お料理する(できる)ことと、お料理が上手なことの違い

ところで、最近なんだか誤解してらっしゃる方も多いみたいなので一応書いておきますけれど、私は栄養士だけれど、料理専門家ではないです。だから料理がうまいということは決してないです。もちろん、すべての技術的なことは叩き込まれるので、普通の人よりは結構知っていたりしますけど(献立、材料、調味料の量、入れるタイミング、切り方及び作り方などなど)、知識と料理のうまさって全然違うと思うんですよね。やっぱりクサいことを言うようですが真心でしょう。料理は。私は大量調理に慣れてしまっているためか、作るのはとっても速いですけれど、味はいつも自分では「?」という感じです。小学校の給食みたいな、教科書みたいな味がするような気がします。正直者のAも、「なんだか秤で計ったような味がするのは確か」と嬉しいような悲しいような事をいってくれます。


ということで何が言いたいかというと、結局私には真心がないのか何なのか、料理は「得意」ではないということです。たまに「肉じゃがのおいしい作り方をおしえてください」などというメールをいただくことがあるんですが、多分サーチエンジンかなにかで、「肉じゃが」などと入力して探した方が私に聞くよりいいと思います。でも、それは決して私が肉じゃがの作り方を知らないという意味ではないんですよね。肉じゃがつくれない栄養士なんてどんな調理師さんも信用してくれませんから。それはパエリアでもむずかしいチョコムーススフレでも同じこと。作り方は知ってますけれど、上手かどうかは食べる人の好みによるということですね。なんだか当たり前のことをムキになって書いてしまいました。
今日はまたまた例によって例のごとく、KristinaとTaraと3人でモスコウにいきました。Taraは私が栄養士だったことを知らなかったので、今日タマタマそんな話になって、「え!!あなた栄養士だったの?知らなかった!どうして自慢しないの?」(Taraは去年栄養士になりました)と言いました。「言う機会も話題もなかったし」というと、「日本人ってみんなあなたみたいに控えめなの?」と言われてしまいました。控えめ!!!またまた私には似つかわしくない言葉です。でもまあ、私としては日本の栄養士という立場がアメリカのそれと同じくらいのレベルであるかにはちょっとだけですけれど疑問を持つし(管理栄養士はどうでしょうねぇ?)、聞かれたり、自己紹介したりしなければいけない状態にない限り自分から言ったりはしませんけれどね。もちろんこのページ上では言いまくりですが。
とここまで書いたところでうちの姉から電話がかかってきました。秋分の日なので久しぶりに時間ができたとのこと。ものすごく嬉しかったです。最近のことやお姉さんに買った品々についてなどの話をしました。元気そうではあったけれどカゼ気味だったみたいなのでちょっと心配です。明日はまた忙しくなりそうです。頑張ろう。

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