メガネ屋さんの人工知能

クリスマスです。うちの家の2階のテラスに、うちのママが、小さななわハシゴ(これはうちの父作)をせっせと登っているミニサンタさんをぶらさげたので、うちの近所のみなさんはきっと微笑ましく思って見上げてくださっていることでしょう。私もかなり微笑ましく見上げました。うちのママはこうして一見コドモっぽいところがありますが、それが彼女の最大の魅力なのです。今も、「もうちょっと足の長いサンタさんだったら良かったのにネッ」と一生懸命私に話し掛けています。
昨日は、宣言した通り、私の小さな頃からの行きつけのG眼科に行ってきました。先生も看護婦さんも全然変わってなくて、看護婦さんに「あらーマサミちゃーん、元気だった?」と聞かれて、「ハーイ」とか言ってたんですけど、そのうちカルテを見ながら「アラ、マサミ『ちゃん』っていう年でもなかったわね」とあっさり言われました。ホントだわ。


で、私のユヴィアイティスは比較的回復しているとのこと、再発を防止することがさらなる再発を防止するということ、などなどの説明を受け、そして私のコンタクトレンズを見て、「これ何年モノ?」と唖然とされました。どうやらハードコンタクトは二年が寿命と言われているらしいのですが、私のコンタクトはギネスものらしいです。古いコンタクトはいけませんねぇ。で、私はアレルギー性角膜炎のようなものも起こしているらしいので、長時間のハードコンタクト着用はあまり良くないということで、ハードコンタクト(新品)、1日使い捨てソフトコンタクト、眼鏡、の3種の神器の併用で、という処方がでました。私はソフトコンタクトが苦手なので、G先生がハードを使っていいといってくれて本気で嬉しかったです。しかも、使い捨てアキュビューを結構たくさんくれました。いいのかな、こんなこと書いて。でも「あるからいいのよ、練習につかってね」と結構大胆に下さったのできっといいのでしょう。アメリカで、もし、ハードがどうしても合わないときは、やっぱりソフトしかめったにないのでそれを使ったほうがいいのかもしれません。
眼鏡は眼科のあとにパリミキに行ってきました。ここには母と二人でいったのですが、お店の皆さんにすぐ打ち解ける、うちのママは眼鏡を買うわけでもないのにかの有名なパリミキ独自の、人工知能コンピュータで、「あなたに似合う眼鏡デザイン」をやってもらってました。そしてあたしが視力検査や他のいろんなことをやっている間中、店員さん3人にかこまれて、楽しそうにさまざまなお話をして周囲を笑いに巻き込んでました。ああいうのを見ると唖然とするというか、「ああ、またうちのママがやってる。。。」と思ってしまいます。で、私ももちろんそのデザインやってもらったんですが、結構おもしろかったですよ。自分の好きな言葉をふたつ(わたしは「シンプル」と「ナチュラル」、うちの母は「エレガント」と「スポーティ」)を選んで、自分の写真をとってもらって、輪郭をインプットして、好きなイメージの風景写真を選んで、色を選んで、とやっていくと自分に似合う眼鏡が出て来る、というものです。それをちゃんとプリントアウトしてくださって、お見合い写真のようにしてくれました。楽しいですね。
で、私はその人工知能くんの意見は完全に無視して(だって、フチなし眼鏡をすすめてくれたんですけど、私は目が悪すぎてフチなしだとたんなる牛乳ビン底をふたつつけているようになるから)ちょっとイジワルな家庭教師風の赤フチの小さな眼鏡にしました。眼鏡なんて15年ぶりだわ。
今日は例の宴会です。気合い入れて胃薬のンでいこうっと。

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