昨日の夜は、夏になると毎年やっているサンタンジェロ城(Castel Sant’Angelo)の夜のイベントに行ってきました。実は私は2年前に行ったのですが、一緒に行ったメンバーは普通の友達だったんですけど、何かと価値観が違う(つまり、私は浪費タイプであとのふたりは堅実タイプだったということ)ので、あまり贅沢三昧できず、なんとなくかすかな心残りがあったので、今回はこういうことにお金をつかってもOKそうな友達をさそって(ここは見てないと思うけれど、見てたらごめんね)ついに行ってきたのでした。なにしろ入場に10エウロ、パッセット(後述)に入るのに3エウロかかるので最初っから結構な支出なのです。
でもこの写真を見ればお分かりの方もいらっしゃると信じたいんですが、こうして夏の夜の日常に、ふと出かけるとこんな現実離れした場所でのんびりできるという、それだけの事実にそれだけの価値があると思えてしまうんですよね。そして何より私が試したかったのは、この夏の夜のイベントの期間だけサンタンジェロ城のテラスに併設されるレストラン。2年前に友人が行って、「びっくりするほど趣向がこらしてありおいしかった」という感想を教えてくれたので、ずっと気になっていたのです。電話で予約をしておき、入場のときに「レストランの予約があります」と伝えると優先的にお城に入場できます。
ローマも暑い
ロンドンからはすぐに帰ってきていたのですがご無沙汰しています。日本も同じでしょうが、ローマもとにかく蒸し暑くて、外にでるともわっと熱気が襲ってくるので参っています。週末も、「今日はお気に入りのミュージアムカフェでブランチ!」と思って朝の10時に外に出て、ウッと熱気にやられ、自分のガレージにたどり着く前に引き返してきました。こんな日はエアコンを適度につけたお部屋の中で、ロンドンから買ってきた紅茶をアイスティーにしているのでそれをゆっくりいただく&のんびりするのが一番です。
ところでどうでもいい話なんですが、最近私のウェブには映画の話が滅多に出てこないかと思われますが、実は結構観てるんです。書こう、書こう、と思いつつ、題名だけ書いておくんですが、今チェックしたらそんなエントリーが25個もありました。一番最近観たのは「ハロルドとクマーのグアンタナモベイからの大脱走」という「バカバカしい」にもほどがある、それでもそのジャンルの中でダントツの面白さなんじゃないかというシリーズものの第2弾です。本当に「ぎゃはははははは」と笑って自分の下品さにハっとするという居心地の悪い笑いなんですけど、この世の中には巨額のお金をつかってこういう映画を撮る人がいるんだなーと思って違う意味で感心します。
そしてここにあんまり書かなくなった原因は、私が出張などのときに3個ほど一度に映画を観たりするからだと思いますね。しかも途中気が散ったり、眠くなったりしてまともにちゃんと観ていないし。でもDefinitely, maybeやMichael ClaytonやBe kind rewindなどなど心に残った映画もあるんですけど。
とにかく暑い、という話でした。今週末はもうちょっとマシだといいな。
St. James’s Park
以前に「のちにつづく」と書いた続きなのですが、ホテルのプライベートガーデンで早朝の2時間をコーヒーで過ごした訳は、ここに続くのですが、その後地下鉄に乗り(パディントン駅からベイカールー線でチャリングクロス駅へ)、トラファルガー広場の方に出てしまったのがラッキーでオベリスクや噴水を見ながらセントジェームス公園まで歩くこと5分程度。遠く右にバッキンガム宮殿、すぐ左には省庁関連の伝統的な建物を見ながら公園に入ると、そこは急に静かな緑いっぱいの景色で水辺もあります。到着したのが9時前だったせいか、観光客も少なく本当に幸せな午前中を過ごしました。土曜日だったので、実はそこを去った12時前には強烈な数の観光客(イタリア語がそこら中で聞こえてました)が来ていたので、このエントリーを見てロンドン観光する方は公園は早朝からをおすすめしますよ!この親子が水辺の鴨や白鳥などに(ペリカンもいましたよ!)エサをやる様子を見ながら新聞を読んだり本の続きを読んだり、良い時間を過ごしました。
そして何より良かったのが、この公園にある”Inn the Park“というカフェ/レストラン。もともと、公園で何かを買って芝生に座って朝食にしよう、そのときにEnglish Breakfast Teaを飲もう、と決めていたので、早朝のホテルではコーヒーだったんですね。ですがこのレストランを見つけて嬉しくなったのと、見た目も自然にとけ込んでいてとても良い感じがしたのとで、入ってみることにしました。中はファインレストランとまではいかなくとも、かなりそれに近い雰囲気で、まだ朝の9時過ぎだったのに、「予約はありますか?」と聞かれました。「いえ、ないんですけど」と答えた後、お客さんはいなかったので「朝食はありますか?」と聞くと「もちろんあります」と言われて笑顔でテラス席(というよりデック席)に通されてさっそく大きなティーポットにたっぷり紅茶を煎れてもらいました。そしてトーストにストロベリーのプリザーブ、サニーサイドアップの目玉焼きにおいしいソーセージ、巨大なブラックマッシュルームにベーコンやグリルドトマト、などなどいわゆるイギリス式の朝食(あんまりちゃんと撮れてないですが写真はこちら)が運ばれてきて、日頃カプチーノ&コルネットの甘ーい朝食に飽きてきていた私にはこの素朴なブリティッシュスタイルがものすごく新鮮でした。まあ、コラッツィオーネイタリアーナ(伊式朝食)も悪くはないんですけどね。スプリムータ(絞りたてのオレンジジュース)なんて本当に最高だし。でもこのカフェ/レストラン、私が朝食をとっている間に満席になりました。週末はすごく人気なのかもしれませんね。朝食でも予約があったほうがいいかもしれません。
なにはともあれ、ローマでも割と幸せな週末は過ごせますが、ロンドンでも幸せな土曜日の午前中を過ごせて嬉しかった、というわけでした。かなり自己満足だけですみません。
ウェストエンドミュージカル:Wicked
ちょっと時間が前後しますが、ロンドン最後の夜に、あのミュージカル、”Wicked“を観てきました!実は朝から活動的に動きすぎて、ショッピングもしすぎて(実はこれがメインの理由)、とりあえず荷物を置きにホテルの部屋に帰ろう、という気持ちになって地下鉄で一旦帰ってきたんですね。そして午後は、是非行きたいと思っていたClaridgeのReading Room(アフタヌーンティー)が週末は予約でいっぱいだと電話で聞かされて、別の場所でのアフタヌーンティーには興味がなかったので、さてどうしようかなと地下鉄の駅の壁に貼ってあったこのミュージカルのポスターを見て、ホテルのコンシェルジュさんにお願いしてその日の夜のチケットを聞いてもらったら、なんと半額の当日券で前から2列めのど真ん中の席がとれたのでした。「ちょっと見上げないといけないかも」と言われたけれど、いざ行ってみると役者さんたちの汗や髪の毛の一本まで見える近さで本当に感激しました。ひとりでミュージカルなんて、と思ったけれど、ストールズでは一人で何度も見に来ているというコアなファンも結構いて、しかもたまたま隣に座っていた人なんてキャスティングディレクターをしている人で、こと細かにどんな理由でキャストを選んだかを教えてもらったりしてすごく楽しかったです。
お話の内容も、原作を読んだことがあるので内容はすでに分かっていても、それでもすごく楽しめました。このお話の、私の個人的なキーワードは「ディメンションズ&パーセプション」で、日本語に訳しちゃうと「次元&認識」になっちゃってなんのこっちゃという感じですが、私なりの和訳だと「多面(性)&受け取り方・見方(による違い)」といったところでしょうか。第1幕と2幕の間のインターバルでアイスクリーム屋さんが出てくるのもなんだか楽しかった。終わってからもスキップしたくなるような(カミングアウトしちゃうと私、スキップできないんですけど)嬉しい気持ちで帰りました。夜11時近かったんですが、ロンドンは地下鉄も街もクリーンで安全で嬉しいですね。
Takeawayの贅沢: Ottolenghi
ローマに住んでいると、レストランに入るには一人じゃちょっと、という気分になるし、お持ち帰りのできるデリなんてかなり限られているし、お料理や食材が豊かだと、そういった意味での便利さは発達しなかったんだなと思えるのですが、お食事には評判があまり良くないロンドンには無限の数のデリがあってお持ち帰りの品々に長時間迷ってしまうほどです。
Notting HillのLedbury RdのAnya Hindmarchに行ってバッグを購入したのは昨日書きましたが、そのすぐ右隣にあるOttolenghiというカフェ・デリは最高でした。写真がお持ち帰りしたサラダ&フォッカッチャです。食べながら読んで後で知ったのですが、私の愛するAngelika Taschenの”London: Hotels & More”(写真左上の大きな本)によると、”Is it a cafe or a deli? Who cares as long as it’s this yummy. Ottolenghi is like a boudoir of delicious, hand-crafted food. From pastries displayed like jewels to the delicious, fresh salads overflowing in huge white bowls, it’s difficult to know where to start. Or finish. Get a selection of salads and quiche as a takeaway or jostle with the Notting Hill yummy mummies for a seat in the cafe section.”ということです。
しかも先日買ったばかりのLUXE city guidesのLondon版(写真上部中央の黒い表紙のジャバラになった小さなガイド)にもちゃんと一行載っていて”Ottolenghi: Swish delis where the salads and cakes are art.”ということでした。いいなと思うお店や場所はいつも必ずガイドブックに載っているのでこういうのを編集する人たちはやっぱりエラいなぁと思いますね。
帰ってきてホテルの人も快く食器&カトラリーを持ってきてくれたのでこうして部屋の窓際で自己満足気味に美味しくいただきました。サラダにイチジクが入っているのが本当に嬉しい驚きで美味しかった。クスクスもあったし、フェタなども入っているので多分全体的にレバノン風です。イギリスは移民文化でこういう楽しみがあっていいですね。

