暑いです。日本の皆様、お仕事、お疲れさまです。本当に、こんな暑い中、外を歩いているスーツ姿の方を見かけると、心の底から尊敬します。私だったら絶対途中でヘバって、ヒンケツだとか言って、泣き言を言っていると思います。世の中、男女差別とかフェミニズムとか、イロイロ話題ですけれど、結局、こうして、私みたいに、結局は「女である」ということに甘んじてしまって、努力を、世の中の男の人よりもちょこっとだけ惜しんでしまうという部分で、女の人は弱いなぁと思います。世の中の強い女性の方々、本当にゴメンナサイ。
本当に平等になりたかったら、個人レベルで、頑張らないと、ダメなんだろうな、と、そうやって外を回っている営業マンの人を見て思うのでした。まぁ、暑さに強くなるだけではダメでしょうけれど。でもつくづく思います。私はフェミニストじゃないし、イコーリストじゃないです。社会で女性の立場をもっと男性と同じように!とは考えません。火星人と金星人でしたっけ、それくらい違うんですから、同じように、とかそういうことは考えませんね。だってかたや子供生むんですよ。ですからキャリアが子供を生むことによってストップするのは、男性に肩代わりしていただくわけにはいかない以上、もはや避けられないことじゃないですか。ですから、私は「バランス」という意味で、そういった弱さとか(生理痛とかね、重い荷物を持てないとかね)を堂々と大目に見てもらうことによって、悪い言葉かもしれませんが、良い意味で、「女性という立場」を利用させていただくことも大事じゃないかと思うわけです。でももちろん、不当な差別は男性であっても女性であってもイヤですけどね。でももう会社が「お茶汲み、コピーとり」専用社員を雇うほど余裕のある社会じゃなくなってきたからだんだんイコーリズムは進むのかしら。
さて、昨日は、姉に連れられて、家族参加OKだった、日本消化器外科学会というのを見に行ってきました。信じられないくらい、楽しかった!この学会は、木曜日から開催されていて、昨日はちょうどナカビだったんですが、なんと、ウン億円の寄付を集めた、この学会の会長先生は、宮崎のシーガイアを借り切るというスゴイ事を行われました。
こう聞くと、なんて贅沢、と思われるかもしれません。事実、私だって、「医者の集まり」というウサン臭さ(お医者さんのみなさん、お姉さんや他の先生を含めて、ごめんなさい!)やシーガイヤ(サミットの外相対談の会場)を「貸きり」にする、ということなどを考えて、「え〜なんかヤな感じ」と最初に思いましたが、実は、実は、とっても斬新でステキな学会であることに、会場で気付きました。まず、参加者には、アロハシャツが配られるのです!九州は真夏です!と書かれたパンフレットに、教室員の方々が、アロハシャツを着てらっしゃる写真が移っていて、「ラフな服装でおいでください」となっているのですが、多分、学会に参加された先生は、最初は、やっぱりおそるおそる、「ノーネクタイ、くらいかな?」とシャツで来られたと思うんですよね。でも、そこでアロハシャツを配っていただいたら、しかも、受け付けの方々も演題発表受け付けのスタッフの方々も、みーんなアロハなので、「な〜んだ!アロハでいいのか!」とみなさん思って、私が学会に行った金曜日には殆どの先生方が、アロハやポロシャツなど着てらして、そのカジュアルさに、私は一瞬、「わたしはアメリカの学会にいるの?」という気分になったほどでした。
そして貸し切られた、シーガイヤのオーシャンドーム。みなさん御存じだと思いますが、例の、海みたいなプールがドームに入っているやつです。私は九州人のクセに、実は行くのは初めてだったんですが、いやぁ、良かったです。巨額の赤字を抱え込んでいるというウワサのシーガイヤですが、こうして借り切って、そのインチキビーチにいる人々は、みーんな、お医者様か、あるいはその家族という異様な光景。社会勉強になりました。もしかしたら、ものすごい偏見かもしれませんが、ちっちゃい子とかも、みーんな頭よさそうに見えてくるので不思議。でも泣叫んだり、他の人にメイワクをかけたりしている子供がいないのでそういうのも実は驚きでした。やっぱり頭いいのかも。
学会も、もちろん午前中はお姉さんにつれられて、見て回りました。この学会は、姉が属している(?)熊本大学医学部の主催なので、スタッフの皆さんほとんどの先生と知り合いの姉が、いろんなところにつれていってくれました。会長のO先生やその娘さんとベラベラと楽しそうにお話している姉を見て、また、「いい社会勉強だ」と実感いたしました。
文章にすると、その半分も良さを伝えられませんが、カチコチの保守的な日本の学会風景を何度も見た私としては、なんて斬新でステキな学会なんだ!と、本気でウットリしました。実は、母もつれていったのですが、母は会場に入らずに、となりにある、オーシャン45という豪華なホテルでウロウロと買物を楽しんだらしい。実はこっそり、私も、ニセダイヤモンドのチョーカーを母に買ってもらいました。アリガトウ!
お昼は、姉のオゴリで、ひとり2700円という(!)、天重を食べました。おいしかったし、景色のいいレストランで素敵だったんですけれど、ミミちい私は、「うーん、2700円あったら、アレが買えるなぁ」などとケチくさいことをひっそりと考えていたのは姉にはヒミツ。でもおいしかった。シアワセな気分になったので、その気分を買ったと思えば大丈夫。
演題は、姉と二人で、興味深いものを、事前にプログラムでチェックして、「これを聞きたいねぇ!」などと言っていたのですが、いざ会場についてみると、やっぱりそういう、興味深いものは、満員になっていて、入ることすらできないのでした。だから、二人して、がらーんとした会場を選んで聞いてみると、胆石などのお話で、まぁ、姉にとっては、有意義だったかもしれないけれど、栄養学には直接関係ないので、やっぱり私としては、経管栄養とかに関するヤツとか、インスリノーマとかそういうのを聞いてみたかったけど、まぁ、仕方がないです。
胆石の症例だって、面白かった。アブリビエーションが何のことだかさっぱり分からないので、姉に、コソコソと、「アレはなあに?」などと聞いて、少ない知識をもうちょっとだけ補う努力はしました。でも、結局、違う畑だし、しかも超頭いい人ばっかり(私にとっては)のお話なので、私なんかが理解しようとするのがもう、すでに無理なのかもしれませんね。午後、ドームのビーチで行われた懇親会もステキでした。人工のビーチでのサーフィンを見たり、腰をクネクネと踊る人々も見たし。噴水に映された、レーザー光線も、その後、船で現れたO教授も見た。とにかくスゴかったのでした。こんな学会、機会があれば、また是非参加したいです。お姉さん、つれていってくれてアリガトウ。また誘ってください。
追記:上の日記を書いたあとで、思い出しました。マックワールド!もちろん、スティーブジョブスのストリーミングウェブキャスト、見ましたよ!いろいろ言いたいことはあるけれど、私のココロを揺さぶったモノ3ツ。
- スノウなiMac。美しすぎる。
- もちろんキューブ。小さすぎる。カワイすぎる。
- マウス。ヤマザキパンの、「チーズ蒸しパン」みたい。