前回の続きですが、早朝の市場を出た私はすぐに地下鉄に乗ってMayfairと呼ばれるエリアの北側、Maryleboneエリアの近くまでやってきました。このあたりのショッピングストリートは前回来た時にうろうろしてみてかなり気に入っていたので、絶対また来ようと思っていたのです。一番人通りが多いのがHigh street(多分本当の名前はMarylebone High Street)で、イギリス人の友達が「あなた本屋さんが好きっていってたよね?High StreetにDaunt Booksというのがあってきっとあなたの好みだから是非行ってみて」と教えてくれていたので、迷わずそこへ向かいました。
果たしていってみると私の好みのど真ん中ストライク。旅行に行くとすぐに雰囲気にひたりたがる夢見がちな私としては(?)是非ともイギリスな本を購入したい!と思い、何度も読んだモームでも買うかなといろいろと見ていたら目移りしまくりで、そのうちその本屋さんだけで1時間費やしそうになったので、非常に気になったJane Austenへのトリビュート的な本、Patrice Hannonという人が書いた”Dear Jane Austen“を購入しました。一見、恋愛相談書のように見えるこの本ですが、大学教授である著者がJane Austenの小説に出てくるヒロインたちを完全分析していて、小学5年生の時に母が買ってくれたEmma(当時の私にとっては読んだこともないほど分厚すぎる文庫本で、その分厚さを見るだけで心がわくわくと踊りました)を何度も何度も舐めるように読んだ私にとって、本当にJane Austenが返事を書いてくれているのではないかと錯覚しそうになるような内容です。最近読んだ本のことはすぐに忘れてしまう私でも、当時読んだ本のことは忘れてなくて、当時の自分の想像(エマの生活など)すら思い出すことができて不思議な感覚でした。エマは私にとっては鼻持ちならないヒロインだったけれど、そういうのに憧れる年齢でもあったなぁと今となっては思うのです。
早朝のポートベロー
ロンドンのマーケットにはいろいろなものがありますが、やっぱり私が一番好きなのは観光客がたくさん集まるノッティングヒルのポートベローです。メインで一番多くのお店が並ぶのは土曜日で、一番混雑するのが10時半くらいからお昼まで(リンク先の写真は帰る直前の11時ちょっと前に撮りました)。なので「マーケットは好き」だけど「混雑は嫌い」な人におすすめな、早朝の時間帯に行ってきました。
ホテルを出たのが8時ちょっと前で、到着するとたくさんの人がいたものの、混雑はしていない状態で、ゆっくりとアンティークを見たり古着を見たり、パンを買ったり、カフェに座っておいしいマフィンを食べながら道行く人をのんびり見たり、と楽しい2時間を過ごしました。
カフェで隣に座った人が「中に紅茶のリフィルをもらいに行く間に席をとっておいてくれない?」というので「いいよ」と見張ってあげた(実際その間3人の人がそこに座ろうとしました)ら、それからしばらく会話をする流れになって、彼がそのカフェから徒歩5分のところに住んでいることや、週末はポートベローで人々を眺めたり、サウスバンクまで行ってただひたすらテムズ川沿いを歩いたりすることが好きだということを教えてくれました。そういう週末が私も一番好きだと思って非常に共感し、私もローマに住んでいることや仕事のことなどをお話していて、その流れで日本人であることを伝えると、「え!」とびっくりされ、しみじみと日本人とは思わなかったと言われたんですが、実は私はこれには慣れているんです。いつでもどこでもかわいくお洒落な日本人にどんなになりたくてもなれない私。170センチの身長や骨太な体格や九州の中でも異常に濃い顔は、どちらかというとものすごく東南アジアなのです。タイに住んでいたときは本当になじみまくっていて、実に快適でした。なのでそういう理由だろうとたかをくくっていたところ、今回の場合は違いました。聞いてみると、「オフェンスではないんだけど、わりと大またでテーブルまでガンガン歩いてきたよね?僕が知ってる日本人はみんな小さな歩幅で歩くからそれが日本人の特徴だと思っていた」と言われ、つまり歩幅で日本人ぽくないと思われたってことですよね?なんだか微妙な理由で悲しいです。私ってそんなに大またで歩いていたのか。と、悲しい顔をしたからかなんなのか、「でも姿勢がいい日本人は珍しいよ」とフォローしてもらったのでよしとしました。それにしてもどんな日本人のステレオタイプなんでしょうか。
そんなことはどうでもいいのですがそのあと彼の友達のお店などを紹介してもらって、いろいろ小さなアンティークのブローチやティーカップをお土産にもらったりして本当に貴重な楽しい時間をすごしました。せっかくお友達になれたのに、お互い名前も連絡先も聞かなかったけど、またポートベローのあのカフェに行けばいつでも会えるような気がするので大丈夫です。
ラクイラ地震
世界中のトップニュースになったのでご存知の方も多いと思いますが(たくさんの心配メールをいただきました、ありがとうございます、私と私の友人は無事です)、アブルッツォの地震被害の映像をテレビで見ていると苦しくなります。美しい町が一瞬であのような状態になるなんて、誰も信じたくないと思います。家族を失った方や家を失った方の痛みは想像できません。イタリア人にとって家に対する愛着は非常に強いものがあるので、心を失いそうになっている方も多いそうです。
現在とある専門家会議の仕事をしているパートナーのイタリア保健省のオフィサーがアブルッツォ出身で、今日ミーティングをしたときにお話を聞いて泣きそうになりました。寄付なども受け付けているそうですので参考にどうぞ:
イタリア赤十字
日本で地震に慣れているはずの私でも、生まれてこの方経験したことのない大きな揺れでした。真夜中でしたがたまたま起きていた私は立っていられず座り込んでいたのに、電車の急発車のような感覚を何度も味わいました。ローマであれだったので震源地近くの方は非常に怖かったことでしょう。なくなった方のご冥福をお祈りするのと同時に、職場のみんなで何かできることはないかという話し合いに参加してきます。
世界一有名な横断歩道に行ってきました
週末に日本人の友達のMちゃんとロンドンに行ってきました。一緒に行ったといってもフライトは別だったし、ロンドンでも別行動が多かったのですが、それでもやっぱり一人旅よりはずっとずっと楽しかった。そしてついに、ミーハーでクリーシェだとは思いつつもこの横断歩道に行ってきちゃいました。アビーロードのスタジオの塀にはビートルズを愛する人々のメッセージがたくさん。落書きは良くないとは思うけれど、じっくり読むと”Here comes the sun, George forever.”なんて書いてあったりして普通に胸がつまりました。
帰りに地下鉄の駅(St. John’s Wood)の横の小さなショップに死ぬほど並んでいたビートルズグッズを見過ごせず、恥ずかしながら、Abby Road NW8のストリート標識が小さなプレートになっているものを思わず買っちゃいました。私ひとりしかショップにいなかったし、グッズも別に安くはないし(私が買ったのは4パウンド)、これもまたクリーシェだなと思って「ここでこういうのを買う人って他にもいるの?」と聞いてみたら、「冗談でしょ?大丈夫、心配しないで、ここで100パウンド使う人だって少なくないから」と言ってくれたのでなんだか安心しました。オリジナルの写真と比べると、あまり変わってないので驚きですね。ただ、木があまりこんもりしていないのは季節のせいでしょうね。
釣った魚のお話
先週末にローマに戻ってきました。ローマにもやっと春が来たみたいで、もうそろそろコートがいらなくなることでしょう。気分もうきうきしますね。
ところで世の中には普通の一般の人なのにブログの一日の読者が1万人を超えるという人がいるという話を日本のテレビで知ってへぇ!と思いましたが私のこのサイトは今日チェックしたところ一日1200人と1年以上前にチェックしたときと何も変わらずといったところで、でもそれでも、一日に1200人の方が一瞬でも通り過ぎていってくださると思うと非常に恥ずかしい気持ちになります。が、ブログって、たとえばお店なんかでちょっと嬉しい対応をしてもらえたりしたときに、大したお礼ができなくても、ブログに書くことによってちょっとお礼になったりするのかなと思ったりするので便利ですよね。口コミという名前の媒体が分かりやすい形で存在するというかなんと言うか。
というのも、私先日非常に嬉しい対応をしていただきました。それはメガネのパリミキさん。私は普段はコンタクトレンズ(ハード)を使っていますが(小学5年生のときからずっとです)、10年ほど前にブドウ膜症というおそろしく痛い症状を患ってからは、1日8時間の装着を固く守っています。8時間って意外に短くて、たとえば夜のお食事会があるという予定の日には私はコンタクトは就業後にしかつけません。だって、お昼にうっかりコンタクトをいれてしまったら、夜の8時には外さなければいけないでしょう?それでこういったコントロールをちゃんとするために、その10年前にちゃんとした普段に使えるメガネを購入にいったのです。
