土曜日、夏が来た?と勘違いしそうなお天気だったので、車を飛ばしてオスティアの海へ散歩に行ってきました。早めに起きだして出かけたので海までのドライブは約20分程度でしたが、この日はやけに天気がよかったからなのか、お昼ちょっと前からローマからオスティアに続くVia del Mare(海の道)と名のついた自動車道が渋滞するほどにたくさんのローマのみなさんも海に出かけたみたいですね。ローマに住むことの利点は数えるほどしかないけれど、こうして30分弱ですぐに海に出れるのはそのうちの特大のものですね。そしてバケーションの季節である夏はローマが過疎してくれるので実は住んでる者にとってはとても良い雰囲気になるのも確かなのです。
海辺でジェラートを買って散歩したあとベンチに腰掛けて本を読もうとしたらあまりにも風が強すぎて+寒すぎて却下。やっぱりまだ夏じゃないということですね。そこで海辺の道沿いに出ている露店を冷やかして歩いたあと家に帰りました。ローマに入ってから家に帰る前に、翌日に友達のAを訪れる予定にしていたので、彼女へ何か買おうと思って寄ったモンテヴェルデのパスティッチェリア(ケーキ・焼き菓子屋さん)が私的に超がつくほどの大当たりで、本気で嬉しくなりました。まるで「ここはパリ?」と思うほどに丁寧につくられたお菓子達。イタリアのお料理やお菓子はどちらかというと味重視で見た目は軽んじられることが多いのでどちらも重視されたお菓子というのはものすごくレアなのです。しかもフレンチぽいのに、小さなカノッロ(シチリアのお菓子、ミニなのでカノッリーノと呼ばれたりします)もちゃんとあったりして、「コギレイなフランス風イタリアお菓子」という感じになっていて、ちょっとした手土産にもすっごく良い感じ。行きつけにしちゃおう。
実は日常的な不満がたくさんある街だけれど、時々こうしたちょっとした幸せをもらえるのでこれからはローマの文句を言うのもほどほどにしようと思います。
ウェストエンドミュージカル:Priscilla: Queen of the Desert
ロンドンでまたミュージカルに行ったというお話をちらっと書きましたが、私が早起きしてマーケットに行っている間に友達のMちゃんがチケットを取っておいてくれたのでした。「何のミュージカルでもいいよ!」と言っておいたのですが、前日にMちゃんがオペラ座の怪人とかいいねーという話をしていたので、そういうミュージカルかと思っていたらびっくり。この有名なドラッグクイーンのミュージカルでした!タイトルはPriscilla: Queen of the Desert。
自分ひとりだったら絶対思いつかないものなので私はすっごく楽しんでしまいました。友達と旅行に行くとこういうのが一番嬉しいですよね。思いつきの掛け算というか、思いがけない楽しみというか。ミュージカルはPalace Theatreというところであったのですが、なんだか古くて素敵な劇場でした。最初っから最後まで強烈にダークでブラックなジョークに大笑いしながらすっかり楽しみました。宙吊りになって演技したりダンスしたりするのもすごく良かった。
ロンドンで手に入れたもの
また買い物のお話でお恥ずかしい限りですが、出会ってしまったものは仕方がありません。まずはロンドンに来るとかならず入ってしまうFrench Soleですが、いつも旅行用のステキスリッパを思わず買ってしまうくせに、今回はこのパテントレザーのヴィヴィッドレッドに釘付けになってふらふらと購入しました。靴好きのみなさま、是非オフィシャルサイトでいろいろなスタイルをクリックしてみてくださいね。買いたくなります。確実に。本気で全部欲しいなーと思ってしまう靴屋さんです。私ヒールのある靴も好きですがこういうのも好きです。
そしてやっぱりロンドンに来たからには前回もここでお気に入りのバッグを安くみつけたし、と思ってAnya Hindmarchに入ってみると、今年の夏コレクションのストローバッグが勢揃い。というわけで、その中でもすでに上で購入した赤いポイントのはいったものをお揃いで買っちゃおう!という気分になって購入してしまいました。安くなってましたよー。本当はシルバーとストローのストライプのトートと悩んだのですが、シルバーがあまりにも激しいシルバーだったのでやめました。といってもこの赤も結構激しいんですけどね。でも使ったその日のうちに見知らぬ人に褒められたのでいい気分です。
そして、ロンドンといえばOrmonde Jayneの香水。実は、かなり昔から、伝統的なロンドンのアーケードの一角の店舗のパフュームブティックに入っていろいろと香りを試して自分にぴったりのを見つけてもらえるのがあこがれでした。今回は強い期待を持ってOrmonde Jayneに向かったので他のお客さんを寄せ付けず、一人しかいない店員さんと一対一で20分ほど一緒に選んでもらいました。これから夏なので、甘いけれどスッキリさわやか、という香りを最終的に選んでもらって以来毎日つけています。シャワーのあとに、お風呂のあとに、あびるようにつけてよいそうですよ。しかもお値段も日本で考えてたよりはずっと安くて感激。日本には何でもあるけれど、ロンドン発のものをロンドンで買うのはやっぱり嬉しいですね。
そしてロンドンとは全く関係ないけれど、ふらふらと入ったMarimekkoのお店で、mari’s new bagsのコレクションをディスプレイしていて、その中にやけに派手でかつ機能的そうなお財布があったので見せてもらっていると、どう考えてもチェックブック用のスペースなんですが、私にとって最適の「2種類以上の通貨を入れておける」財布であることが判明しました。おりしもロンドンでなるべくユーロとパウンドを混ぜないようにと必死になっているところだったのであっさり購入。他のコレクションのバッグのインナーにつかわれているデザインが表面に出ていて素敵でした。ヴァイオレットもあったけれど、やっぱりグリーンがいいかなと思って夏らしくグリーンにしました。
実は他にもいろいろ買ったんですけど、主なものを並べてみました。こうして並べるとショッピングがいかに楽しかったかを思い出せるので、またロンドンに行きたくなります。
ダブリンに行ってきました
ロンドン旅行の記録も完結していないのに、イースター休暇が来てしまったので勢いでダブリンに行ってきました。4月10日(金曜日)と4月13日(月曜日)が休みになる長い週末です。
コトの始まりは先週の水曜日にリトアニア人の友達のDが私のオフィスにやってきて、「イースター休暇は私は家族のいるダブリンに行くことにしてるんだけど、もし予定がないなら一緒に来ない?」と誘ってくれたこと。2006年に行って感動したサルデニアに行こうかとか、友達のいるサンマリーノに遊びに行こうかとか、いろいろとプランだけはあったものの、はっきりと決めないまま水曜日になってしまっていたので、その場でRyanairをチェックしてみると直行便がまだ空いていたのでそのままチケットを購入+チェックインまで済ませてしまいました。Ryanairを使ったことのある方はご存知だと思いますが、空港のチェックインさえお金がかかるんですよね。もうすぐ機内のトイレさえ有料になるとかならないとか。
そして出発当日、Dを自宅前でピックアップしてそれからCiampino空港の近くの駐車場に車をとめて駐車場の送迎バスで空港へ。アイルランドはシェンゲン国ではないのでパスポートコントロールを通過してカプチーノとコルネットで朝ごはんを済ませたあと搭乗ゲートへ向かいました。飛行機の中でDとノンストップおしゃべりすること2時間、私たちは太陽の光いっぱいのダブリンに到着しました。こんなに晴れているダブリンはものすごく珍しいそうです。
その日はDの家族の住むエリアの近くの大きな公園(野生の鹿までいました)に犬のプーパを連れて行って遊んだり、シティーセンターのギネスビールの工場を見たり、ダブリンのシーポートまで行ってのんびりしたり。翌日は2時間半ドライブして英国領の北アイルランドまで行って世界遺産のGiant’s Causewayを訪れ、帰ってきてからはイースターのための卵をせっせと色づけ。翌日は家族全員とダブリンに住むたくさんのリトアニア人のお友達がやってきてリトアニア風のイースターブランチとなって大賑わいでした。夕方からみんなでお洒落してシティーセンターに出向いてパブをはしごしたりアイリッシュダンスを見たり(見ただけではなくて普通にみんなで踊ってましたけどね)。そういう感じで週末はあっという間に過ぎていき、月曜日の昨日、私はひとりローマに帰ってきたというわけです。
一番上の写真はダブリンの高級住宅地から望む大西洋。この季節特有の黄色い花がたくさん咲いていてとてもきれいでした。左の写真は前に見たダブリンを舞台にした映画、”Once”のサイトをスクリーンキャプチャしてきました。ね、同じところでしょう?季節も似ていたし空の感じも似ていて感動しました。それにしても北アイルランドの世界遺産はきっと主人のAさんが好むタイプのものだったので、また今度は夫婦で行きたいなと思いました。楽しかった。
Tate Britain & Tate Modern
ロンドン旅行の続きですが、土曜日はその後単独行動をやめて、フォートナム&メイソンでMちゃんと待ち合わせしてアフタヌーンティーを楽しんだり、ミュージカルに出かけたり、そのあとホテルのバーで飲んだりして夜遅くまで遊んだりできて、すごく楽しかった。翌日9時にホテルをチェックアウトしてからは私のお気に入りになったセントジェームス公園でふたりでゆっくりブリティッシュな朝食をとったあと、コヴェントガーデンのマーケットをひやかして、そのあとナショナルギャラリーに行きたいというMちゃんと「またローマでね!」とお別れしたあと私はTate Britainに向かいました。
ロンドンのわりと南にあるせいか、あたりにあまり人が歩いていなくて、最寄り駅のピムリコを出た時はちょっとだけ不安になりましたが、すぐに標識が出てTate Britainをずっと指してくれていたので、やっぱりロンドンはローマとちがってこういうところがキチンとしているなぁと変なところで感心したりしました。そして着いてみると、ひろびろとしたロビーにあたりまえのように無料の入場料。番号順にひとつひとつ絵画を何気なく見ていたのですが、1時間ほどあとに、まさに「息をのむ」という表現がぴったりなTurnerの展示室に到着しました。贅沢に、でも単調にTurnerのたくさんの絵がひたすら展示してあって、私が行ったときはたまたま、Mark Rothkoの絵を並べて「世紀を超えて同じ感覚を共有したふたり」というテーマで展示してあり、もともとMark Rothkoが好きで大きな額縁入りのRothkoを家に飾っている私としては本当に心を痛いほど刺激されました。このTate BritainのTurner展示室はロンドンの宝ですね。
2時間ほど見回ったあとこの後どうしようかと考えていると、Tate to Tateというテムズ川を行き来するボートがあることに気づきました。時計を見ると次のボートまで10分。お天気もいいし、テムズ川をボートに乗るのもいいかも、と思ってそのボート乗り場まで行くと、なんともし地下鉄の1日券を持っていたらチケットが3パウンドちょっとになるということで、ちょっぴりお得でした。そのまますんなり乗ってゆっくりテムズ川を北上してビッグベンやロンドンアイを間近に見ながらTate Modernまで行くことができて、地下鉄を乗り換えて行くよりずっと楽で景色も良かった。
写真はTate Modernの7階にあるロンドンを一望できる素敵なレストランでいただいたフィッシュパイとハーブサラダにアップル&ハニーのアイスティーです。私みたいに一人で来ているお客さんも少なくなく、人は多かったけれど、とても居心地の良いレストランでした。エキシビジョンをまわったあと、ポートベローで教えてもらったように、サウスバンクをアイスクリームを食べながら川沿いにゆっくり歩いたりできて本当に良かった。そのあとTate Modernの真正面のミレニアムブリッジ(歩行専用)を渡って、セントポールからロンドンお決まりのダブルデッカーに乗って帰ったのでした。
