How to Write & Publish a Scientific Paper

20030418_howtowritepubishscipaper.jpgHow to Write & Publish a Scientific Paper (Robert A. Day)
ありがたいことに、日本のとある大学より「科学論文の書き方」のアドバイスを、という依頼をいただき、私なんかがそんなことをさせていただくのもものすごくおこがましいのですが、嫌いなトピックではないのでちょっと寄稿させていただきました。大学関係の方でもし興味がある方がいらしたらお知らせくださいね。私なんかのでよければお送りします。
で、それを書きながらリファレンスとしてORYX PRESSから出ている、Robert A. Day著の”How to Write & Publish a Scientific Paper 5th Edition”をいろいろ見ていたのですが、チャプターの最初とかわりとイントロなので飛ばして読んでいてバカだったなぁと今日気付きました。すごくいいこと書いてありました。感想は下に続きます。
[ 洋書籍 | 日本語訳書 ]


この本、科学研究者は必携だと思いますね。強く、思います。私なりに消化してちょっと書いてみます。まずいきなりポップクイズ。

クイズ:ある南の無人島に森があり、その中に直径2メートル、高さ5メートル近い大木があります。ある日強烈な地震が起り、その大木が倒れてしまいました。ここで問題です。よく考えてください。その倒れた瞬間、どんな音がするでしょうか?

よく考えてみてくださいね。

では最初のヒントです。このクイズは、私がその科学論文の書き方の本を読んで思いつきました。
次のヒント。それは研究と論文のつながりのことです。
さらにもっとテクニカルなヒント。そこは無人島で、人はいません。

さあどうでしょう。正しい答えは、「音はしない」です。なぜなら、「聞く人がいない」から。なんだか落とし穴みたいなクイズでちょっとムっとしますが、でも本当だなぁと思います。聞く人なしには音はないのと同然、というより音は聞く人側の問題なんですね。音はたてる、というよりは聞こえるものなんです。
つまり、論文発表なしには研究は意味をなしづらい。次の研究へのトリガーをひきがたい。Too many Scientific papers fall silently in the woods.クリアリティなしには科学論文は意味をなしづらい、ということらしいです。どんなに良い研究をしても、どんなに社会貢献になる発見をしても、論文を書かないと、音はならない、聞こえないのです!当たり前のことに、なるほど!!!と私はそこで思い、そしてこの夏は頑張って論文書こう、と思いました。頑張ろう!

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