学校が教えてくれる恋人と親友の違い

今日はなかなか楽しかったです。相変わらず週で一番ハードな曜日ではあるんですけど、私は専門ではないコミュニケーションのクラスはものすごく興味深いと思っています。だいたい、人とのコミュニケーションなんて学校で習わないでしょう?日本では。もしかしたら習うのかもしれませんが、私に関してだけ言えば、「ほほう」と思わせられたことはないです。が、ここアメリカに来てからこうしてクラスとしてコミュニケーションを学んでみて、もちろん文化の違いも思い知るんですけれど、システマティックに「コミュニケーション」を学んだりすると、やっぱりかなり感銘を受けたりします。それでクラスディスカッションになったりしたときにいろいろな人の見解なんかを聞いていると、感心屋さんな私はいちいち、「ほーーーー」と思ってしまうワケです。


今日なんて、友達や家族、恋人などとの関係についてやったんですけど、ひとつ、教授がこんな例を出したんですね。まずA夫くんというひとがいます。彼にはB介くんという親友がいます。ふたりは小学生のころからの大親友で、何でも話し合えるし人生の何もかもを分け合うほど仲良しだったとします。A夫くんには彼女のC子さんがいるのですが、A夫くんはC子さんとの時間、B介くんとの時間をうまくやりくりしてお互いの関係をうまく保っています。B介くんにはずっと彼女はいなかったのですが、大学生になってしばらくしてD美さんという将来一生一緒に過ごしたいと思える人と出会いました。そして二人は恋人同士になりました。
そこでB介くんは、一分一秒たりともD美さんと離れたくなくなってしまったんですね。それでA夫くんに何を誘われても「D美と過ごすから」という理由で断わります。ふたりでよく行っていたフットボール観戦も、映画も、バーにも、どれにも一緒に行かなくなります。そしてA夫くんはだんだん何ともいえない気持ちに襲われます。
その気持ちはなんなんでしょう。嫉妬、焼きもち、というと何かヘンな感じがしますが、でもそれが一番近いですよね?相手にとっての自分の存在が、D美さんの存在に負けた気がしてさみしいんだと思うんです。これはタマタマこういった例でしたが、同性同士でも、友達どうしでもなんでも起こりうると思うんですね。でも、この例に限って言うと、私にはいつも同じ考えがあって、「彼氏や彼女をつくるよりも親友をつくるほうが大変」と思っているんです。今、「つくる」という言葉を使いましたが正確には「できる」のほうが分かりやすいですね。他の人はどうか分かりませんが、私は「よし、友達をつくろう!」とか「彼氏をつくろう!」とか思ったことはありません。ああいうのって「できる」ものなんですよね。彼氏が欲しいとか欲しくないとかにかかわらず、気付いたら彼氏にしたい人が現れたとか、普通に過ごしていて特にハッとする人に出会わない、とか、そういう状況で彼ができるとかできないとかは決まると思うんです。友達にしてもしかり。でも、恋人という存在は、嫌なところが良いところと同じくらいたくさんあったとしても、目をつぶって「まあいいや」と思ったりすることができるくらい、「好き」という強い感情が生まれるので、そこは友達同士に比べて大きく違うんですよね。友達って仲の良い友達は特に、嫌なところが見えたりすると「え!そんな部分もあったんだ!」と驚いてちょっと落胆したりするものじゃないですか?理性では、人間誰でもいいところと悪いところがある、というのが分かっていたとしても。
その違いを考えたときに、やっぱり恋人との関係と友達との関係とを比べると友達との関係をうまく保つ方が難しいな、と思ってしまうんです。なんかごちゃごちゃ書いて分かりづらいかもしれませんが、とにかく結論を言うと、そのクラスの先生は「恋人ができたときに親友との関係が壊れてしまっても構わないと思う人が現れるのは自然なこと(先生はhealthyという単語を使いました)なんだ」と言ったんですね。だからそれに対して「あいつはヘンだ、ヒドい」というのは「一般論」であって必ずしも「正論」ではないということ。私はそれを聞きながら、ずっと、「ほーーー」という感じでした。感心屋さんなんです。私。影響されやすい、とも言うかも。
まあそんなこんなで普段「考え」ずに「感じ」ているような気持ちをこうして教科書とノートと教授を前にグダグダと考えるのは割と自己満足的に楽しかったりします。書いていてだんだん疲れてきたので今日はこのへんにします。コミュニケーションってこうしてタマに取ると興味深かったりしますが、メジャーなんかにしたら死んでしまうことでしょう。私は文系はさっぱり苦手なんです。昔から。
ところでアップルからウワサのJAVAをダウンロードしたんですけど、これはスゴイですねえ。5倍早いというのはマユツバではないかもしれません。でもダウンロードには50分くらいかかってしまいました。7.7MBなのと、私のダイヤルアップの遅さと混み工合でしょうか。でもダウンロードした価値はありました。私は数年前まで「マイクロソフトの製品なんて死んでも使ってやるものか」と思っていたのですが、今はマイクロソフトオフィスを始め、インターネットエクスプローラーなんて愛用していたりします。オフィスの使いゴコチや意味不明ファイルの強制インストール(47mal.libとか言う名前のファイルって、一体どんな役割があるんでしょう。libと書いてある以上libなんでしょうが、外すとアプリケーションが立ち上がらなくなったりするので恐ろしいです)など、気に入らない点はたくさんあるものの、今ネットスケープかインターネットエクスプローラーか、と聞かれたら100コくらいの理由でインターネットエクスプローラーでしょう。スタイルシートが使えるのもあるし、前述のJavaが動くのもあるし、キャッシュ利用応用がリーズナブルだし、ヒストリーの保ち方がステキ(クラッシュしても再起動して”go”にいくと最後に行ったところが残っていてすぐ続きができる)だし、起動および終了に時間がかからない。
一番の課題は安定性でしょうが、4.5になってからかなり安定しています(それでもちょっとネットスケープには劣るかも)。強いていえばダウンロード機能がかなり頼れない感じ。でもresume機能がある、というのもなかなかです。ネットスケープは正直なんですけど、やっぱり巨大さとメモリの利用量に比べて動きが鈍いのは痛いですね。やっぱりインターネットエクスプローラーがネットスケープを見て発達した(ウィンドウズがマックOSを真似して発達したように)という部分でくやしいけどマイクロソフトの一本勝ちでしょう。先程書いたJavaですが、ネットスケープとは今のところ互換性がないみたいですので念のため。この機会にインターネットエクスプローラー4.5をお試しになってはいかかでしょう?スティーブジョブスも使っているらしいですよ?
それではまた。プルマンはへんな天気がつづいていてみんなカゼをひいたりしてますが、みなさんカゼには気をつけて下さいね!

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