日曜日です。昨日の夜、シアトルの友達Hといつものように長電話をしていて、１０時くらいだったのにベッドの上でゴロゴロしていたらすぐに眠ってしまったので今朝はなんと朝の６時半にスッキリとサワヤカに目覚めてしまいました。日曜くらいゆっくり眠りたい！と思ってしばらくゴロゴロしてみたものの、結局７時半には起き上がり、ココアとパンと、このまえディズモアズで買ってきた新鮮なイチゴとプチダノンヨーグルトで朝御飯ということになってしまいました。１日長そう。
ところで先週の木曜日は試験でした。それはもうびっくり。統計学の試験なんですが、統計って普通、データがあってそれを分析して結果を出すものですよね？その試験ときたら、最初に結果があり（とはいえ、たとえばTreatment Sum of Squareがゼロでかつ、Error Sum of Squareがゼロでない場合、とかそういう意味での「結果」）、それに見合う、データセットを作り上げろ、という逆バージョンの試験問題なのでした。しばらく混乱して動きがストップしてしまいました。それで顔をあげてみたらまわりのすべての人々も行動が静止していたのでちょっと面白かった。
それでもまあ、なんとかイロイロ書き上げ、それから夜は前の日記にも書きましたが、Sさんとデートのためにモスコウにある、Bucer’sというカフェに行きました。しばらくひとりでコーヒーを飲みながら、たまっていたリサーチのリビューをしていて、９時過ぎに彼が現れたので閉店の１１時くらいまでおしゃべりしてたんですが楽しかった。Sさんはデザイナーの卵と書きましたが、本人はデザイナーになろうとは思ってないみたいです。うーん、なりたいのかな？どうなんでしょう？いろいろはなしてみたら、なんかいろんな方面に興味がある人みたいで、方向性はあるものの、具体的にどういうことをやりたいのかは決まってないみたいな感じを受けたんですがどうなんでしょうねぇ。
私はこういうバイタリティのある人とお話するのが大好きですが、彼はホントに若いのに（とはいっても26かな？）いろんなことに前向きで、ときどきうらやましく、というか遠い感じの気分になります。うまくいえませんが、やっぱり人っていろいろやりたいことはあるけれどそれがだんだんしぼられてきて、多方面にも張っていたアンテナをひとつずつ畳まなくちゃいけないときがくると思うんですが、彼はまだそのときが来ていないという感じ。すっごくすっごくうらやましい気持ちになりました。「私まだやりたいことってわかんないんですよねー」って明るく言う女の子とかってタマにいるんですが、私はそういう人をそういった羨望の眼差しで見つめてしまうことがあるんですね。それに似た感じ。
私が、アメリカに来て（というよりワシントン州プルマン市に来て）良かったなぁと思うことはたくさんありますが、その中でもトップ５に入るのが、「いろんな種類の人と会える」ということなんですね。日本で生活していたときは、もしかしたらこれは私だけなのかもしれませんが、興味の合わない人、性格の合わない人、共通点のない人とは会う必要もないし、機会もないし、ましてや友達になる接点もないし、自分のまわりには自分と似た境遇や性格やなにかココロ落ち着く人ばかりがいる、ということになってきていたんですが（そして社交的なおつきあいはあるものの、「あの人は知り合いではあるけれど、そんな友達とかじゃないし」というようないいわけをしていてそれはそれでお互い様だったから別に気にしてなかった）日本人が多いとはいえ、限られた人数しかいないこういった状況で、一期一会じゃないですけど、それに近い状況で自分とはまったく違う環境で生まれ育ち、まったく違う価値観を持ち、まったく違う人生を生きている人々に会うというのは、それはそれで刺激的です。そして私はそれをポジティブなことだと認識しています。Sさんと話をしていて、そういう気持ちになりました。いえ、実際にはなしていたのは別にそんな難しい話ではなくて、好きなオンナノコのことだとか、それがうまくいくとかいかないとか、そういう結構普通の話なんですけどね。
そして昨日はEちゃんとHくんとAと４人でアイスフィッシングにまた、行ってきました。結果はイマイチで２匹のお持ち帰りでしたが、かなり楽しかった。今シーズンはこれでアイスフィッシングはおしまいかな？という感じ。来週は日本に帰ることもあるし、今日は１日、身の回りのことをやったり、コンピュータを整理したり、残っているプログラミングを片付けたり、請求書の処理をしたり、と事務的なことと学校のことに追われてしまいそう。ところで今、レイチャールズとDDブリッジウォーターのデュエット曲を聞いてますが、なかなかステキ。なんていう曲だろう。