいろなアメリカを見たりしているんでしょう。AmericaでもUSAでもない、「アメリカ」っていう国。

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