アメリカのイヤなところ

さて、月曜日です。昨日は例によって一日中お勉強でした。夜中の4時頃にやっと区切りがついて、寝ました。ので実は3時間も寝ていないんです。でもね、分かっているんです。どうしてそんなハメになるのか。そう、土曜日にあんなに遊んでいないで勉強すればよかったんです。でもそうはいかないのが週末。どうしても「土曜日は遊ぶ日、やるなら日曜日がある」と思ってしまうんですね。これはこの先もどうにもならないでしょう。だって土曜日に勉強したくないし。


ところで今日は先週受けたフード関係の法律に関する試験と、以前に提出したリサーチの宿題が返ってきました。試験、よくなかったです。がっかり。でもまあ、悪くもない、ということでOKにすることにしました。81点だったんですねえ。平均点が79点ですから、まあちょこっとだけ上だしね(甘い?)。アイリーンは何と51点だったらしい。Fがついていてかなりショックを受けていました。実は私も81点はかなりショックだったんですけど、アイリーンの手前なにも言えませんでした。あ、でも宿題の方は100点でした。といっても100点だったひとはいっぱいいるんですけどね。でも頑張ったカイがありました。先生が直々にグレードをつけたらしく、細かくチェックしてありましたね。アイリーンはそれは86点だったらしい。あたしの隣の席に座っていたシェリルという女の子はテストも両方とも100点だったみたい。うむむ、デキる。
水曜日は今度は違うクラスのテストです。これはフードサービス業界のことに関するクラス。結構面倒なんですよね。どんなプロセスで値段やレシピを決めるか、オーダーの仕方はどうするか、フィードバックはどうやって取るか、どうやって活用するか、などなどなどなど。こんどの範囲は今までやった全てなんですけど、いろんなオーダーのステップなんかが出そうですね。野菜とか、例えば玉葱だったら、芯は捨てるでしょう?だから重量で計算してオーダーすると廃棄する分があって結果少なくなりますよね?そういった廃棄量を計算したりするんですけど、ここにものすごくバカみたいな計算が必要なんですよ。何だとおもいます?
それは、単位計算なんです。日本はすべてがグラムとキログラム、液体だったらccとかで単位を表示しますよね。だから全ては数学と同じで、1人分のレシピを1000人分にするときは単純に1000倍すればいいんです。でも、アメリカはバカなんです。ホントに泣きたくなるほど、バカ。全てがoz(オンス)やlb(パウンド)やcup(カップ)、gal(ガロン)なんです。さあ、何が違うでしょう?そう、オンスからパウンドに単位を上げるときに混乱するんです。だって、16オンスが1パウンドなんですよ。レシピに、1lb. 1/2 oz.なんて書いてあって、それを1000倍するときにはすべてをオンスに戻してから、1000倍して、さらに16で割ってlbに戻さなくてはダメなんですね。
それだけならまだしも、小麦粉なんかはCupで計るから、つまりこれは単位は「体積」で計ってあるんですよね。みなさんご存じの通り、体積でモノを計算すると、いろんな誤差がでます。たとえば水と小麦粉。水の1カップと小麦粉の1カップは明らかに重さが違うでしょう。それぞれを体積として1000倍した日には大変なことになります。だから、私たちは、1カップの小麦粉が重さでは何パウンドになるのかを知らなくてはなりません。そしてやっと1000倍できるんですけど、前に書いた通り、まずはオンスに戻してから1000倍にするんですね。そして全てをパウンドになおして、さらにそれをカップに直す。なんて面倒なんでしょう。
あとは、液体ガロンと個体ガロン、というワケのわからない単位もあるし、パイントやクォートなんてでてきて頭が痛くなります。それぞれ12で単位が上にあがったり、16であがったり、4であがったり。また、ディッパーというモノもあります。ディッパーというのはいわゆる、アイスクリームをすくうときに使う、アレですね。あれにはそれぞれナンバーがついていて、#6ディッパーでは体積がいくら、とかそういうのが決まっているんですね。でももちろん、アイスクリームをすくうときと、マフィンの生地をすくうときでは重さがまったく違うんですね。あーあ。説明するのも疲れた。他にも、#10カンとかいうカンの種類もあるんですけど、あとは言わなくてもだいたい分かるでしょう。
そんなこんなで、日本で病院で働いていたときのオーダーシートを書くときの倍は時間をとります。まあ、手でやる場合だけですけど。アメリカはこんなところにもコンピューターが完璧に発達しているので、上に書いたことはぜーんぶ、コンピューターがやってくれるんですよ。だから、アメリカ人は、「単位?いいよ、アメリカはこの単位でも困らないよ」と軽くながしてしまうんです。今、フィートとかインチとかオンスとか使っているのって、アメリカくらいですよね?イギリスでさえ、センチやメートルやグラムに全て変えましたよね?全く、留学生泣かせです。身長を聞かれたりしたとき、こちらに来た当初はとても困ったモノでした。今も、「彼はXXインチあるんだよ」と言われてもなかなかピンときません。
あ、そうそう、「インターネットマガジン」4月号にほーんのちょこっと、ホントにちょこっとですが私のICQのページを載せていただいているのでお暇があったら本屋さんでたちよみでもしてみてあげてくださいませ。A. Y.さん、どうもお世話になりました。混乱とかもあって心配かけてごめんなさいね!これからもよろしくおねがいしまーす。
あと、アメリカにお住まいの方はアサヒ新聞US版の3/5刊にページを紹介していただいているみたいですので、よかったらちらり、と見てみてくださいませ。A. M.さん、インタビュー楽しかったです。またメールしますね!

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