個人情報について

今日はちょっと真剣に、いろいろ考えたことを書きます。まず、「個人情報」のお話。実は、私はMacintoshフリークなのですが、登録しているMacintosh関連のメーリングリストのメール(投稿はまったくしないROMな私です。失礼なのは分かっているのですが、私には良くわからない内容で、いつも「うーん、そうなのかー!」と感心するばかりなので)で、ちょっとセキリュティの話が出ていました。インターネットって、確かに個人情報を流すと、いわばタレ流し状態になることはまぬがれない媒体ですよね。ハッカーの手にかかればパスワードもなにも意味がない状態になることだってそんなに珍しくないことらしいですね。私には分かりえない世界ですけれど。


最近聞いた話ですが、いわゆる「インターネット通としての一般常識」として個人情報を公開しない、というのは当り前の話ですね。そのあたりは分からないでもないのですが、ここで問題になるのは「何が公開してもよい個人情報で、何が公開してはいけない個人情報か」という部分だと思うんです。私にその話をしてくれた人は、「本名を書く」ということも「公開してはいけない個人情報を公開している」ということになると教えてくれました。それに加えて出身地や卒業した学校などの名前を書くと、その気になれば探し出せますよね。ネット上の「バーチャルな世界」以外でのコンタクトは取れないようにするのが、その「インターネット通」なヒトたちの常識だそうです。
正しい、んでしょうね。きっと。そういう人たちからみたら、私のプロフィールのページのように全てを書いているのは「バッカだなぁ、危ないなぁ」という感じかもしれません。でもね、私は考えました。たった3日しか考えてませんけれど。まず、それを悪用される、あるいはイタズラされる可能性です。こんなに無限に近い数のホームページ達がネット上にうようよしているなかで、私のページにたどりつく「悪者」の数はどのくらいなのでしょう。いや、まあ結構いるでしょうけれど。で、私の情報を使って何か悪い事をしようと考えた時、私から何が出るか。まあその気になればいろいろ悪いことは出来るんでしょうけれど、そこまでやる人なら、ウェブの個人情報だけじゃなくて、他の道からも個人情報を割り出しちゃったりするんじゃないかと思うんですよねぇ。
つぎに、「どんな悪用のされかたをするのか」です。怖いのは私になりすまして犯罪などに関わることや、何らかの理由でいやがらせの為のストーキング行為をされることでしょうね。他にどんなことがあるのかしら。気に入らなかった部分があるからいやがらせされるとか?私にはまだ思いつきません。弱みを握られて脅されるとか、そういうことかしら。
また、もうひとつ大事なことですが、ここに私がオンナである、ということが弱みになっているらしいことにも気付きました。ホントに嫌いなポイントです。コンピューターを通していろいろな事をやっていると、どういうわけか、この「女性差別」というモンダイにぶつかるんです。なんなんでしょうか。まあ、「女性差別」というほどはげしいものでもありませんけどね。「女性であるから味わうイヤな感じ」とでもいいましょうか。まず、「ネカマ」と言うんですよね?オトコのヒトが、ネット上だけでオンナのふりをする、という状態を。そのヒトたちにたいして特にいやな気持ちをもったことはないのですが(というより、かえって面白いヒトたちだったりしますが)、逆の状態、つまり、「ネカマだと思われる」というのはどうしてもイヤなかんじです。また別の場合で、「オンナならネットでちやほやされていいねー」なんて言われたりして、激しい違和感を感じます。「カオも見えないしねー」なんて言葉が隠れてる気がする!!(被害妄想)。どちらにせよ、ネットだろうがどこだろうか、ちやほやされたことなんてないぞ。私の人生はじまって以来。
ちょっと話がそれましたが、つまり、私はいろいろ考えた末、私だけの結論として、「私はハイリスクとは知りながら自分の許容範囲でも個人情報を公開する」ことに決めました。もしかしたらバカかもしれません。何か起こって泣くのは私でしょうね。でも、やっぱりリスクを負っても、「へー、熊本出身なんだね、私もだよ」とか、「ワシントン州にいるの?どんなところ?」とかそういった「話題作り」としての個人情報はやっぱり出しておきたいです。大学の先生なんてみーんな出身大学、出身地、趣味だとかオフィス番号だとか全部オンラインに出してますしね。ニックネームだけのホームページだったら、私のホームページなんて1ページも無くなってしまうもの。ヒトを信じて、しばらくやってみよう、と思ったのでした。
ウェブマスターの方で、こんなことを考えたこといらっしゃったら是非教えてください。この件に関してはまたゆっくり考えます。ある日、私の情報が全てなくなっていたら、そのときが私が気持ちを変えたときです。あるいは、イタい目にあったときですね。でもねぇ、そんなに用心深いなら、最初からネットワーキングなんてしないだろうし(オンラインも現実も含めて)、クレジットカードさえももたないだろうと思うんですけどね。テレビの「あの人に会いたい」シリーズではないですけれど、ヒトなんてその気になれば、どんなにしてでも探し出せるものではないのでしょうか?心がけとしては、いい人でいよう、とか、ネット上で恨みを買わないように、ケンカを売らない/買わないように、弱みを握られないように、すべてのヒトに優しくするように、とかそういうような基本的なことでしょうか。
ああ、ひさしぶりに考えたら頭がいたくなってきました。まあ、そんなに真剣に考えることでもなかったかも。ひとつのことに夢中になると、他のことを忘れてしまう、単純なワタシなのでした。それではまた。

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