10月の半ばに、日本人のお友達のMちゃんが誘ってくれてローマ映画祭で上映されたJFK Revisited: Through the Looking Glass(2021・ドキュメンタリー)を観に行ってきました。映画祭の期間はローマ市内の色々な映画館やシアターで招待された映画が上映されていたんですが、私が住むGarbatellaという地域にもローマ第3大学のシアター(テアトロパラディウム)があり、そこでこの映画は上映されることになっていました。映画祭のチケットはかなりお安く、Mちゃんがサクッとオンラインで5ユーロでとってくれていたし(とてもフットワークが軽い素敵なお友達です)、テアトロパラディウムは私のアパートメントから徒歩10分だし、気楽な気持ちでその日を待っていたんですね。そしたらMちゃんがテキストで「オリバーストーン監督が来るらしいよ」と言うので驚いて調べてみたら、本当に彼が、ローマとはいえこんな田舎の住宅地の地域にきて舞台挨拶をしてくださると知り、行ってみたら本当に彼がすぐ目の前で熱くJFK暗殺の陰謀論について語ってくれるというシュールな状況だったのでした。
Continue reading “オリバーストーンとローマ映画祭”イタリアでもラグビーに熱中
私のラグビー好きは今に始まった事ではなく(ここでもここでも明らか)、いつも良いプレイを探してオンライン上の動画で楽しんでいます。イタリアでもラグビーは少なくとも野球やバスケットボールよりはずっと盛んなのでテレビでもやることが多く、本当に嬉しいです。そして9月の末にラグビーの人気がローマよりもずっとあるイタリア北部のパルマに行った時に、同じくラグビーの好きなアルゼンチン人の友人と一緒にローカルのパルマのチームと南アフリカのチームの試合があったので観戦に行ってきました。
Continue reading “イタリアでもラグビーに熱中”フライトレーダーと嬉しかったこと
上の写真は先日ルクセンブルクに行った帰りにローマのフィウミチーノ空港に着陸してから撮影したものですが、ルクセンブルクに到着の日は、フライトの到着時刻が夜の10:30ごろの予定だったので、タクシーで親友のCの家まで行く予定にしてたんですね。ですがCが「そんなわけにはいかないよ!」と主張し、Cか旦那様のGのいずれかが車で迎えに来る、ということになっていました。ですから到着したらすぐに携帯をオンにして連絡を取れるようにしなきゃ、と思ってたんですね。ですから機体がタッチダウンした後に携帯を使って良いというアナウンスが流れてすぐ電波を受信しようとしたら、連続してこんな写真とテキストメッセージがGから来ていました。
Continue reading “フライトレーダーと嬉しかったこと”「忙しい」という人々
先日、母と話していたときにこの話題になってその後しばらく考察したので、今日はそれを書き留めておこうと思います。私はここ数年、仕事の上での人間関係に非常に恵まれていて、一緒に仕事をするチームの雰囲気はものすごく良いし、直属の上司もとても穏やかでいつもサポートしてくださる方だし、本当に全くといって不満がありません。こういうこと(時期)は本当にレアで恵まれていると思うのでしっかり感謝して、自分もそういった雰囲気にちゃんと貢献できるようにしなければ、といつも思います。とは言いつつ、もちろん仕事をしていて「ん?」と思うことはあります。いや、今かなりオブラートに包みました。「ん?」程度ではないです。しっかり「イラッ」とすることがあります。そして私は自分を分析するに、仕事上そう思う状況が実は3点しかないなーということに数年前から自分でも気づきはじめました。
Continue reading “「忙しい」という人々”ルクセンブルク、フラワーギャングと犬のポピー
9月の半ばごろに、休暇で前回ローマに遊びにきてくれた親友のCとその家族が住んでいるルクセンブルクを訪れました。今ルクセンブル「ク」と書きましたが、私の姉も指摘してくれたんですが、どう考えてもルクセンブル「グ」ですよね。でも日本語だと正式に「ク」らしいです。なんだかモヤモヤしますが、私が思うに日本語は子音で終わる言葉が少ないこともあって、gなどで終わる単語に関してはどうしても母音に力が入ってしまいますよね。ですから日本語のカタカナ表記で「グ」にしてしまうと、普通の日本語的発音だとgooというような音になってしまい、英語だと「ルゥクセンブゥルゥグゥ」と聞こえてしまい、通じない可能性が出てしまいますよね。でもkに関しては、わざわざ「ク」をkooという風に発音するのに普段以上の力が必要になるので、割と力が抜け気味になって、音が小さく聞こえて英語風に言うと「ルクセンブォー(ク)」となって実際のLuxembourgの発音に近くなるのでは、という考察をしてみました。関係あるかないかわかりませんが、私は10代の頃から単語の真ん中に「ク」という言葉がある外来語(カタカナ)を発音するのがすごく苦手で「ネクタイ」とか「タクシー」とかは鬼門です。わざわざクを強調して「ネクゥタイ」「タクゥシー」のようにしないと発音できないので、友達からよく「言えないの?」と心配されていました。英語圏で暮らすとそれがいらないので個人的にすごく楽です。「ネッタイ」「タァッシー」で普通に通じます。なんだかものすごく脱線してしまいましたけど、ルクセンブルクは写真のように、お城(要塞)のある旧市街(ユネスコの世界遺産)が新市街から見ると谷のようになった低い位置にあります。
Continue reading “ルクセンブルク、フラワーギャングと犬のポピー”