私の読書傾向について

先日Seattleに行ったときに、宇和島屋まで行ったので本を3冊買ってきました。私がアメリカで日本の本をわざわざ大金叩いて買うのは実は珍しいことなんですが、ちょっと気分が乗ったのでいろいろ見ていたら急に欲しくなったわけです。3冊のうち2冊は結構ダメダメでした。とか書いてエラそうですが、まぁ、ちょっと普通より高い金額を払っているのでそういう気分になったのかもしれません。それはともかく、1冊が思った以上に良かったのでちょっと紹介しますね。ていうか日本では実はベストセラーみたいなんですが。

こちらです。村上春樹氏は有名過ぎて実は私は日頃は読むのを躊躇してしまう作家の方でもあります。というのも、「何読んでるの?」「村上春樹」「お、ハルキスト?」となるのがあまり私の好みではないからかもしれません。わがままだなぁ、私。でもそれだけポピュラーな方だけあって、内容はノンストップで読めてさらに繰り返して読んでまだちょっとある部分では思わずクスっと笑ってしまうような感じの軽いような重いような不思議な感じでした。あんまり書くともしかして今から読むかもしれない方に申し訳ないのでひとこと感想を書くとすれば、「『わたしは、』こういうの好き」です。このアクセント、読みながら分かっていただけたかしら?

いや、もしかしたら私が自分の中で、読書カテゴリーを勝手にきめていて、

  1. 純文学系
    つまり幸田露伴とか島崎藤村とか寺田寅彦とか
  2. 近代文学系
    つまり浅田次郎とか宮村輝とか
  3. ノンフィクションかつ軽い系
    野田知祐とか椎名誠とか佐藤愛子とか遠藤周作とか
  4. 現代風文学系
    鷺沢萌とか椎名誠とか(これは3だという方もいるかもしれないけど私は「白い手」を読んでから4に分類しました
  5. 面白いけどココロのどこかでオアソビと思ってしまう系(これを一番いっぱい持っていて読んでいて嬉しい)
    例をあげるととってもとっても失礼だけど、彼女の本はいつも買っています、という意味で、清水ちなみさんとか(ごめんなさい)
  6. 欧米ハードボイルド系
    もちろんレイモンドチャンドラーとかのクラシックから、サラパレツキー、しぶいところでマイクルZリューインなど
  7. 欧米スリラー、サイエンス系
    ポピュラーなところでジョングリシャム、メアリーヒギンスクラークとか、マイクルクライトン、パトリシアコーンウェルあたり
  8. 童話系(っていうのもなんかヘンだけど)
    レイブラッドベリのたんぽぽのお酒は秀逸、日本だとあたりまえのように宮沢賢治、最近だと長野まゆみとか

というように本を満遍なく読むためにカテゴリがかぶらないように本を買ったりするんですが、この「村上ラヂオ」はなんとなく3と5を兼ねる感じで購入したのに、それも兼ねつつ、さらに4にも入る感じで、思ったよりもずっとずっと良くてちょっと感動してしまったということかもしれません。

さて私は先日プレゼンテーションをパワーポイントで作り上げたにもかかわらず、アドバイザーとのミーティングをのばしのばしにしていていい加減ちゃんとやろうと思ったので今日、Valと語ってきました。頑張った甲斐ありValも気に入ってくれて嬉しかったです。後少し、ちょこちょことやって練習を何時間か何日かやればなんとかなるでしょう。あとは緊張との戦いですね。でもプレゼンテーションのあとは楽しみが待っている(サンフランシスコで休日を楽しむ)と思えばやる気もわきます。

明日はHとSpokaneに御買い物にいこう!ということになっています。でもお金ないのに私は何を買う気だろう。しかも仕事はどうするんだろう。

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