前の方に座る理由

今日は朝からものすごく天気がよくて、半袖でも暑いくらいでした。10時25分に統計のクラスが終わってから、CUB(カブ)と呼ばれる、キャンパスの中心のビルの外にあるテーブルでコーヒーを飲んだりして春らしい(というよりほぼ夏)気候を楽しんでいたのですが、いやあ、アメリカ人は「衣替え」をしない、というのがうなずけますね。こんな風に暖かくなると、もう、速攻で「ノースリーブ&短パン攻撃」に出ています。すぐ調子にのるんだから。


でも、午後2時をまわったところで、遠くから雷が聞こえ始め、激しい雨に変わりました。本当に夏みたいです。でも、7時くらいまではずっと降っていたので夜はかなり寒くなりましたね。ノースリーブ軍団は寒かったことでしょう。
ところで私は、この大学でクラスにいるときは、だいたい前から3列目くらいに座ることにしています。初めのころの理由としては、私はあんまり目がいい方ではないので、ちょっと見づらいオーバーヘッドなどがあるとノートも取れなくなってしまうからだったんですが、最近は違います。前に座ると、明らかにメリットがあります。それは環境。
これは私から見た私的な意見ですが、アメリカ人の学力や学習態度には、「平均」というものがあまりなく、「とても真面目」か、あるいは「不真面目」かに分かれてしまうところがあると思います。そして、だいたいにおいて「とても真面目」なヒトはクラスの中ではかなり前の方に座ります。不真面目なヒトは後の方に座ります。何故かというと、こちらの先生達は、どうしても生徒達をクラスのレクチャーに引き込みたいので割に頻繁に質問をするからなんですね。真面目な人達は、質問をされることによって、さらに理解力や先生との交流が深まるので自分のタメになるので前に座るし、不真面目なヒトは、後に座ることによって質問をされづらくなります。
前に座っていると確かに私もドキドキすることはあります。先生もすぐに名前を覚えてくれて、すぐにMasami、といって質問してくるし、よく分かっていないトピックの時に質問されたくない!と思ってうつむいてしまうこともよくあります。突然指されて、「ああ、後に座ればよかった」なんて思ってしまうことも割にあります。でも、確かに言えることは、前に座ると「環境」がよくなる、ということなんです。クラスで毎日顔を合わせるクラスメイトとは、だんだんなんとなく友達になっていくのですが、やはり座る席の近くの人に声をかけるようになるし、仲良くなるんですよね。そんなまわりのヒトたちも真面目に勉強しているので一緒になって真面目にできるし、分からないことがあっても、わざわざ先生に聞きにいかなくても隣のヒトが教えてくれたりするし、後の方に座って必死で机に落書きを彫っているヒトに比べると遥かにコミュニケーションが取りやすいヒトばかりのところに座ることができます。
後に座る人達はわりと若いコが多いのに比べて前に座る人達は私くらい(25です)の年齢が多く、友達にもなりやすいですね。私にとって、これはあきらかにメリットなんです。同じクラスを取っている友達がいる、という状況は実はものすごくいい状況なんです。
まあ、こういうことは人それぞれかもしれませんけれど、私には「元クラスメイト」という友達が現在も結構います。それはこういうちょっとしたことがモトになっているかな、と思ったので。私も馴れ馴れしいところがあるかもしれないので、それも原因のひとつかもしれませんが、「どうしてそんなに『クラス』の人と仲良くなれるの?」とよく聞かれるので、それに対する答えが、こういったところかな?と自分で分析してみました。まあ、偉そうにいろいろかきましたが、こればっかりは個人次第ですよね。後に座っている、真面目ではないけどお洒落でクールなヒトと交流できるステキな人も多分いるでしょうし。
さて、明日が終われば、いよいよ来週はデッドウィークです。勉強しなくっちゃ。それではまた。

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